表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/200

第三話 主人公、異世界生物に食べられるのこと。

ハエの羽音はもう気にならなかった!

とにかくアレはヤバイ!やばすぎる。


奴は後ろだった、後ろだったはずだ。


うむ。


今の所はみえない、が・・・。


奴の足音は聞こえる。

カサリ、カサリと忍び寄ってくる。


カサリ。


枝を払ってこちらに顔をのぞかせる奴。





うわ!



やっぱりあり得ない!


身体が固まってしまう。



その有機的な曲面でありながら、無機的な光沢を放つ表面。

先端をゆらゆらとゆらす触角・・・。


その目はこちらをみているのかみていないのか。


奴が口を開いた。


グロテスクな口が上下、左右に開く。



奴が腕をゆっくりと振り上げる。


ヤバイ。


さっきはそれを喰らった。


振り下ろされる瞬間、とっさに身体が動いた。



振り返り、走り出す。



だが、奴の前肢は俺の離脱を許さなかった。


鈍い音がして前肢のとげがレザージャケットに刺さる。


「うを!」



思い切り後方に引っ張られた。


目の前が真っ暗になる。



「!?」


痛え!!


耳が削られる!?



痛え!痛え!


顔を削るな!


俺は、俺は喰われてるのか!?




この牛のような大きさのカマキリに!


頭から囓られてるっていうのか!



あ、意識が・・・・。



・・・・。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ