第1章 新入生入学 1 始まりは
白梛真です。よろしくお願いします。
始めてなのでラノベなど分からない点が多々あるので、アドバイスやコメントよろしくお願いします!
「今回からは一緒の学校ですね」
「そうだなぁ」
未海高校の入学式の日、その約一時間前だか、1組の男女が学校近くの桜並木道を歩いていた。
「それにしても私達も高校生ですかぁ。制服を着ているといっても、実感が湧きませんねー。」
と俺に話し掛けてくる彼女、身長は平均くらいでクリーム色のミディアムくらいの長さの髪でポニーテール、黄色の目が特徴で、透明がかった青色のブレザーとベージュ色のパラッツォパンツが良く似合っている明るい雰囲気が印象的だ。
「…その話はもう何回目だよ。羽奈」
そう半ば呆れ気味返す俺の身長は平均より少し低めで、黒髪のショートカット、エメラルドグリーン色の目、そして彼女と似たような制服に身を包んでいる。
因みに、この話題は春休みに制服を購入した日からほぼ毎日続いている。…何故飽きないのかと多少疑問に感じる…。
「あーぁ、何か気楽そうでいいですね〜。今年の首君は。」
などと考えていると、羽奈は、軽く頬を膨らませこちらに視線を送ってきた。
そう俺こと白附 葵首席である。
この未海高校の試験は実技と筆記の2つに分けられている。そして実技の結果が基本優先される。
ここで言う実技とは所謂「魔法の様なもの」である。
時は少し遡り、2000年代、とある学者が「磁力は全てのものに代用が利く万能エネルギーである」という結果を発表した。何でも、ほぼ全ての物質及び生物に磁力が宿っており、それを利用ことで科学技術は劇的な進化を遂げた。
その過程の中で「人間自身で操ることは可能か?」という考えが出てきた。そして例外なく人間も自身の磁力を操り超常現象などを起こして見せた。その力の総称を人々は「磁界」と呼ぶようになった。
そして時は2100年現代、技術が発展し、国は磁界の教育機関の為に9つの高校が設けられた。
因みに未海高校もその内の1つである。
そんな所の首席にはなった事には素直に驚いている。 …まぁ実技の試験が自分にとても合っていたこともあったが……
「まぁ、あっくんにとって実技のテストは相性良かったかもしれないですけど、筆記の方はどうだっんですか?」
と羽奈は首を傾けて聞いてきた。
ぐっ…我ながらあまり言いたくない事を聞いてくるな…
ちなみに、あっくんとは俺の渾名だ。
「うん…まぁ、偶々、たまたま、上手くいったんよ。」
そして 俺は何とか誤魔化そうとしようとした。
「ふ〜ん、そうですか〜。まぁ後でしっかりと聞きますからね!」
が、それは彼女の笑顔からの発言により完全に失敗してしまった。…何故だ…
「分かったよ。 俺はちょっと職員室に行ってくるから」
「あっくんの 答辞楽しみにしてますね!」
笑顔で言ってきた彼女に、そんな面白いもんじゃ無いとぼやきつつ、俺は軽く手を振ってから別れた。
そして俺は少し足早に職員室へ向かった。
まぁこんな感じになります。