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魔法使いはスローライフが好きなんです  作者: 葉月 いつか
本編
13/17

番外編 皆で海に行きましょう

番外編を投稿しました!よろしくおねがいします!

今夜は明日の為に色んな仕度して準備をしています。


『お財布よーし。水着よーし。うん、完璧だわ』


実は明日はアインとネイ、そしてスフィアの四人で海に行く日なんです!

ふふーん、楽しみだわー。

今日は早めに寝て明日に備えた方が良さそうね。

ベッドの中に入ってゆっくりと寝る事にしました。


『おやすみー』



翌日になって荷物と念のために武器を持って集合場所に向かいました。

武器を持って行くのは偶にモンスターが現れますからね。


集合場所に向かっている途中で心配事をして考えていました。

スフィアはちゃんと起きているかな?と。

朝起きるのが苦手だからそれが唯一心配です。

なので集合場所はいつもスフィアの家にしているんですよ。


大丈夫かなー?


スフィアの家の前に到着してドアをノックしようとすると、

アインとネイが家から出て来てびっくりしました。


『わっ!?』


私の驚いた声で友達もびっくりさせてしまいました。


『わっ!エリナ!』

『目の前にいたから驚いてしまったわ』


そんな会話をしていると、私はある事に気が付きました。


そうです、スフィアは?まさか・・・。

アインから話を聞くと、スフィアはベッドの上で寝ていたみたいです。

んー、やっぱりね。


それでアインとネイが一度家から出て来たみたい。


それから数分ほど待っていると、スフィアが慌てて家から出て来ました。

申し訳無さそうにしながら謝っていましたが、

いつもの事なので許してあげました。


『じゃあ、海に行きましょう!』

『『『しゅっぱーーーつ!!!』』』


私達は海に行くために馬車に乗って向かい、

御者に方に銀貨を払って出発しました。

荷台には私の隣にスフィアが座り、

向かえにアインとネイ座っています。


ス、スフィアと距離が近いわ!

けど、荷台は狭いから仕方がありませんよね。

だからスフィアに身を任せるように寄り添っていると、

『暑いから少し離れてくれ』と言われました。ひどい!


それでも四人でいると会話が弾み、時間があっという間に過ぎて海に到着しました。


『海だー!!!』


海に着いたら心地良い並みの音、泳いでいる人!

浜辺の砂で城を作っている人!ビーチパラソルで休んでいる人!

この光景を見たら早く海に入りたくて仕方がありません!!


私達は早速着替えが出来る建物に入り、個室の中で水着に着替えました。

ふふー、今日はスフィアに可愛いって言って貰う為に、

とびっきりの水着を買ったんだからね!


私は黒いフレアトップを着て個室から出ると、

アインとネイは既に着替えていて待機をしていました。

二人は色違いのワンピースの水着でしたが、よく見るとお揃いを着ていました。


相変わらず仲が良い姉妹ですね。

ちなみにアインがピンク色のワンピースでネイが黄色のワンピースです。

スフィアが着替え終わるまでは三人で水着を褒め合いました。


『着替え終わったよー』


スフィアが個室から出て来た水着姿を見たら、いつもの青色のビキニでした。

相変わらずセクシー系でかっこいいわ!


おっと、そういえばスフィアに水着の感想を言って貰わないと!

スフィアに駆け寄って私は『どう?スフィア。この水着・・・可愛いかな?』


スフィアは上下に水着を見て感想を言ってくれました。


『エロイな』

『エロイ!?それ褒めてる!?』


隣で見ていたアイン達は笑っていました。


まぁ・・・気を取り直しましょう。

私達は海で遊んで楽しい時間を過ごしました。


『それー!』

『きゃ!冷たい!』


姉妹は水の掛け合いをして大はしゃぎをしていました。

ふふっ、またまだ子供だね。

私とスフィアは大人だから優雅に海で遊ぶわよー。

と思っていると、後ろからスフィアが突進をして抱きついて来ました。


『エリナ!くらえ!』

『きゃあああああ!?』


その勢いで海の中に倒れこみ、大きな水しぶきが上がりました。

皆で海で泳いだり、遊んだりして楽しいひと時を過ごしていました。

しかし、ある事件が起きてしまいました。


女性の叫び声が響き渡ると、気が付いた周りの人達も騒いでいました。


『アリゲーターが現れたぞー!!!』

『みんな逃げろー!!!』

『早く海から上がれー!!!』


楽しいひと時を壊すモンスターが現れてしまいました。

私達は顔を見合わせて武器を取りに行きました。


『スフィア!アイン!ネイ!行くわよ!』

『りょーかい!』

『ああ、これは一大事だな。急ぐぞ!』

『そうね。行きましょう』


建物の中から武器を手に取り、

海辺に戻ってくるとアリゲーターが三体もいました。


不幸中の幸いにも、

モンスターに襲われて怪我をしている人がいなかったから一安心しました。

私達がアリゲーターと戦おうとすると、

後ろから心配してくれる声がありましたが形振り構わずに向かいました。


大丈夫ですよ。私達、こう見えても強いからね。

戦闘態勢に入ると三体のアリゲーターはこちらを睨み、

口を大きく開けながら跳んだ来ました。


このモンスターが攻撃を仕掛ける時は4本の足を使い、

頭を狙って跳んでくるのが習性なんです。


戦い慣れをしていない人には怖いかもしれませんが、

攻撃が単調なので読みやすいのよね。

何も動揺せずに火の魔法を放ってあげました。


一体のモンスターを丸焦げにして余裕で倒し、

スフィアの方を見たら槍でアリゲーターの首を吹っ飛ばしていました。

血しぶきが飛んでとてもグロかったです。


スフィアは偶にモンスターをとてもなくグロい倒し方をする時があるから恐ろしい子です。


一方その頃、アイン達はアリゲーターの攻撃を交わし、

相手が着地した所を狙って双剣で尻尾を切り落とし、

ネイがとどめで双剣を頭に刺して倒していました。


んー・・・スフィアと余り変わらないかな?


こうして事件は一件落着し、

私達は英雄かと思わせるくらいの大歓声が響き渡りました。

少しだけ恥ずかしかったのですが偶にはこういうのもいいわね。


帰り際にはもう一度海に入って遊び、

シャワー室で身体を洗い流して私服に着替えました。


『さて、帰るか』

『ええ、そうね』

『ちょっと疲れたけど楽しかったねー』


少しだけトラブルがありましたが今日は楽しかったですね。

帰りの馬車の荷台では、四人ともぐっすりと寝ていました。

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