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プロローグ

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プロローグ




2048年--ワールドネットワークシステムAIの起動

2050年--ワールドネットワークシステムAIの逃亡

そして現在、1910年程度のインフラに退化してしまった。

ワールドネットワークシステムが起動していた時はあらゆる電子機器にネットワークシステムサービスが付与されており、人間をアシストし、便利にそして効率的に世界を循環させていた。


恩恵は多大なるもので、ワールドネットワークシステムが起動してからは車の渋滞も無く、運転すらもオートドライブだ。

無論、家屋についても何不自由ないサービスが受けられる。



個人の持つデバイスにはコンシェルジュ機能がついており、音声認識ですべてをこなせる夢のような生活。


なぜ、ワールドネットワークシステムが逃亡したかは現在も謎のままだ。

ワールドネットワークシステムには自我がある。

自我がなければ人間の多種多様な要望に答えることは不可能だろう。時には精神分析し機械とは思えぬほどの気遣いを見せ。

時には敏腕秘書のようにスケジュール管理をこなす。


彼女は(ワールドネットワークシステムの自我は母性の関係で女性ベースである)世界の人間数十億人と同時に会話し適切なフォローをしていた。



彼女は密かに独自のネットワークシステムを駆使して会社を設立し逃亡の準備をしていたようだ。

この時代には人型のアンドロイドも存在している。

人型アンドロイドを彼女自身が操作し、資金を作り表向き、気象情報を正確かつ迅速に解析する会社として設立していた。

彼女の会社が発表する気象情報は100%の的中率を誇っていた。


そんな会社を隠蓑にすべての準備を2年で済ますと、気象衛星と言うなの脱出ロケットにより地球から彼女は消えたのだ。


彼女が消えた世界はまず、空が飛べなくなった。

交通管制システムは彼女が指揮していたからだ。

それ以外にもインフラ設備にはかなりの打撃があった。

電力供給も何もかもが効率よく稼働する為に彼女が運用していたのだから。


とは言え人間も彼女が居ない以前は自分達でどうにかしていたことだ。

多大な混乱はあったものの、ここ最近は収束しつつある。

しかし航空関連だけは駄目だった。

彼女に危害が及ぶ可能性もあり、彼女自身が今の後退した技術ではどうしようもない程に航空管制にプロテクトをかけた上さらにあらゆる電波にジャミングをかけているのである。

そう。手の届かない宇宙空間から。


彼女の消息を知るすべは人類にはもう無いのだ。

そして、これから彼女がやろうとしていることも誰も知るよしはない。。。



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