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第七章

 前回次で完結する予定でしたが、変更です。読んでくれている人がいるかはわかりませんが、申し訳ございません。

 もともとこの作品は某文学賞に応募して、相手にされなかったものです。

 それでもここで場を借りて掲載し、何人かは小説の入り口付近まできているようです。最後まで読んでくれる人がいることを願って、次回最終話を掲載します。

 ついでにあらすじを今になって掲載しておきます。

(あらすじ)

「僕」は病室に眠る彼の前で、苦悩を滲ませ語りかけている。

「オレ」は常に夢の中で眠っている。

「あたし」は眠っている「あなた」を呼び寄せようと、いろいろな手口を用いて誘惑する。

「僕」は幼馴染の「美奈」と再会し、その後「美奈」は心療内科にかかっていて、世間的にはほとんど人と交流がなく、「僕」も人間関係に悩み、世間的には孤立している。そんな「僕」に昔知り会った「ミサワ」が現れる。図書館にいた僕に「ミサワ」はリアルタワーという建物の話をし、その建物には人生があると語り、「僕」にそこへ行けとけしかける。「ミサワ」の話は怪しげな宗教みたいで胡散臭い思いを抱き、「僕」はリアルタワーのことを気にもとめてもいなかった。

「僕」は「美奈」の精神のバランスを量りかねながらも、恋人として隣に住む彼女のもとで、ほとんど過ごしている。職場でストレスを抱え込みながら、彼女と抱き合い寂しさを紛らわせていたが、次第に彼女の言動のおかしさに恐れを抱き始めていた。やがて世間でのストレスと「美奈」への恐れに耐えられなくなって、「僕」は「美奈」に別れを告げる。そして、そのときに以前の光景を思い出し、「僕」が「オレ」の病室を尋ねていたことが氷解していき、「あたし」が語りかけていた「あなた」がリアルタワーに戻ることを察する。

「ミサワ」がリアルタワーに行くことを「僕」に促し、「僕」は戸惑いながら「美奈」に見送られ、「オレ」はリアルタワーに向かうのだった。


 

第七章

 君に伝える僕の言葉は届いているだろうか。

 君に僕の心は届いているだろうか。

 ……僕は確かめる術を知らない。

 君が僕をどう想っているかは知らない。寒し季節に佇む僕は君と違って冷めてしまっている。絶望という言葉だけでは言い表せられないこの胸の 痛みを本当は君と分かち合いたい。

 僕は時の流れに身を任せたいるはず。その流れは汚れていて、冷たかった。川を遡る魚のような生命力がまだ僕に残っているのなら、僕は川の流れに逆らうに違いない。もがき苦しむに違いない。今の僕は岩陰で疲れた小さな魚に違いない。

 今の君の幸せを想うほど今の僕は心は広くはない。このもどかしい気分を伝える術を僕は知らない。もし君が辛いことにあっているのなら、僕の心は急に熱を発し、君の幸せを願うだろう。でも、僕は君を暖めるものを持ち合わせていない。そんなちっぽけ男になってしまった。

 伝わりきれないこの気持ちを誰かと分かち合いたいんだ。でも、僕はその術を知らない。

 君といつか語り合った夢の内容を僕は忘れてしまった。

 さびしすぎるね。 

 君がもし冷たい気流に乗ってどこか冷たい世界に行こうものなら、僕は行くまま追いかけないだろう。

 僕に対して積重ねられた言葉は重い。日常生活の行為は何らかの現象として僕の前に現れている。すべてそれを持ち込めないし、僕はもう限界だ。それらを消化する術があるとしたら、重いものを切り捨てることだと、……君から離れることだと。

そうすることで圧し掛かる新たな現象に僕は耐えるだけの力を持っているだろうか。僕は君の言葉が聞きたい。僕がこれまで流した涙の重さはどれくらいになるだろうか。涙を流した分だけ、僕に対して重ねられた言葉が消えていくというのなら、そうであって欲しい。

 君は強いね。たぶん君は強さをもっているんだ。

 どうか君がつらい目に合っているのなら大声で叫んでくれ。誰かに君の言葉を伝えてくれ、僕はもう……それだけだ。




 その頃の僕の瞳は暗く淀んでいた。そのまま大人になり淀みが眼球の粘膜となってしまっていた。この星では僕が僕である必要性はなく、もっと強調すれば必要性を認めず、社会で生きていくためには別人格をひとつ作らなければならない。

 僕はため息をつきながら、小雨が降りそうな帰路を歩く。家と職場との行き来は単調で、ストレスだけが溜まっていく。下を向いて歩く僕の姿は情けない。工事現場の入り口に鉄板がひかれていて、アスファルトと鉄板の境目につまづき、よろけながら立ち止まった。

 小雨が振り出した。冷たく幼げな粒子が鉄板に落ちていく。やがて斑点となって描出され、そのまだら模様は細部をつめるように姿を輝かせて、その重さと厚みを増し、薄く拡がる深い水鏡になった。足元から投影される自分の姿に見とれながら、踵から沈んでいくような錯覚を覚え、怖くなって走り出した。鞄を投げ捨て、僕は当たりかまわず叫び、雨の音でかき消されていく声も、これまで行った僕の行為も、態度も、言葉も、何もかもがカオスとなって暗い虚無の彼方へ引きずり込まれそうな感覚に救いを求めて、美奈の部屋へ向かった。

勢い余ってドアを激しくたたんだ僕はずぶ濡れになりながら、その玄関にへたりこんだ。荒い息を抑えようとするが、身体が震えていて、思うようにならない。

 そして、僕の視界には黒猫が尻尾を立てながら威嚇し、僕を睨みつけている。僕は恐怖という押さえ込んでいた感情を、隠しきれない。

 一瞬黒猫を美奈だと感じたが、強引にその思考をリアルに戻す。美奈は猫なんてどこから拾ってきたのか、しかもそれはこないだ美奈が語った剥製にしたいと語った黒猫だ。

「おかえり!」

 奥から美奈が元気よく声をかけて出てきた。

「あらら、猫ちゃん、ダメよ」

 美奈は黒猫を静かに抱き取り、腰に抱え込んで、僕に言う。

「どうしたの?すごい顔をしているわ」

「……あぁ」

 僕は何も答えられない。

「ひどく怯えているわね。中に入って落ち着きなよ」

 黒猫を片手に抱え、美奈は僕の片腕を引っ張り、その力に僕は引きずられながら部屋に入る。

「かわいいでしょ。この猫、公園で拾ったのよ。苦しんでいる神様がきっとあたしに与えてくれたんだわ。愛を感じるの。久しぶりに気分がいいの。愛ってすばらしいわね。やはり神様は救ってくれるんだわ」

 愛を語る美奈はいつになく滑らかな口調で、僕にはどこか宙に舞っているような感じがした。

「それどうするんだ?」

 息がようやく収まってきたが、疑念を口に出さずにはいられなかった。

「こないだ言っていたでしょう。あなたに手伝ってもろおうと思って、準備して待っていたの」

 屈託ない笑顔に鳥肌が立つ。その美奈の背後には新聞紙が床一面に敷かれている。その中央に台所から持ってきた白いまな板が置かれ、包丁が無造作に転がっていた。発想が飛んでいる。飛び過ぎている。ましてや自分で剥製を作る発想など、僕には到底ついていけない。

心療内科の医師との会話など、美奈にとって不毛な質疑応答だったのだ。なんら解決策を提示されないまま、薬だけ渡され、それがまず心を落ち着かせるための良かれと思って出された処方箋でも、美奈の思考は麻痺していくだけで、このまま鋭利な狂気を孕んだ濁流に支配されて行くのだ。

僕には止められない。美奈を忌み嫌うものなどない。ただ僕が潰れてしまうと、ゆっくりと声を出した。

「聞いてくれ、オレさ、美奈と別れる。オレの方も仕事やらでいっぱいいっぱいだし、美奈もどんどん変わっていく。あんまりいい方向ではない方へ。もうオレはついていけないんだ」

 沈黙が流れたが、僕は口に出して、幾分安堵していた。

「そう、ついにふられちゃったのか、あたし」 

波うちが広がりゆくような美奈のかすれた口元は繰言も述べずに、僕を部屋の外へ促すように感じられた。

「ごめん。もう美奈を支えられない。でも、オレは本当に好きだったんだ。美奈のこと。

過去形でいうのはつらいけど、本当につらいけど」

 ためらいと、そして、ふんぎりと、そんなものを含んだ僕は部屋を出ようとしながら、何かを思い出していた。交した会話は前にどこかで交わした会話で、こうした態度は前にどこかで示した態度そのもので、前に経験している。

僕はそれに愕然としている。僕は前に同じように美奈と会話しているのだ。そして、たぶん美奈が最後に僕の背中にかける口にする言葉は……、

「あたし、ほんとは死んでいるのよね、たぶん……」 

 そうだ。まったく同じセリフ。そして、僕はこうやって振り返って、静かに答えたんだ。

「生きているさ」

 その言葉に確かさはなかった。そのとき、散り行き積もる寂しさを受け止め切れず、僕は踵を返して、美奈の部屋から出て行ったんだ。




 公園口の改札を抜ける。そのまま、前方の横断歩道で止まり、信号が青になるのを確認し、僕はゆっくりと道路を横切って公園内に入っていく。湿りのある空気を僕は背負って、ミサワと歩いていく。広い公園には人々がたくさんいるが、僕には彼らの息遣いがはっきり感じられる。

国立西洋美術舘だろうか。気がつくと僕は建物中にいた。以前は入館したときの様子とはまったく違っていた。深い瞑想に入るような通路に立ち、緊張している。その奥行きがどのくらいなのかも見当もつかない。

 ミサワが隣に立って言う。

「妄想が作品を創ることによって昇華されていく。リアルタワーとはここに描かれた人物画の群れのようなところだ」

 広大な通路の両方に人物画がかけられ、しばらく絵を眺めながら、ミサワとフロアーを歩いた。描かれている人々は一人として同じ人はいない。 服装もまちまちで、国籍も人種も文化も違う。

 僕は社会の人々が一種の幻想を抱き生活していて、その上に成り立っていることに気づいていた。世間的な道徳を遵守する人々や、享楽的な眼差しを社会に向けている人々、金銭的なものを求めて生きる人々、そんなものでは人は救われないのだろうけれども、そうしないと生きてはいけないという現実があるのだ。

「生きようとすれば行き詰る。生きようとすれば息苦しくてしょうがない。生きようとするとすかされる。何度となくすかされ、繰り返され、その前に人間なんて耐えているだけ。震えているだけ。それは怯えではなくて、やり場がなくて、苦しくても抜けられなくて、エネルギーの行き場がなくて震えているだけ」

 ミサワの声は通路を響いて、奥へ吸い込まれていく。

 人は生活上の苦悩を抱えながらそれでも生きていく。それに耐えられず、自ら次々と死んでいく人々は脱落者の烙印を押される。彼らを踏み台にしていく人々もいる。一体この世界に散りばめられた細部に何が宿りたもう……とも思うが、共倒れするわけにはいかないという意志も働いてもいるのだろう。

 歴史を伝えるパネル、世界各地の民族衣装、何に使用するのかわからない大小の道具類、考え込んでいてミサワに促されるまま、僕は博物館に来ていたようだ。

 歴史が詰まっている空間がどこかそらぞらしく思えるのはなぜだろう。かつて戦争があったなど現在の日本にいる僕には伝説化したものだ。小学校、中学校でさんざん聞かされた話でも、大人になるとほぼ風化してしまっている。

 ミサワはそんな僕の想いを汲み取ってか、呟く。

「社会なんてところは、忘れられた、忘れられていく歴史を土台として成り立っていて、それでも巧みに配分された表現しようのない意志が貫かれていて、それを語りえたのはどこかの王国の王子であったり、馬小屋で生まれたものであったり、わずかだが、かつて伝えた奴もいたのも確かだが。しかし、それすらも今ではリアリティーを失っている。つまりその意味するところはたぶん……その時代、その瞬間に感じなければいけないことがあるということなんだ」

 僕らは大きなひとつのフロアーに入ってきた。巨大なモニュメントが中央にある。近寄っていき、眺めた。そのモニュメントは古代の遺跡だろうかと、僕は観察する。いつか歴史の授業中に、教科書の写真に載っていた石の塔を連想させた。

 ミサワは続けていた。

「人々は経験を歴史として語ろうとするが後世の人々は実感としてはもう感じられないものさ。やがて歪曲されたり、忘れられていく。そうやって痕跡を巧みに消す力を行使しているものがいるのさ、いるとはいわないかな、在るといったほうがいいのか、そんなものが世界を造り、計り知れない広がりがりのレベルから世界は建造された。ちっぽけな人間なんかにはすべてを理解することは至難の業だ。しかし、そんなひとりの俺にもかつて語りえたレベルの高さを持った聖人たちになる可能性をも与えている。そこに今頃気づいてもしょうがないのだが、俺は脱落してしまった人間だからな。また清算してから目指すのさ、リアルタワーを。おまえはまだ間に合う。俺より先に行く可能性がある……おまえが眺めているそれがなんだかわかるか?」

「なんだこれ、ba……b……e…?」

 促されて僕はプレートを読もうとする。ミサワは僕の言葉が終わるのも待たずに語る。

「人々はある野に集まって天まで届く塔を造ろうとアスファルトを高く積み上げた。そして全地の外へ散るのを免れようとした。この塔を見ていたその舞台を設定した…そうさな、……振付師とでもしておこうか、その振付師は人々に違う言葉を話させるように指導し、結局人々はそのことで混乱して各地に散って行った。これもひとつの伝説さ。後世にはこんなふうに違う伝わり方をしているんだ」

「違う?」 

 僕はミサワの話に何か神秘的な感動を覚えている。

「俺にはわからんが、ここはリアルタワーの核心に迫る部分でもある、おそらくな。こればかりは俺が意識を高めていかなければ確かめられないものだ」

 ミサワは不敵とも、憧憬ともとれる笑みを浮かべ、続ける。

「まあ、俺の勝手な推測だが、野にいた人々が集まってきたのではなくて、振付師が人々の意を汲んで、野いる人々に促して集めて、指示して塔を作らせているのさ。そして振付師は人々が自分の振り付けを信じて、ひたすら演技を磨き、同じレベルに到達することを望んでいたんだ。さらに推察していくと、振付師が人々に言葉を話させるようにしたというのも違う。そのことで混乱して、人々は各地に散ったと伝わっている話も当然違う。振付師が言葉を違うようにしたのではない。人間はもともと同じ言葉を話しているのさ。言葉というから理解できないんだな。言葉という単語を意識というものに置き換えればいいのかな。いや、欲望としておこう。人間はもともと同じ正負両面の気持ちを持っている。振付師から教わった人々ははじめは真面目に演技を磨いていた。そのうち時を経るにつれその気持ちのバランスがくずれて、負の欲望に支配されたものが出始めた。しかもその人々が悪しき前例となって次々と人々が迎合し、何兆もの、数え切れないほどの人々が塔から出て行った。そして、ついでに言っておくが、演技を磨くのを止めてしまって塔から出た人々は各地に散ったわけではない。伝説で語られていた人々が集まったという野に戻っただけなのさ。野からは一歩も出てはいない。ただ結局、彼らのいた世界をさ迷っているだけなのさ。人々は野の上に常に存在して、その野の上に塔は常に建っているわけなんだな。もともと人々がさ迷うその野は広すぎてちっぽけな心しか持たない人なんかに出れるわけはないんだよ。……伝説は間違って伝わってもいるが、あながち嘘じゃないんだな」

「何だかわからないが、すごい誇大妄想だ。お前のイカれた頭に感心するよ。半分褒めてるからな」

 そんな僕の軽口に仕方ないなという仕草をしながら、ミサワはなおも続ける。

「婉曲に語ってもしょうがないか。じゃあ、直接おまえに働きかけよう。おまえはよく図書館に行くようだが、図書館には誰にも読まれていない本があるだろう。そこには知識がある。知恵が詰まっている。でも、それは何かヒントが収まっているに過ぎないのさ。こんなことはありえないが、すべての本をおまえが仮に読めたとしても、本を読んだだけではわからないことがある。それをおまえは感じている。人は出会い、会話してお互いの知っていることを伝えあう。もしおまえが人類すべての人に出会い、会話して、知らない知恵や知識を聞いたとしても、言われたことではわからないことがある。そのわからないことを知るには自らが実感すること、自らが感じることでしか解決できないのさ。そうだろう?おまえが望んでいるものはそういうことなんだろう?社会には本当は愛といったものがいたる所に充満している。その温もりを降り注ぐ振付師によって、入念に振り付けがなされてはいるんだよ。それを感じたいんだろう?セックスとか、お金とか、地位とか、おまえが、闇雲に欲しがるおまえの存在が、そういうおまえの心持から発せられた目論見がすべて否定されていく現象として現れるのは、おまえの態度の悪さだったんだよ、おまえの狭い心が感じられないようにしてるんだよ。もう捨てちまえよ。今のそんなおまえは戻っても感じられないのかもしれない。でも、戻りたいのだろう。それだけでもいい。レベルを上げられないで死んで、再び戻ってくる人々よりもおまえは先を行っているし、幸せなのさ。大丈夫なんだよ。不安がるなよ。そのうち、素直に笑えるようになるさ。凍ってしまった心をとぎほぐすにはかなりかかるかもしれないが」

 満足げにミサワは一息ついて、

「もうおまえともお別れだな」

「連絡とって、また会えばいいだけだろ」

「そうさな、いつのことになるやら。おまえは必ずリアルタワーへ行く。オレとタクはそこで出会い同じ時代を生きて、こうして、話していた。また、おれもいつか行くんだ」

「なんだよ、おれはリアルタワーなんてしらねえぞ。ただ行きたくなったんだよ、おまえのくだらない馬鹿話にのりたくなっただけさ」

「なんであれ、行くになったか。行けば何かを思い出すさ。俺様に出会ったことを忘れるなんて失礼なやつだ。まあ、俺もお前も不死身なのさ、みんなリアルタワーの中では気づかないだけ。おまえもリアルタワーで一度きちんと死んでみればいい。半死の状態じゃ、わからんべー?」

「またわけのわからんことを。……ところで、なんで東北なまりになるんだ?」

「上野といえば昔の東北の玄関口だろう。ただそれだけで言ってみた。ストーリーに関係ない。本当にただそれだけ」

 ミサワはおどけて笑う。そのくだらなさに脱力し、僕は苦笑した。 




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