大きな木と桜君
あるところに、桜の木がたくさん並んでいる道がありました。そこに一本、おおきなきがありました。
しかし、その木だけ桜の木ではありませんでした。
木の名前は、ケヤキという名前です。
その木はまだ小さいときに、切られそうになったことがありました。
でも、桜君という六歳の男の子が助けてくれました。その木は、桜君と同じくらいの高さでした。
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それはある日のこと。
おじいさんが、ケヤキの木のまわりに入れないようにしてしまいました。
それを見た桜君が、
「なんではいれないようにするの。」
と聞きました。するとおじいさんが、
「明日この木を切るんだよ。」
と言いました。それを聞いた桜君が、
「絶対に切らないで。」
そう言いました。すると、おじいさんが、
「でもここに桜の木を植えなきゃいけないんだ。」
そう言って立ち去ってしまいました。
次の日、行ってみるとすでにケヤキの木を切る準備をしていました。桜君が大泣きしてしまいました。
するときのうのおじいさんが、
「どうしたんだい。」
と聞きました。桜君が、
「だってこの木僕と背比べをしているんだもん。」
と泣きながら言いました。おじいさんは、その言葉に感動して木を切るのをやめてくれました。
「それでどっちが勝っているんだい。」
「ぼくだよ。」
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あれから十年たちました。いまでもさくらくんはきと背比べをしています。
でももう木にはかないません。
その木は今、桜君の木とよばれています。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
初投稿となりました、が…
これは私の妹の作品です。
(許可はとっています。)
まだ妹が小学生のときに書いたらしく、
それは凄いということでこういう形での投稿となりました。
次回は自分の作品をと思っています。
ありがとうございました。