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2、

 とある首相が言った。国会を十重二十重にデモ隊が取り囲んだときのことだ。「一部の国民が騒いでいるが、今日も後楽園球場は満員だ。私は国民の声なき声を信じる」と。(すぎ)(はら)守意(かむい)は図書館で新聞を読んだ。定鉄あらため札急豊平駅爆破未遂事件を一面トップにしたのは、北海道有力ブロック紙と、それを追い上げているやはり地元紙の北海新報、そして朝日、毎日だった。読売は一面肩で準トップ。日経ではさらに扱いが小さかった。そこに、守意は「民意」を見た気がした。キャンパスは平穏だった。結局のところ東大陥落が決定的だった。もはや学生運動に学生はおろか世間すら無関心を決め込み、学生自治会だけが熱くなっていた。食堂でそばをすすった。不意に、国鉄深川駅で函館本線から留萌本線に乗り換え待ちの時間で食べた立ち食いそばを思い出す。三月、あの日は札幌の街にひらひらと大ぶりの牡丹雪が舞っていた。守意は留萌港にほど近い待ち合わせ場所まで、武器の受け取りとその「対価」の引き渡しのため、ひとり汽車に揺られて旅をした。重い荷物だった。そしてそれが昨夜、札急豊平駅に仕掛けられた。だがあっけなく警ら中の北海道警察の一巡査に発見され、仕掛けた男は職務質問から走り逃げた。

 問いたださなくてはならない。守意は図書館を出てハイライトを一本吸った。そうしないと、自治会の建物前で歩哨を気取って立つ学生を殴りつけそうなほどに気が立っていたからだ。肩から提げたカバンが重い。ポケット六法にノート、筆記用具。重さの要因は、二重底の下に隠したトカレフのせいかもしれない。

 少なくとも北大構内に官憲は立ち入っていない。バリケード闘争など過激な学生運動に乗り遅れたことが、結果的に北大を官憲から遠ざけた格好になっている。西五丁目の電車通りに出れば公安警察官の目が光っているのは間違いなさそうだが、彼らとて、キャンパス内部で身分が露見されたらどうなるかは熟知している。そのときばかりは、ノンポリの学生たちも官憲の大学への介入を快くは思わないだろう。

 立て看板が目に入る。こうしたものの意匠にオリジナリティを求めるのは酷だろう。書かれている内容が、大学自治、学費値上げ反対、そうした身近な事柄だったのが、いつしか「ベトナム戦線からの日本軍即時撤退要求」「新空港建設反対」に書き換えられた。守意はそれらを引き倒したい衝動に駆られた。自治会の建物の前で睨みを利かせているのは、一年生の矢本だ。守意を認めると、わずかに表情が緩んだ。が、守意の表情が硬いのを見て、再び眉間にしわを寄せた。

「野崎、いるか」

 声がわずかに震えたのは、憤怒のゆえ。矢本相手にぶちまけるには惜しい。ハイライト一本を灰にしてよかった。

「います。東大の鈴木さんと執行委員会室にいます」

「連中、まだいるのか」

「例の件で、朝から話してます」

「昨日もやってた。その続きか」

神波(かんなみ)さんと北崎さんもいます」

「あいつらまでか」

「本当に、椙原さん、じゃ、ないんですよね?」

 険しい表情のままで矢本が訊いた。

「ノーコメントだ」

 矢本の反応を見ずに、自治会に入った。壁という壁にビラが貼ってある。文字文字文字文字。こうしてみると、文字の羅列が模様に見えてくる。どこか知らない言語のようだ。

「椙原さん、どうも」

 すれ違った学生が硬い会釈をした。饐えた臭いがした。嘆息しかけて、階段を上がった。四月はまだ日が短い。四時を過ぎると、言葉どおり夕方の日差しだ。

「やりすぎです!」

 委員会室の前に来ると、野崎の甲高い声が耳を打った。

菅生(すごう)から足がついたら、『道部会』は吹き飛びます」

「それより、こっちの工学部にはまともに時限起爆装置も作れる奴がいないのか」

「爆発する前に発見されたんだ、関係ないでしょう」

 『赤い鳥』北海道学生部会執行委員長の野崎に低く答えているのが、東大学生自治会の鈴木という輩だ。雪解け頃から取り巻きをひきつれて北大に居座り続け、あれやこれやと嘴を挟んでくる。守意はわざと荒々しくドアを開けた。

 煙草の煙と、汗が腐ったような異臭が鼻を突いた。学生自治会の部屋というより、男所帯の運動部の部室のようだ。ビラの類が机の上に積み上げられ、壁にはスローガンを書きなぐった横断幕。もちろん「凶器」の類は存在しない。万一道警の警官隊がなだれ込んできたとき、凶器準備集合罪で検挙されないためだ。

「椙原」

「野崎、声が大きいぞ。外まで聞こえる」

「無役の椙原君、今日はどうした」

 机を挟んでヒッピー然とした不潔な男が、鈴木だ。執行委員長席の野崎はチェック柄のシャツにジーンズ姿で、「活動家」然とはしていない。守意の意見を野崎は聞いてくれたからだ。

「鈴木さん、菅生をどこへやったんです?」

 手近なパイプ椅子に座った。極力東京の連中に近寄りたくない。臭いのだ。

「カムイ、ねぇ、キミの意見、聞かせて」

 野崎の並びに座っている女子学生がこちらを向いた。彼女もまた清潔感のあるブラウスにジーンズ姿だ。文学部二年の神波千夏(ちか)。その隣にいるのが、法学部二年の北崎美香。美香は野暮ったいジャージ上下を着ていた。まるっきり部活動中の高校生に見えた。見た目から活動家になろうとしてなりきれていない。

「椙原先輩、どう思いますか? まだ続けるべきですか?」

「北崎さん、議事は取ってるの?」

 守意は饐えた臭いに我慢ができず、ハイライトに火を点けた。

「はい」

「しっかり取っておくんだ。……鈴木さん、野崎が散々訊いたろうが、おれからも訊きたい。質問は昨日と同じで二点。今日は答えて欲しい。ひとつ、豊平駅の件は、そちらの意向なのか。だとしたら、理由は何か。ひとつ、実行犯……未遂で済んでよかったが、危うく十字架を背負いかけた菅生賢一郎の行方はどこか」

「無役の割に、あんたはいつも尊大な態度だな。どれだけ偉いんだ? 武器調達係風情が」

「その調達係から受け取った貴重な武器を、官憲に没収されたのはどこの誰だ」

「手前ェ」

「質問に答えてくれ。なぜおれが手配した武器を、こともあろうに無差別テロに使おうとしたのか。そしてそれをなぜ北海学園の学生にやらせたのか」

「カムイ、菅生さんがやったの?」

「連絡が取れないんだろう? カンナミ、くれぐれも、あいつのアパートの様子を見に行ったりするなよ。『赤い鳥』に名簿が載ってるってだけで、公安の標的にされる。確実に奴のアパートは張られてる。『赤い鳥』の学生がタイミングよくアパートに戻らない。連中はもう菅生が実行犯だと気づいてる」

 守意の強い口調に力を得たように、野崎が鈴木に向いて言う。

「鈴木さん、なぜウチの学生を使わないで、頭越しに学園の武闘派なんて使ったんですか」

「あんたらが遅々として動こうとしないからだ」

「だったらあんたが仕掛ければよかったじゃないか」

 ハイライトをことさらしきりにふかしながら、守意が言う。

「菅生君が志願したからだ」

「焚き付けたのはあんたらじゃないか」

「椙原君。君は黙ってわれわれに武器を供給してくれれはいい。使い方を教えてくれればいい。確かに効率的だよ。東京じゃ、自動小銃もソ連製対戦車地雷も手に入らなかった。どっちかがあれば、警視庁機動隊を吹き飛ばせたのに」

「雪辱戦を札幌でやろうってことか」

「守意、抑えろ」

「野崎、だから言ったんだ。こんな連中、さっさと内地に帰しちまえって」

「……内地?」

 鈴木が無精髭だらけの顔を守意に向けた。守意の代わりに野崎が答えた。

「北海道弁です。津軽海峡から向こうのことを、つい『内地』って言っちまう」

「植民地ってことだ」

 ダメを押すように守意がつけ加えた。

「おい、いつからここは『解放戦線』のシンパだらけになっちまったんだ?」

 髭面と、その取り巻きから冷笑が漏れた。

「『解放戦線』と共同戦線を張るって言いだしたのは、そっちですよ。山縣(やまがた)さんでしたっけ」

「それは、『道部会』の動員力が貧弱だからだ。情宣が足りないんじゃないか?」

 取り巻きの一人、やはり長髪にドジョウ髭、染みだらけのアノラックを着た男が言った。なぜどいつもこいつもこう不潔なんだ。

「確かにシンパシーは感じる。北海道は独立独歩の道を歩むべきなんだ」

 小刻みにふかしたせいで、ハイライトは瞬く間に灰になった。手近なスチール製の灰皿でもみ消して、二本目に火を点けた。守意はチェーンスモーカーではなかったが、せめて煙草の煙で燻さない限り、この部屋の「東京臭」はちっとも薄まらない。

「おい、日本の軍国主義化はどうでもいいのか?」

「反戦平和を旗印にするには、言動が一致してない。なぜおれたちの街の鉄道の駅に対戦車地雷を仕掛けようとしたんだ?」

「われわれの本気度を見せつけるためだ」

 山縣という髭面が気色ばんで答えた。

「何に本気なんだ。力の誇示か。何に対してだ?」

「国家の暴力装置に対抗するための力を、われわれが保持していることを示すためだ。東京ではしてやられたが、こちらではそうはいかない。椙原さん、あんたらのためでもあるんだ。このままでは『道部会』は風前の灯だ」

「……鈴木さん、学園大の菅生さんは、無事なんですか?」

 ペンを走らせて議事を取っていた北崎美香がおずおずと訊いた。鈴の音を思わせる声。

「無事だ。『第三恭順区(サンキョウ)』にいる」

 窓の外へ視線を外し、鈴木が言う。

「おれたちが守ってやったんだ」

 山縣が言いながら、ショートホープに火を点けた。

「野崎、勝手に『第三恭順区(サンキョウ)』に移送させたのか。おれたちの自治はどうしたんだ?」

 二本目のハイライトをことさら深く吸い込み、濃密な煙とともに守意は言葉を吐く。

「守意、こればっかりは、鈴木さんたちのおかげだ。あのまま菅生が検挙されてたら、『道部会』は瓦解した」

「美香、そんなに細かく議事録取らなくていいから」

 神波千夏がせっせとペンを走らせる美香をたしなめた。

「いいよ、北崎さん。余すとこなくこいつらの妄言を記録してくれ」

「あの……」

「カムイ、美香を困らせないで」

「カンナミ、事の重大さがわかってない。ここは南高の生徒会室じゃないし、制服自由化が議題でもない。この連中は、」

 守意はハイライトを灰皿に置き、立ち上がった。反動でパイプ椅子が倒れた。派手な音がして、執行委員会室のドアが開かれ、数人の学生が顔をのぞかせた。

「この連中は、札幌の街の、無辜の民草が利用する鉄道の駅に、こともあろうに自分の手を汚さず、学園大の学生をけしかけて対戦車地雷を仕掛けさせ、爆破し、市民を殺傷しようとしたんだ! ここはおれたちの街だ。お前らの自由にはさせない。気に入らないなら今すぐ出て行け!」

「守意」

「手前ェ、機動隊相手に籠城もしたこともない田舎モンがデカい口叩くんじゃねェ!」

「負けた戦を誇ってるお前らはただの勘違い野郎だ。野崎、お前が執行委員長だ。こいつらを退室させろ」

「椙原君、『道部会』は『赤い鳥』全国学生部会の下部組織だ。いわば、われわれの隷下にある。忘れるな。生殺与奪の権限はおれたちにある」

「鈴木さん、申し訳ない。『道部会』のメンバーだけで話がしたいんです。いったん外してもらえませんか」

 野崎が鈴木を見、静かに言った。

「野崎君、この男は危険因子だ。極反動だ。『第三恭順区(サンキョウ)』で戦闘訓練の教官役だそうだが、忠告する。椙原守意は危険だ」

「それも含めて、これから話し合います。すみません。一階の談話室にでも行っててもらえませんか」

 野崎は静かに言ったが、言葉が震えていた。守意の震えとは違う、緊張のそれだ。野崎は守意の暴発を真剣に憂慮している表情だった。

「……生協で飯でも食ってくるよ。山縣、加井、嶋、行くぞ」

 鈴木が立ち上がると、饐えた臭いを漂わせた取り巻き三人も立ち上がり、部屋を出た。嶋と呼ばれた学生は、千夏や美香と同じ大学二年の女子学生だという。そうは見えない。背中まで伸ばした髪は脂ぎっており、光沢いっさいを失った汚れたジャンパー姿なのだ。

「野崎、窓、開けれ」

 守意が言うと、野崎は無言で応じてくれた。

「ひどい臭いだ。恵迪(けいてき)寮で風呂にでも入ってくればいいのに。連中、まだここで寝泊まりしてるのか」

「いないから言うが、警視庁から手配されてるらしい。外に出たら、道警の公安がぴったり張りついちまうんだそうだ」

「恵迪寮ならキャンパスから出なくても済むだろう」

「寮長が許さないさ。あっちはあっちで自治会がある」

「どこに行っても縄張り争いか。うんざりだ」

 倒れたパイプ椅子を戻して、守意は座った。外はもう日が暮れていた。風は冷たいが、煙草の匂いと連中の饐えた臭いは急速に薄まりつつある。

「菅生は本当に無事なんだろうか」

 野崎がラッキーストライクにオイルライターで火を点けた。野崎は札幌出身で、両親ともに道立高校の教師をしている。学生運動に喧しくないのは、両親とも共産党員という家柄のおかげだろう。その割に、野崎の口から出る政治批判は拙い。むしろ、札幌南高出身で女子生徒初の生徒会会長を務め、制服自由化「闘争」を経験したという神波千夏のほうが、弁舌は強かった。強すぎる嫌いがあるが。

「コーヒー、淹れてきます」

 旭川東高出身の美香が立ち上がった。この場から出たいと丸めた背中がそう言っている。彼女の素性はよく知らない。旭川で生徒会に入っていたという話も聞かない。

「野崎、このままじゃ、奴らに乗っ取られる。それでいいのか」

 机の上のビラを手に取った。「空母赤城小樽寄港反対!! 石狩新港の軍港化断固阻止」。大学自治の話はどこへ行ったのか。

「現実問題、是永先生の自宅は道警が二四時間体制で監視してる。『第一恭順区(イチキョウ)』の『総括』が響いてる。あれがなければな」

「あれを武闘派に仕切らせたからだ」

 世に有名になった「オロフレ峠事件」のことだ。『赤い鳥』の強化訓練キャンプで、警官隊と衝突した際にどのように対処するかを含んだ格闘訓練やライフル銃の射撃訓練などを行っていた。地元企業が休眠させた保養施設を使用したもので、その占有を許可したのが、札幌のとある私立大学OBだった。だから、『第一恭順区』の管理と運営は主に件の私大学生部会が行っていた。

私刑(リンチ)よ」

 千夏がうつむいてつぶやいた。

「たまたま学園大の自治会活動が警察に漏れたからって、ねえカムイ、仲間を殴り殺すなんて、あり得ない」

「道警には学園大出身者もいるのにな」

 野崎もつぶやくように言った。

私刑(リンチ)よ……」

「カンナミ、もし対戦車地雷が予定通りに爆発してたら、オロフレ峠どころの騒ぎじゃなかった。今回ばかりは道警に感謝したい」

「おい、守意。くれぐれも鈴木さんたちの前でそんなこと言うなよ」

「おれはもう二度と連中の顔を見たくない。だいたい、臭い」

 守意が言うと、野崎が頭を抱え、大きくため息をついた。

「コーヒー、持ってきました」

 トレーにマグカップを載せて、美香が戻ってきた。表情が硬い。

「北崎さん、普通の格好しなよ。それじゃ、内地の連中と変わんない」

 湯気を立てるマグカップを美香が守意の前に、そして千夏、野崎の机に置いた。トレーを置き、美香はマグカップを抱くように、伏し目がちで守意を向いた。

「動きやすいんです」

「それ、高校のときのだろう? 去年はそんなみすぼらしい格好はしていなかった」

 守意は美香が淹れたコーヒーに口をつけた。インスタントには違いないが、温かい飲み物を身体に入れると、いくぶん気持ちが緩む。

「似合いませんか」

「少なくとも、君のアルバイト先の制服の方が似合ってる。今日は休みか?」

「はい」

「ねえ美香、私のでよかったら、あげる。サイズ、九号でしょ」

「そんな、私、これで別に」

「北崎さん、世間はね、見た目から人を判断するんだ。学生らしい服装ってものがある」

 守意が言うと、野崎が苦笑した。久しぶりに野崎の笑顔を、苦笑とはいえ見た気がする。

「おれも同感だ。北崎さん、ウェイトレス姿の方が似合ってるよ」

 野崎と千夏と守意、それにいまここにいない農学部三年の坂本とで、美香のアルバイト先、国鉄札幌駅二階のレストランまで、スパゲッティを食べに行ったのは、冬の話だ。みんな笑っていたと思う。まだ内地の連中が来る前だ。本気で大学の自治について、北海道の自立について、話をした。列車の改札を告げるアナウンスを聞いて、千夏が函館に行きたいと言った。野崎はみんなで行こうと笑った。美香は別のテーブルへ注文を取りに駆けた。

「ねえ、チョコレートケーキ、食べる?」

 千夏が言う。

「あ、食べたい」

 今日初めて美香が笑顔を見せた。コーヒーには砂糖もミルクも入っていなかった。全員がブラックで飲むのを、美香は知っているからだ。

「待って、冷蔵庫に入ってるから、持ってくる。ちょうど、あと四個しかないんだ」

「『テルトル・ルージュ』のチョコレートケーキかよ。一個いくらするんだ?」

 野崎も苦笑ではない笑顔になった。

「どうせただで持ってきたとか思ってるんでしょうけど、私がちゃんとお金を出して買ってきたのよ」

 マグカップをテーブルに置き、千夏が立った。千夏の実家は、円山で洋菓子店を営んでいる。購買層は経済的に余裕のある人々だ。千夏はそんな洋菓子店の一人娘だった。

「腹、減った」

 野崎が背を椅子にもたれかけて、脱力して言った。


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