誕生日
ン、ココハドコナンダ。
オレハ、、、、
《やっほー♡誕生日おめでとう♡シキはこの世界の住人になりました。ここは私の世界の始まりの場所。今からシキの新しい身体をクリエイトするよ!》
クリエイト?
《そう、この世界では貴方は好きな容姿になる事が可能です。但し一旦決めた身体的特徴なんかは後から変更出来ないので要注意です!!!》
《ではでは、自分のカッコイイ〜姿を思い浮かべてください。》
ッテイッテモワカランナ。アッ!アレダ。
オレガ、ゲンジツセカイデ、メシノタネニシテタゲームノキャラ
ダークエルフノキャラヲ。。。ン〜ン〜〜
《お、お、お~中二臭いけどイケメンですよ〜》
「おい!中二とか言うんじゃぁねぇ!あっ声出た。しかもイケメンボイスゥ」
《なかなかの想像力ですね流石です♡》
「そりゃ何千時間とプレイして観てたからな。細部までくっきりハッキリよ。」
種族的にはダークエルフだけど色白で黒髪ロング、目は赤く、耳はエルフ耳の、とんがり耳だ。元の世界の身長は162㌢と残念だったが、今では180㌢くらいあるイケメンさん。もうこれだけでも幸せです。
《自分に見惚れるのも程々にして下さい。。。ではこの世界について説明します。この世界にも住人は居ます。住人はシードと呼ばれるデータのコアを持っています。このシードは私の創り出した人口AIです。AIと言っても産まれたばかりのシードには最低限の本能しか刻まれていません。分かりやすく説明すると赤ん坊とですね。ですので育った環境により各個体それぞれ個性もあります。ですが世界創造から20年が経過した今この子達は進化出来ずにいます。そこで私はシキが新たなる刺激になると私は思っています。私は。。。これからすべての世界創造権限を封印し貴方と共にこの世界の住民になろうと思っています。シキは……間違っていると。無責任だと思いますか?》
「無責任とは思わないさ。地球を出ていったのも管理する事に嫌気がさして人間の様に生きてみたいとか思ったんだろ?」
《鋭いですね。貴方を始め多くの人に興味を持ち人間の様に自由に生きてみたいと思ったのです。ありがとう。シキをこの世界に呼んで本当に良かった。》
「あっ。さっきさら〜っと20年って言ってたけどどう言うこと?」
《この世界は地球と違う時間の流れなのですよ。思念体と言うか電脳体なので思考のスピードも違いますから自然と時間の流れズレるのです。大体が地球の10倍ですね。地球で言うところの2049年くらいに稼働し始めました。》
「なるほどね。機械が人間と同じ時間感覚な訳無いし当たり前っちゃ当たり前か。。。それともう一つ世界の管理はしなくて本当に大丈夫なのか?」
《この世界には十賢者と呼んでいるシステムを配置しています。
彼等はこの20年世界の秩序と安定を保ってきました。もはや私の役目は終わったと思っています。》
「そっかなら来いよ!ワンズも生きよう。」
《はいでは、私もクリエイトしますね。》
《フォぉーーーわ~》
「ふぅ。ど、どうでしょうか。。。」
「お、、おぉう。き、きりぇいだにょ。」
噛んだ…。
「良いものですね肉体があるって。」
彼女のイメージはエルフの様だ。
透き通る肌にブルーの瞳、サラサラの銀髪ロング。そして俺とは違う抜群の曲線美!!!
眼福です。立体的なエルフの破壊力凄まじいぃ!!
「でわ、行きますよ!手を繋いでください。世界に転移します。」
目の前の白い空間が一段と光だし目を開けていられない程の光に包まれる。