ホワイトデーパーティを開こう(エリナ編)
今日は3月14日、そうホワイトデーの日です。
私はお母さんと一緒に友達が家に来るので、
ガトーショコラを作っています。
チョコレートを細かく刻んでボウルをバターを入れ、
泡立て器でなめらかに混ぜて生クリームと卵を入れて混ぜ、
そして薄力粉やココアを入れます。
んー、凄い面倒だけど友達の為です。
一人なら絶対に作れませんね。
トースターに入れたガトーショコラの様子を眺めていると、
お母さんに声を掛けられました。
『エリナー。出来るのに10分以上掛かるから、
その間に紅茶を一緒に飲みましょう』
私は振り返って即答した。
『飲むー!』
リビングにあるテーブルの席に座り、
お母さんがフルーツガーデンの紅茶を入れてくれました。
『うん、美味しい!』
やっぱりフルーツガーデンは別格だわ。
色々なドライフルーツの甘酸っぱさがあり、尚且つ爽やかな味が好きです。
お湯を注いだ瞬間にキレイな赤い色になるのもいいよね。
『ふふっ、エリナは本当にこの紅茶が好きなのね。
無くなったらまた買い置きをしとくわ』
『うん、お願い!』
お母さんとハーブティーを嗜み、
いつの間にかガトーショコラが出来ていたから早速テーブルに置いた。
『おー! 美味そう・・・』
『ええ、上手くいって良かったわ』
円方の形がとても綺麗に仕上がっているしこれは成功だわ!
最後の仕上げにパウダーシュガーを振りかけて完成しました。
『出来た!』
『後は友達が来るのを待つだけね』
『早く来ないかなー・・・』
そう思っていた矢先の事です。
ドアから軽くノックされた音が聞こえました。
『おっ、来た来たー』
椅子からすぐに立ち上がって玄関の方に向かい、
ドアを開けたら目の前にスフィア達がいた。
『やあ、エリナ』
『『こんにちはー』』
『みんなー、よく来てくれたわ。スフィアもありがとー!』
エリナが抱きつこうとしたので、ついかわしてしまった。
『えー』
めっちゃ悲しそうな目で訴えられたから、仕方がなく抱き寄せた。
『やったー、スフィアはチョロイね』
『心の中の声が漏れてるぞ、おい』
皆を家に上がらせてリビングに案内し、
テーブルの上にそれぞれが作って持って来てくれたお菓子やジュースを置き、
皆で賑わいました。
『おっ! このガトーショコラ美味しいな!』
『あら、本当に美味しいわ』
『うまー!』
『ふふっ、気に入って貰えて良かったわー』
『いっぱいあるから遠慮しないで食べてよね!』
ホワイトデーパーティはとても盛り上がり、
年に一度のパーティを思う存分楽しみました。