明菜の困惑
明菜は、寝心地の良い寝具の上で、目を覚ました。(えええ~!!此処何処??)目の前の光景に、驚いて起きた。靴を履き、自分を確認した。(大丈夫問題ない)でも、この状態には問題ある。キングサイズのベットには、それぞれ四本の柱に天井。足下には高級そうな、フカフカな絨毯が敷いてあり土足ではいけないと思い、咄嗟に裸足になる。日本人は土足は、厳禁だから。もしかして、宮殿に出てくるお姫様の休まれる。天蓋ベットですか?なぜ?どうして?私が、寝ていたのよ?何時の間に此処に。まだ、夢の中・・・・嫌違う。
私、落ち着け、そうだ昨日、祖父が居る神社の階段から落ちて・・・・気がついたら、湖の側にいて・・悲しくって、大声だして泣き・・・!!!
その後の記憶が無い。またまた、明菜の頭の中は混乱の渦に飲み込まれている。まさか、あの人が私をここに・・これは、現実の世界。
どうすればいいの。もしかしたら私、何処かに売り飛ばされて、家畜のように働かされて、奴隷にされ一生鞭に打たれて!・・・嫌だ!
でも変よね。それなら地下牢とか汚い小屋に、今頃は縛られて床の上に転がされている居るはずよね。
もしかしたら、もう売られて此処にいるの。だとしたら買った者に対して、待遇が良すぎるわ。不安で悪い妄想ばかり頭の中を過ぎる。
(明菜落ち着いて!)頭を冷やして冷静にならなければ、正常な判断はできない。周囲を見渡し、ベットサイドの丸いテーブルに、置いてある水差しからカップに水を注ぐと、一気に飲み干した。少しだけ落ち着いた頭で、もう一度を見渡した。どうみても、豪華な部屋。昨夜遭った人が私を此処に連れてきたの誰?。この家の持ち主。
でも、変よね?奴隷として連れて来たのなら、薄暗い地下牢よね?どうみてもお嬢様か?お姫様のお部屋のような場所なんだけど?
私、此処に居てもいいの?後で罰せられないかな?不安が過ぎる。豪華な部屋は庶民の私には、当然居心地が悪い。私この世界に突如現れた不審者なのに、此処に連れてきた人の真意が解らない。落ち着いて居られない。
先ずは、この場所がどんな所か状況を把握する為に自分は何をすべきか?
自分が、寝ていた部屋の周囲を偵察することにした。もしも、逃げださなければいけない状態の事を考えたのだ。
大きな窓の向こうには、バルコニーになっている。カーテンを少し開き外
を、覗いてみる。広い庭園は中央に噴水があり、水しぶきが朝日に輝き虹になっている。周りは低木で、幾何学模様に整然と作られており、その側には、色々な花が咲き誇ってる。ヨーロッパのお城?此処からでは、近くに建物らしき物は見えないのだ。何処までも広い庭園が続いている。
自分の居る処は2階だろうか?天井が高いせいで3階位の高さはある。飛び降りるには、高すぎてできない。落ちたら確実に骨折もしくは即死?
どうしても此処からは無理だ。万が一に逃亡しても広い庭園では直ぐに見つかり捕らえられる。万が一外に逃亡出来たとしても異世界では、私は野垂れ死に成るか?野獣の餌。どちらにしても絶望しかない。
ひとまず、相手の出方を見定めてから行動しよう。
どの家具も、明菜の僅かな知識の中でも、最高級な家具が置かれていた。隣の部屋は応接間で、また豪華なゴブラン織りのソファとテーブル。部屋の角には、大きな花瓶に白いバラの花が活けてある。柔らかな芳香が充満している。天井にはクリスタルがキラキラ輝くシャンデリア。寝室の向こうには、猫足のついたバスタブがあり、洋式トイレの蓋を開けて覗いてみると下は水が絶え間なく流れている。(凄い!水が垂れ流し状態!水道代幾ら係るの!日本ではあり得ない!)明菜は自分は異世界に来てまでも庶民なんだと思った。洗面台の鏡の中に映る自分の顔を見てビックリした!!!昨日大泣きしたせいで瞼は、腫れている。(何これ!不細工!)不覚にも、泣き疲れて深い眠りに、落ちてしまったのだ。とりあえず、顔を洗い、身だしなみを整えて次の部屋に。衣装部屋・・・すごい数のドレスが、プリンセスか貴族の令嬢が着てるドレス。日本では、結婚式の披露宴で着る様な服ばかりよね?もしかしたら、女性は普通にこのドレスを着て生活してるの?この世界の常識なの?思い出した!だから<変な格好だ>なんて言ったのか。ドレス姿ばかり観てれば、自分のジーパン姿が、此方では異様に映るよね。部屋の主は、お姫様のお部屋かもしれなわよね。だとしたら、あちこち偵察するのは失礼よね。私も他人に覗かれたくない事もあるから辞めよう。今は自分の状況が、解らない以上は大人しくして居た方が良さそうだし、取り敢えず元の場所に戻ろう。
明菜は、寝室に戻ろうとした。そのとき、ドアをノックする音がした
竜王の思惑
今夜は満月だ。政務の忙しさに息抜きもできず、執務室の部屋から、少し気張らしをするために、俺のお気に入りの場所へ行くことにした。あいつに見つかると煩いので、そっと抜け出す事にする。気持ちの良い夜だ。
ファレン湖に着くと直ぐに、水の中へ竜の姿に戻り泳ぐことにした。久しぶりに月の光を受けて、自分自身を取り戻すことが出来る。そんなとき、湖の辺で人間の子供を見つける。(面倒な事になるな。)あいつに知れたら、執務室から、当分出られそうにないな。そんなことを、思いながら俺は、人間の姿に戻り、その子供の側まで行き声をかける。
「おまえは、誰だ。」しかし、その子供は、なぜか唖然とした顔をしている。この世界にない黒い髪をしている。
「何処から来た」それでも返事が無いので言葉が解らないのかと思い尋ねてみる。
「言葉はわかるか?」と話かけると、その子はホットした顔をして口を開いた。
「日本語?」あの子の国の言葉なのか問題は無いようだ。
「ここは、どこ?」と尋ねるので、場所を教えて遣る。
「グランシャルのファレン湖」だと話すと、怪訝そうにする。
「おまえは、迷い人か?」と告げると、今度は自分の顔を叩きだした、「痛い~!」と叫び。その後呆然した顔をして、この状況を説明しろと騒ぎ出した。今度は突然大きな声を張り上げて泣き出した。面倒な事になったなと思い、どうするか、思案したが、このまま森の中に放置してもおけず、しばらく様子を伺っていた。静かになったので様子を見ると、なんだ、あれほど騒いでいたのに、爆睡しているではないか。顔に近ずいてよくみれば、長い黒い髪・・・女の子だ。俺は子供の服装から男の子だと勘違いをしていた。此処に置いて行く事もできず、俺の背中に乗せて、城に戻る事にした。娘は背中に乗せて飛んでいても、一向に起きる気配がない。あれだけ泣きわめいては、疲れてるのも当然だ。しかもこんな子供が<迷い人>だなんて、一人でこれからは生きて行くのかと思うと可哀想になる。体は、少しでも力を入れたら折れてしまうのではないかと思うほど華奢な作りだ。
人間の娘を俺の背に乗せて飛ぶのは初めての経験だ。首筋にかかる吐息が何故か甘く擽る。
私室のバルコニーには、ニコニコ顔のクラウドが立っていた。あれの機嫌が悪い時の顔だ。まあ、嫌みは仕方がないか、確かに俺が悪い、一言もいわずに居なくなれば・・・
「ようございました。楽しまれた御様子で、気分転換はお出来に成りましたか?」
「嫌みか?」
「私はそのような事は思ってもおりません。子供を何処で拾いましたか?なんと、女の子ではありませんか!」
「ファレン湖だ!どうやら余所の世界から来た迷い人の様だ。」
「どうなさるおつもりなのですか?側お置いておかれますか?」
「では、後宮に置いておかれますか?」
「・・冗談だろ!まだ、子供だ!子供を相手する趣味は無い!」
「この大陸では観られない。珍しい綺麗な髪を、していらっしゃいます」
「おまえに頼む。子供の身で余所に放り出すわけにはできないだろう。おまえに一任する。適当な所で保護してやれ。」
「言葉は、解るので問題は無いだろう」
「相当、動揺しているようだから、良く面倒を視て遣ってくれ。」
「そうですね・・まだ成人前に見受けられますので、成人されるまで、私にお任せください。」クロウドは娘の年は13か14才だと思った。
「ううん・・・・頼む。」一抹の不安がよぎるが、クロウドの事だ心配無いだろう。俺は、自室に戻った。
今、何故<迷い人>が現れる。私が此処に来てから初めてだ。不思議に思う。選りに選って私の前に現れるなんて。
明菜の事情
ドアの外から入ってきたのは、紺色のワンピース姿の綺麗な女の人だ。
白い襟に、フリルの付いたエプロン!!頭には白いナースのキャップにフリルがある物を被っている。わあ~可愛い。ネットで見た秋葉のメイドカフェみたい。(御主人様お帰りなさいませ。)なんてこんな美人に言われたら、男姓の気持ちが解る様な気がする。とても優雅で素敵。本物よね。
「起きられましたか?どうぞこちらへ」日本語で言われる、不思議な気分
「あの~すみません。ここは何処ですか?私知らない間に、このベットに寝ていたから、もし貴女のお部屋を使っていたなら、ごめんなさい」
「お嬢様、どうか、御心配なさらないでください」
「えっ!お嬢様って私の事?」
「先に湯浴みをしましょう。お支度が整いましたら、宰相様がおめにかかりたいと、仰せになっておいででしたが、宜しいでしょうか?。」
「私、お嬢様でも客でも無いんです!私の名前は明菜。明菜と呼んでください」何だかとんでもない所に、私いるの????
「その~宰相様って、どなたですか?私を此処に連れて来た人ですか?」
「私は、何もしりません。ただお嬢様のお支度をするようにいわれましたので・・・」(はあ~)それから、メイドさんにお風呂に連れて行かれ無理矢理脱がされて、3人がかりで体を洗われて、いくら私が日本に生まれお風呂文化として裸に成るのに馴れてるとは言っても、皆が裸ならいいですが、私一人じゃ拷問ですよ。
本当に恥ずかしくて、私だって花も恥じらう17歳の乙女なんだからね。それにしても、ここの世界の人は背が高く胸もボインなのよね。だから子供と思われているのか私は?メイドさんの服もくるぶしまであるワンピースなのに、私に着せられた服は、膝丈のワンピース!それも薄いピンクのレースが付いたひらひら・・これ誰よ!なんのコスプレ!
ドレスを身につけている自分が、とても恥ずかしい!とても落ち着かない!大体スカートは学生服だけで、私はいつもジーパンばかりなの。私、これでも17才ですが!大きな声で、言いたい。信じて。(恥ずかしいよ!)何せ私は、居候の身なのだ。自分の主張が通る訳がない。メイドさんに任せるしか無いのだ。(我慢だ!辛抱しろ!)こんな洋服位で落ち込む場合ではない。コスプレしてると思えば好いのだ。
支度が整い、隣の部屋に行くと他のメイドさんが、食事を用意してくれ
ていた。何と至れり尽くせりでして、並んでる料理を見ると、私が食べていた物と変わりはなさそうだ。食べられると思ったらお腹の虫も騒ぎ出した。テーブルの上には、焼きたてのコーンの入ったパン、野菜たっぷりのサラダ、カリカリに焼いたベーコンふあふあのオムレツにオニオンスープそしてミルク?(ああ、子供だから、)ミルクは嫌いではないので良しとして頂きます。(いただきます!)訳の分からない状況なのに、自分の食欲には負けます。綺麗に食べました。神官をしている 祖父の口癖に<腹が空いては、戦に勝てない>何があろうと、食べれる内に食べておかないと、今度は何時食べれるか、一寸先は解らないもの。元々物事を深く考えないプラス思考の楽天家。此処で生き抜かないと、私は異世界で孤独死だ。家族の待つ世界に、帰れない。絶対に戻る手だてを、見つけて帰る!それまでは、何とかこの世界で、生きていかないと。言葉も会話する事も出来る。此処の食べ物は私の世界と同じ様なので、不自由はしないだろう。後は仕事を探して給金を貰い、自立しなければ生きてはいけない。私の出来る仕事を探そう。保証人の一人も居ないこの世界で私を雇ってくれる人がいるの?(そこが問題だわよね)一人のメイドさんが告げた(宰相様がお会いしたいと。)誰?もしかしたら、私を此処に連れてきた人。泣いて喚いて、最後は寝てしまうなんて幻滅されたかも。
(はい!)と答えると、メイドさんは、ドアの前に行きその人を迎いれ
た。ドアの向こうから見えたのは、昨夜の男性ではなかった。今は良かった、会うのは少し恥ずかしい。一人の紳士が現われた。若くてイケメン!
美男、美女揃いだわ!ここは、銀幕の世界だわ。想像をオーバーしてる。
背は高く、髪の色は輝く金髪、目の色は淡いブルー!これで白馬で登場したら、間違いなく王子様だよね。、
上質な長めのスーツ姿。完全無欠の紳士だわ。この国の人は、皆背が高いので、日本で標準な
私でも、子供にしか見て貰えないのは、当然事かも知れない。宰相と言われる人は、穏やかな口調で話し出した。この人は、本当に優雅で知的で冷静。多分策略家。
「何か不自由な事はございませんか?」咄嗟に答えた。
「いいえ」
「あの~私なぜ此処に居るのでしょう?」
「ああ・・・その事ですか、さるお方が貴女を此処で預かってほしいと言って、連れて来られました。」(私を見つけてくれた人よね。)
「その人は、まだ此処にお見えですか?」
「いえ、貴女を置いて直ぐにお帰りになりました」(えっ!そうなんだ、「あのその方のお名前解りますか?」
「はい。アル殿とおっしゃいます」
「私、助けて頂いたのに、まだお礼も言えなくって。」一言お礼を言いたかった。置いて行かれたら、私餌になっていたわ。竜がいるなら、凶暴な生き物が居ても普通よね。あの日に出会った人。<アル?アルさん>
何時の日か、(また会えるといいなあ~)少し無神経で無愛想だけど、私を保護してくれた人。最初に出会った人が親切な人で本当に良かった。この城に頼んでくれた人。(命の恩人だよね)(此処には居ないのね残念)失恋した気分の様な心の中に穴が開いた感じがする。
「少し、お話を伺っても宜しいですか?」
「はい」
「何でも貴女は、異世界から来られたと?」
「はい、でもどうして此処に来たのかも解らないのです」
「お名前は?」
「森田明菜・・・明菜森田です」
「名前は明菜です。明菜と呼んで下さい。お願いします」
「前の世界では、もちろん家族の方がおられましたでしょうに、さぞかし
今頃は心配していられると思い、胸が張り裂ける気がします。今の所は帰れる見込みはありません。しかし、貴女の事は、我々が保護しますので、心配しないでください。」やっぱりあの人が言っていた事は間違いじゃないのか。(帰れる見込みは無い)異世界で、これからどうやって生きて行けば良いのか今は考えれない。この人に暫くは、保護して貰うしか無いのだと思うと、心細くて不安だけど、この人を信じるしかないと思い頭を下げた。
「お願いします」
明菜は家族の事を思うと、胸が苦しくまた涙が溢れそうになった、必死に唇をかみしめ、両手は拳で握りしめ、耐えていたふるえる声で(ありがうございます)と一言言うのが精一杯だった。
「貴女はお年はいくつですか?」
「17歳です。」
「えっ!向こうでは、何をしていたのですか?」
「普通に学校に通って勉強していました。」この人、何驚いているの。まだ17才なんだから、当然よ
「女の子が学校へ!!!」
「はい。この世界では学校は無いのですか?」
「いえ、ありますけど・・女の子は16歳になれば成人とみなされて、結婚します。だから、男性の学校ですね」16歳で結婚!冗談じゃないわ!日本でも16才で結婚する子も居ないわけではないけれどでも、此処で、何もしないで置いてもらうのは、やはり出来ないし、なにもしないで居る事は嫌だ!どうすればいい?就活しよう。宰相だと地位、人脈に発言力。仕事先を探して貰おう。<背に腹は変えられない>と、祖父の口癖だ。私に出来る仕事を、紹介して貰おう。就活活動開始。
「それなら、私に働く場所をお世話して下さい。」
「何か、私に出来ることがあれば、何でもやらせてください!お願いします!」もう、一押し。明菜は頭を下げて、懇願する。
「そう・・・言われましても、困りましたね。貴女にはお客様で頂きたく思っていましたが・・・・」暇は嫌だ。断固拒否。もう一度、懇願する。
「私、何もせずに此処に、お世話になる訳には、出来ないです。嫌です!だから草取りでも、掃除でも、少しは料理も出来ます!」
「解りました。これからの貴女の事を考えてみましょう。」
「はい、宜しくお願いします」やった~これで、お金の心配はなしね。
「取りあえず、今は貴女も困惑しているでしよう。ですから、ゆっくりなさってください。何か御不自由な事があれば、メイドに申しつけてください。では、私は失礼します」良いお返事を、お待ちしています。
こんな豪華な部屋で、落ち着ける訳ないでしょう。庶民感覚の自分との差についていけない。一体全体、どうしてこんな事になったの?どうして私が?もしかして前世で、ものすご~く悪いことをしたのかな?
祖父が、いつも話していた<世の中は、周り回ってくるのだ>と。そうだとしても、何故私が!この状況になるのよ。自分自身は、17年間人にも迷惑をかけず、平々凡々と生活し生きてきた。此何神様の罰なの!
宰相の思惑
客室に入ると、肩より少し長い黒髪で、目も大きく髪と同じ黒い瞳。鼻は
小さく、唇は紅をしていなくても、バラの蕾のようなピンク色をしている頬は、ほのかに紅く染まり、大理石の様な肌、華奢な体。13才か14才だろう。そんな子供が、迷い人としてこの国に来たのだ。せめて成人になるまで、取り敢えず、此処で保護してと思っていたが、見込み違いだった
名は明菜、やはり異国の者。驚く事に17才の成人。それに学生!!
元の世界では、普通の家庭で育ったようだ。女子でも、22才まで学問を学べる所が在ると。文明は随分と明菜様が居た場所は進歩している。
男女平等だそうだ。女性も結婚しても働きたいと思えば勤める事が出来る
空を人を乗せて飛ぶ飛行機。線路の上走る箱型の電車。好きな場所に自分で動かして走る乗り物の話。それらは空気を汚すらしい。大きな都市では夜まで電気という物で明るく照らしているのだと。彼女の世界の話はとても興味深い。あの前向きな思考は文明の違いだろうか?此方の女性の思考とは全く違う。どちらが良いか、悪いかでは判断しかねる。
ともかく働き場所を考えねば、宮殿の外では、色々問題がでる。
あの容姿では仕方があるまい。ころころ変わる表情が、好ましく思う。
私の関心は、彼女が居た世界に、心を捉えられて興味を持った。




