2/2
黒部彩音
1年以上空けて今更次話投稿。。。「コイツはまた当分更新しねぇな、読まなくていいか」って思われそうで怖いっ
名前を呼ばれ振り返った先には、美人がいた。黒の艶やかなロングヘアに白い肌のコントラストが映える、華奢な少女だ。
「おい双木、お前この人と知り合いなのか?」
青野が聞いてくるが
「いや、知らない・・・と思う。たぶん」
そう答えるが、
「巧くん、忘れてしまったんですか?5年前のあなたのお祖父さんのお葬式のときの事です」
少女に言われてふと思い出す。5年前、祖父さんの葬式でこんな黒髪の少女がいた気がする。
「あ、思い出した!ええと・・・誰だっけ?」
「黒部です。黒部彩音。次は忘れないでくださいね?」
「黒部彩音ね、あー、はいはい。・・・黒部!?あ、よく考えたらここSクラスじゃん。ってことは・・・」