追放されて失踪、俺の復讐はここからはじまる①
テンプレなろうを書きたい
「アイラは?!俺の妹のアイラは死んで良い人間なのか?!」
「まぁ落ち着いて聞いてね、君の妹は『完全市民』ではなかったの」
「でも『味覚』の譲渡は簡単に出来るだろうが俺の妹にぐらい少しは協力しろよ」
「無理なものは無理だよ、ほら来た」
部屋に男が入ってくる、この二人の男女も身なりは整っているがこの男は更に高貴そうな見た目だ。
「『司祭』から通達だ」
「『辛さ』は『味覚』ではない。よってお前の力は異端である、即刻その異端の力を排除せよとのことだ」
遅かった。仲間?達に助けを求めていた男は黒尽くめの装束をした集団に囲まれていることに気付いた。
「あら、ご愁傷さま。生まれ変わったら妹を捨ててこっちに来れると良いわね」
その集団の凍りつく雰囲気から男はある名前を思い出す
「『裏聖騎士』か...」
殺されることを直感した男は逃走するチャンスを伺った。正直この黒尽くめの連中一人ひとりに勝てるとは思えなかった。
死を覚悟して窓の方へ駆け出した瞬間。
首から下の感覚が無くなる。
首が熱くなる。
喉が欠ける。
胸へと血が垂れる。
感覚もなく頭から床に落ちた。
男ーーーー『辛み使い』コーマの人生はここで終わったのだ
コーマが今際の際まで考えていたのはアイラのことであった。
(アイラも捨てられるのか...?ここで死んでいたらアイラも死ぬんじゃないのか・・・?嫌だ助けたいアイラを幸せにしたい!まだ終わってたまるか)
感想ガンガン書いてくれ