ep.13 間話
お待たせしました。
先週投稿できなくてすみませんでした。
理由(言い訳)としては、ノートパソコンが充電できなくなってしまい使えませんでした。(今はもう直っています)
今回は間話で、すごく短いお話です。(すいません)
次回辺りから次の章になるかなと思います。
(前回の最後に言ったものは本編で。)
ある日の午前中。
程よい日の光が部屋の照明代わりになっているリビングで、修二はソファに座りながら読書をしていた。
雑誌を見ながら勉強中のようだ。
雑誌というと普通なら勉強というよりは遊んでいるように聞こえるが、修二が呼んでいるのは普通の雑誌ではないから問題ない。
その雑誌を真剣な顔で読みながら時々ブツブツとつぶやいている姿は奇妙だが、本人は気付いていない。
そんな修二を興味深そうに見ていたクーシィが修二の隣に座る。
今は人型である。
「…ん?どうした?」
クーシィが隣に来たのに気が付いた修二が問う。
特に深い意味がある会話ではなかった―――
「…にゃに、…なにしてるの?」
―――この時までは。
クーシィは噛んだことで照れて、少し頬が赤くなっていた。
しかしそれを聞いた修二は気付いた。
「“な”の発音がしずらいのか?」
そう、クーシィは人化してすぐの時にも一度噛んでいたのだ。
「…そんなこと、ない」
今度はしっかりと言えていたが、“な”の前で一呼吸おいていたからだろう。
やはり、と思った修二に悪戯心が芽生える。
一度キッチンに行き、すぐに戻ってくる。
「なら、“ピザ”って10回言って」
戻って来るや否や、クーシィに良く知るあの遊びを促す。
クーシィは頭に?を浮かべてよく分かっていなかったが、とりあえず言ってみた。
「…ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ」
「じゃあこれは?」
クーシィが言い終わるのを見計らって、修二がクーシィの前にあるものを出す。
それは先程修二がキッチンから持ってきたものだ。
皮が黄色で、細長く、反り返っている果物。
そうこれは……
「…ばにゃにゃ………っ、///」
バナナである。
噛みまくったクーシィはさっきより顔を赤くしている。
そしてこの状態を作った張本人である修二は、
「ふっふっふ、油断したな」
バックに“計画通り”と書いてありそうな顔で怪しく笑っていた。
修二の抗議の目を向けるクーシィ。
さすがにスルーできなかったのか、修二はごめん、ごめんと謝る。
「やっぱり“な”が言いづらいのか。
他に言いづらい発音はないのか?」
「…わかんない。
試してないから」
顔と気持ちを切り替えて話始める二人。
他に言いづらい言葉を探したが、クーシィはそれほだ長く、多く話しているわけではないので分からない。
「まぁそのままでいいと思うけどな」
「…ダメ。
頑張ってにゃお…なおす」
修二はそのままでもいいと言ったが、クーシィはやはり良くないようで何とかして噛まないようにするようだ。
完全に治っちゃうのはちょっと残念な気がする、なんて思いながらクーシィの頭を撫でている修二。
勿論口にはしない。
一方で、撫でられているクーシィは表情を少し嬉しそうに緩ませながらも、瞳の奥に小さなやる気の炎を燃やしていた。
ついに今週から学校が始まってしまいました。(泣)
1週間に1つは投稿できるように頑張ります。




