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宰相の思惑

客室に入ると、肩より少し長い黒髪で、目も大きく髪と同じ黒い瞳。鼻は

小さく、唇は紅をしていなくても、バラの蕾のようなピンク色をしている頬は、ほのかに紅く染まり、大理石の様な肌、華奢な体。13才か14才だろう。そんな子供が、迷い人としてこの国に来たのだ。せめて成人になるまで、取り敢えず、此処で保護してと思っていたが、見込み違いだった


名は明菜、やはり異国の者。驚く事に17才の成人。それに学生!!

元の世界では、普通の家庭で育ったようだ。女子でも、22才まで学問を学べる所が在ると。文明は随分と明菜様が居た場所は進歩している。


男女平等だそうだ。女性も結婚しても働きたいと思えば勤める事が出来る

空を人を乗せて飛ぶ飛行機。線路の上走る箱型の電車。好きな場所に自分で動かして走る乗り物の話。それらは空気を汚すらしい。大きな都市では夜まで電気という物で明るく照らしているのだと。彼女の世界の話はとても興味深い。あの前向きな思考は文明の違いだろうか?此方の女性の思考とは全く違う。どちらが良いか、悪いかでは判断しかねる。

ともかく働き場所を考えねば、宮殿の外では、色々問題がでる。

あの容姿では仕方があるまい。ころころ変わる表情が、好ましく思う。

私の関心は、彼女が居た世界に、心を捉えられて興味を持った。

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