表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/7

その5

「ねえ 瞬 私ねプロポーズされちゃったよ 返事はまだ してないけどさあ ねえ どうしたらいいと思う?」


<カオリンが決めなくっちゃ とても大切なことだから カオリンは どうしたいの?>


「結婚っていう言葉が すごく重いの 今まで あまり身近なものじゃなかったから だから 迷ってるんだ 私 あの人を 本当に愛してるのかなって」

黙ったまま 聞いてくれる瞬


「それとね あの人が 私を必要だと ずっと一緒に居たいって 言ってくれたこと 嬉しかったけど 本当なのかなあって 自信ないの」


<人から自分のこと 必要だよって言われて ましてや好きな人からなら 嬉しかったでしょ そんな言葉をかけてもらえることって 一生のうちで 何回もないんじゃないかな 勇気を出して前に進んでみたらどうかな>


そう 瞬は判ってる 私がどうしたいのか



数日後 プロポーズを お受けした


自分を必要としてくれる人の胸に飛び込もうと決めた



半年後の結婚に向かって 準備が進んでいく

時々 他人事のように感じてしまったりもする



旧友から連絡が来た


「美樹 久しぶり ところでさあ 美樹と付き合ってた高木瞬さん 入院してるって 知ってる?重い病気らしいよ」


私 本名は美樹


高木瞬

私の初恋の人


中学の同級生


社会人になったころ 偶然 再会して お付き合いが始まった


一年くらい半同棲したけど 少しずつお互いの気持ちが離れていった


「俺のこと 必要な存在だと思ってないんだろ 俺だって お前がいなくても 平気だ」

大きな喧嘩をした


そして別れた




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ