【コント】替え歌ナンパ
場所…どこかのナンパスポット
新人ナンパ師=ツッコミ(以下新)、ベテランナンパ師=ボケ(以下べ)
新「ここが噂のナンパスポットか。よし、俺も頑張って可愛い子をゲットするぞ。すみません、そこで僕とお茶しませんか?あのー僕とお茶を…。くそーダメかー。どうすればナンパ出来るのかなー?」
(突然犬のおまわりさんのイントロが流れる。イントロの終わりと同時に金髪にサングラスをかけたラッパー風の男が歌いながら現れる)
ベ「迷子の迷子の子猫ちゃん、LINEを交換しませんか?」
新「うわー何こいつ?DJコーみたいな格好してるし、何?今時CDプレーヤー持ち歩いてる!」
べ「ありがとう!また後で連絡するね!」
新「しかもちゃっかりあの綺麗な人の連絡先まで手に入れてるし!うわーきっとこの人すごい人だ」
(ラッパー風の男がCDプレーヤーのスイッチを入れると、犬のおまわりさんのイントロが流れる。イントロが終わる)
べ「迷子の迷子の子猫ちゃん、スタバで休憩しませんか?」
新「えっ?今度はあのモデル体型のスレンダー美人を?」
べ「ありがとう!うんうん、僕のおごりだから!じゃあ3時にここで待ち合わせね」
新「嘘だろ!またナンパ成功してるし、絶対本物だこの人。えーメッチャやり方とか教えてもらいたいんだけど。まぁでも迷惑かけるのも嫌だな。でもなんの収穫もなしに帰るのもイヤだしな。よし、せっかくだし声かけてみよ。ちょっとすみません!」
べ「なんだい?」
新「あのー僕もちょっとここら辺でナンパをしててですね、もし良かったらナンパのやり方を教えていただきたいんですけど?」
べ「ごめん、今急いでるから」
新「ちょっと、ちょっとだけでいいんで教えてください。お願いします」
べ「今女の子待たせてるからあまり時間かけたくないんだよ。ごめんだけど他あたってくれる?」
新「いや、ホントに少しでいいんでお願いします!」
べ「もーしょうがないなぁ。じゃあ僕がお手本になるからよーく見てて」
(イヌのおまわりさんのイントロが流れる)
べ「迷子の迷子の子猫ちゃん、タピオカミルクティゥイはいかが?」
新「いやタピオカミルクティーを勧めただけだし!まぁ今度はどこにも誘ってないし、流石に無理だろ」
べ「ありがとう。うん、もちろん僕のおごりだから!じゃあ後でね」
新「いけたー!」
べ「どう、分かった?」
新「分かるか!なんで犬のおまわりさん流してナンパ出来るんですか、意味が分かりません。しかもミルクティーがティイになってるし」
べ「ノンノン。ティゥイ!」
新「やかましい!そんなのどうでもいいですよ!そんな事よりなんでそんな変なやり方でナンパが上手くいくんですか?犬のおまわりさんの歌流して、迷子の迷子の子猫ちゃんって歌って」
べ「君に女の子達を子猫ちゃんと呼ぶ資格はない!そう呼んでいいのは僕と元ニュースの手越くんぐらいだよ」
新「誰を引き合いに出してんだよ!しかもそんな子猫ちゃんを呼ぶ資格とかないですし」
べ「いちいちうるさいな。そんな文句ばっかり言うんだったら諦めて帰ってくれる?こっちは今からタピオカミルクティーを作らなきゃいけないんだ」
新「えっ?あれ自分で作ってんの?すごすぎるんだけど!すみません、失礼だったのは謝るんで、どうか僕にも分かるようにナンパのやり方を教えてくれませんか?」
べ「分かった。じゃあもう特別。僕と同じようにナンパしてごらんよ。このCDプレーヤー貸してあげるから」
新「ありがとうございます!えっこれをどうするんですか?」
べ「さっき見てただろ?まずは犬のおまわりさんのイントロを流して歌いだしで曲を止めるんだ。そのあとはリズムに合わせてナンパのセリフをビシッと言うんだよ。じゃあ早速だけど練習だと思って歌ってみて。さん、はい!」
新「迷子の迷子の子猫ちゃん〜」
べ「だから君に子猫ちゃんは早いんだって!お嬢ちゃんに変えてやり直し!」
新「迷子の迷子のお嬢ちゃん、あなたのお家はどこですか?ってナンパじゃなくてただの迷子を助けようとするいいやつじゃないですか!」
べ「うーんじゃあ迷子の、って部分を別の言葉に変えてみたら?そうだな、例えば。パワフル、パワフル」
新「パワフル全開、なあみさえ、ってこれクレヨンしんちゃんの主題歌じゃないですか!」
べ「おバカな1日、元気だゾ!」
新「だからクレしんですって!あなたのお家はどこですか、の部分に綺麗に当てはめないでください!」
べ「クマの子、見ていた、かくれんぼー」
新「おしりを出した子、一等賞!、って日本昔話のエンディングじゃないですか!文字数あってるからって他の歌詞を入れないでください!もう、教えてくれる気あるんですか?」
べ「そんなもんない!これからスタバでタピオカミルクティーを作るから無理だ!そいじゃ!あ、なんなら一緒に作るか?」
新「いやスタバにそんなものない!…って待って、置いてかないで!やっぱり僕にも作らせてください!」