表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/200

第二話 主人公、異世界に驚くのこと。

んん・・・。ハエの羽音が・・・!


って、俺は気絶してしまったのか!


確か頭に衝撃を受けたはず。周りになにかが?


いや、パッとみたところ、そういうモノはいないようだ。森は静まりかえってはいないモノの、喧噪というほどの騒がしさもない。遠くで鳥が鳴いているようだ・・・。


いや、それでもさっきの一撃は確かに攻撃だったはず。「なにか」はいるはずだ。


ん。なんの音だ?


乾いた音が聞こえた。

明らかに忍ばせている音だ。

後ろか・・・。


さっきの奴に間違いないだろう、止めを刺すべくかえってきたのか・・・?


まだ距離はある。ゆっくり振り返ってみよう・・・。


ん?

なんだ?

奴はなんだ?


いや、わかっているが、心が理解を拒んでいる。

あり得ないあり得ないあり得ない!



そんな馬鹿なそんな馬鹿なそんな馬鹿な!


頭は逃げようとするが、心がいうことを聞かない。呆然と立ち尽くし、奴の攻撃を目で追うことしかできない。


奴は「それ」をゆっくりと頭上に振り上げ、一気に振り下ろした!


俺はふたたび頭に衝撃を受け、あっさりと、ひどくあっさりと意識を手放してしまった。


奴は一体何だ?何なのだ?あんなものが跋扈するここは一体どこなんだ?


頭の中で繰り返される問いに、応えてくれる存在はなかった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ