3話 物語を始めよう
最寄りの市民公園の出入り口に私たちはいる。
眩い晴天の下、遊歩道に沿って植えられた木々は青々と伸ばした枝葉を小風に揺らせている。
「天候もよく、のどかで良い散歩日和ですなぁ!」
「余計に眠たくなります……」
すーはぁーと気持ちよさげに深呼吸をするチトと、今にも意識を手放してしまいそうにうとうととするユウの姿を横目に、私は辺りを見渡す。
平日の午前中ともあって人気はそこまでない。お年寄りの夫婦が仲睦まじく寄り添いながら池の畔を歩いていたり、二匹の小型犬の散歩をしている女性や、遊歩道に落ちている枯れ葉をブロワーで吹き飛ばしている清掃員がいるぐらいのものだ。
いくら見ても学生の姿はない。
これは正しくない。
私はその場で回れ右をしてそのまま公園を出ようとする。
しかし、一歩を踏み出すまえに背後から腕を掴まれてしまう。
「汐ちゃん。どこに行くの?」
「……学校に決まってんでしょ」
「えぇ、まだそんなこと言ってるの……汐ちゃんって本当にお勉強が好きだね」
「学生の本分でしょうがっ。平日の朝っぱらから外を彷徨いてるのがおかしいのよ!」
「サボって遊ぶことも青春という名の大事な本分なのです。堅苦しい授業を聞くよりも、わたしと青春の一ページを刻もうぜ!」
この自己中幽霊は人の気も考えないで……ああ、マジで除霊してぇ。
「それにわたしを成仏させるほうが汐ちゃんにとっても優先事項なんじゃない?」
「それはそうだけど……」
「なら、もう今日の登校は諦めてこっちに集中っ」
「……はぁ…………それで、こんな特筆することのない場所に連れてきて何を書かせようっての? とても物語のネタが転がってるようには見えないんだけど」
観光名所となるものはない、どこにでもありふれた平凡な公園だ。
しかしチトは「ありまくるよ!」と言下に言い張り、
「今日はね、まだ病状が悪化していない小学の頃の記憶を振り返りたいと思って公園に来たんだ。たとえば……」
私の手を引っ張って木々の間を抜けて広場に入り、中央にある遊具に近づく。
「今、ユウちゃんが寝転がってるこの滑り台!」
「いつの間にこの子は……」
スライダーにぴったりと挟まる形で仰向けに寝転んですやすやしている。
「あの時なぜかスキージャンプに憧れていたわたしは、ローラシューズを履いて天辺からその体勢で滑ったのね。そしたら途中でバランスを崩してスライダーから落ちて、その拍子に腕の骨をボキッと」
「どんだけ腕白なのよ……ロクな記憶じゃないし」
「はははっ。たしかにめちゃくちゃ痛かったし、めちゃくちゃ怒られたね。でも今こうやって笑って話せる時点で良い記憶だよ」
そう言って両手を広げてくるくると回る。
「このような感じで思い出がいっぱい詰まってるのです。なので今日はその記憶を元に可能なかぎり再現して、過去の気持ちをもう一度感じられたらなぁと思ってます」
「再現……嫌な予感しかしないんだけど……」
「だいじょぶだいじょぶ。危険なことはしないから」
さっきの話からして信じられるか。
「ちなみに汐ちゃんは公園の思い出ないの? さすがに来たことはあるでしょ」
「思い出ねぇ」
問われて初めに頭に浮かんできた情景は、メモ帳を片手に一人ベンチに座っている自分の姿。おそらく中学二年生ぐらい。
まだつまらない夢を抱いていたときの…………。
「汐ちゃん?」
「……来たことはあるけど覚えてない」
「えぇ……記憶力なさすぎじゃない」
「馬鹿を見る目で見ないで。あんたみたいにどうでもいいことを一々覚えてないだけよ。それよりも早く物語のネタを渡せ」
さすがにもう学校へ行くことは諦めたが、だからと言ってこいつと不毛な会話をする時間に割きたくない。さっさと物語を完成させてこの忌まわしい憑きものを剥がしたい。
「まったく忙しないんだから。そんな日常の物事を楽しめない卑屈な大人になってしまった汐ちゃんには、在りし日の童心を取り戻してほしいこともあり……」
「うざったい講釈はいいから、早く言って」
「かくれんぼしよう!」
「かくれんぼ……?」
面倒なワードが出てきて自然と顔が歪む。
「うむ。汐ちゃんが鬼で、わたしとユウちゃんが隠れるほう! 範囲は公園全域とします!」
「ちょっと待て! 百歩譲ってかくれんぼはいいとして、どこでも透過できる幽体のあんたを見つけられるわけないじゃない」
「さすがに空中とか壁の中とか卑怯な場所に隠れたりしないよ。時間短縮のためにすり抜けるかもだけど、ちゃんと普通の人でも見つけられる場所にするから心配めされるな」
チトは得意げに腕を組みながら「フフフ……」と悪者みたいに怪しく笑う。
「とは言っても、常人にわたしを見つけることなど不可能だがね。当時、わたしはかくれんぼマスターと呼ばれていて、隠れ役の勝率は驚きの九割。あまりにも見つからなさすぎて公園に置いてけぼりにされたほどにね!」
虚しいな、かくれんぼマスター。
「さらに数々の戦いを経て最強の隠れ場所を発見した。……あれはそう、今日みたいに燦々と晴れた日、喉の渇きを覚えたわたしは自販機で飲み物を買おうとしたところで小銭を落として……」
「御託はもういいから、さっさと始めてさっさと終わるわよ」
「もうっ。少しぐらいわたしのノリに付き合ってくれてもいいじゃんか」
「十分に付き合ってんでしょ、わがまま言うな」
「ははぁん。さては負けるのが怖いのかな?」
「そんな見え透いた挑発を私が買うとでも思ってんのか」
「……ほんと汐ちゃんは冷めてるなぁ…………まぁいいや。始まれば否が応でもわたしの才能に気づいて慌てふためくのがオチだしね!」
「はいはい」
「じゃあ汐ちゃんがそこの木で目を瞑って一分数えたらスタートね。──ユウちゃん起きて起きて! かくれんぼするよかくれんぼ!」
「んん……むにゃ……かく……れん……ぼ?」
「そう! ほら早く隠れるよ!」
寝ぼけ眼のユウを無理やり起こし、手を繋いで私から離れていく。
「……はぁ」
溜息をこぼしつつ、言われたとおり木の元に行き、幹に腕を引っつけてそこに目を当てる。
「いーち。にー。さーん……」
数を数えるたびに億劫さが募り、自問してしまう。
私は一体なにをしてるんだろう?
高校生にもなって、なぜ同級生の、しかも幽霊相手に子供の遊びを繰り広げようとしているのか。こんなことをして何の意義があるのか。
「にじゅうし、にじゅうご、にじゅうろく……」
自問は不安を呼ぶ。
今ごろ他の学生たちは真面目に学校で授業を受けている。当然に、公正に。私だけが違う。
「よんじゅうなな、よんじゅうはち、よんじゅうきゅう……」
不安は焦燥感に変わる。
提出物の課題を一人だけ忘れたように、集合場所に一人だけ間に合わなかったように。自分一人だけが輪の中から外れている。
「ろくじゅう」
やっと数えきり、腕から顔を離して目を開ける。
すぐにはその場から動けなかった。無意味な感情が思考を支配し、足を地面に縛りつける。
「はぁー……すぅー……はぁー……」
地面で揺れ動く木の葉の影を見続けながら、深い息を繰り返す。
今の私にはもう関係ない、考えること自体が無駄なのだと自分に言い聞かせる。
今やるべきことは早々に物語を完成させてチトを成仏させること。今の私には必要なこと。間違っていない。大丈夫、今だけ耐えればいいのだから。
しばらく葛藤は続き、やがて平静を取り戻した。
また陰気な感情に囚われるまえに行動を始めよう。
かくれんぼスタートだ。
開始して三分。
隠れ場所を深く考えず、広場の真ん中に堂々と建造された巨大なタコ型滑り台の中を捜したところ、触手の辺りで膝を抱えてボーッとしているユウを発見した。
私の姿が見えてもユウに驚きや悔しむ様子は微塵もない。
「あらら、見つかっちゃいました。残念です」
「隠れる気ねぇだろ」
「いえいえ。汐さんの類稀なる探知能力には脱帽です」
パチパチと覇気のない拍手を送ってくる。
どうやらこの天使は端からやる気がなかったようだ。職務怠慢にもほどがある。……まぁ、こちらとしては捜す手間が省けてありがたいけど。
「それで。チトはどこに隠れたの?」
「さぁ?」
「なにも知らないの? どっちの方角に行ったとか」
「はい。早々にこの場で別れたので。『汐ちゃんの悔しがる顔が見物だねぇ。ぐふふふふ』とか気持ち悪い笑いを上げながら飛んで行きましたよ」
「……チッ」
心意気が同じユウなら教えてくれると思ったが、知らないのではしょうがない。手っ取り早く終わらせられると期待したのに……めんどくせぇ。
ユウは猫のように身を丸める。
「では。ボクはこのまま失った睡眠時間を取り戻す作業に入りますね」
「なに言ってんの。あんたも私に同行して捜すのよ」
「え?」
「え、じゃない。二人のほうが見つけやすいでしょ」
「かくれんぼとは鬼が隠れた子を捜す遊びと伺っていましたけど……? 子のボクが鬼側に回ったらルール違反なのでは?」
「少し誤解があるわね。鬼に見つかった人は命惜しさに鬼の子分になるの。だから鬼である私に協力するのは何の問題もない。むしろ私のためを思って積極的に行動するのが筋ね」
ユウは「うぅ、知りませんでした……」と頭を抱える。ちょろいちょろい。
見事に騙された天使とタコ滑り台から出て、そのまま広場をあとにする。他にも沢山の遊具はあるが、ざっと見た感じ死角となるような場所はない。別のところに潜んでいるのだろう。
遊歩道に戻り、ユウの歩幅に合わせながら横並びでゆっくりと歩く。
「チトの性格的にどこに隠れると思う?」
「それは汐さんのほうが理解してるんじゃないのですか?」
「なんで私が?」
「同じ教育施設に在籍していて、何でも語り合える心の友だと聞き及んでいます」
「ただ席が隣同士なだけだから。あいつの言うことを一々真に受けないで」
なにが心の友だ。散々私のことを邪魔しやがって、よくそんなことが言えたものだ。
「そうですか。チトさんは奔放で奇天烈な方なので隠れ場所の推測は難しいですね。いつも気がつけば姿を晦ませてボクにとっては毎日がかくれんぼです」
「あんたも苦労してるのね……」
「まぁ、落ち着いて会話ができるだけ良いほうですけどね。大体の方は自身の死を受け入れられず感情的になって話すどころではないですから」
「…………」
死んだことを嘆き、悲しみ、後悔する。
それはとても幸せなことのように思えた。
私は立ち止まって訊く。
「ねぇ。あの世ってどんなところなの?」
創作話のように天国や地獄が存在するのか。それともやはりただの作り話なのか。
ユウがこちらを見上げてくる。
私の心を見据えるみたいにジーッと眼差しを向けていたが、やがて口に人差し指を当てた。
「残念ですが、生きている人には教えられません。天界の法で定められていますので」
「……そう」
興味があったのだが、まぁいいか。知ったところで何も変わりはしないのだから。
その後、他愛もない会話を続けながら行く先々を捜しているうちに時間は過ぎ────
私は時計塔の柱に手をついて荒れた呼吸を整える。
「いねぇ……」
かくれんぼが始まって、すでに二時間が経過している。
その間、公園の隅々を捜したがどこにもいなかった。あの変人のことだから普通の場所にはいないだろうと公衆トイレの建物の上、池や木々の中まで注意深く調べてみたが、結果は徒労に終わった。
ちなみにユウは途中で離脱した。今は広場のベンチでお眠だろう。
「マジであいつ、どこに隠れてるのよ……」
今すぐ切り上げて帰りたいが、後々文句を言われるのは目に見えている。それが原因で余計に付きまとわれては元も子もない。
チトの煽り顔が浮かんできて拳を握る。売られた喧嘩は買う主義じゃないが、あの表情は素直にムカつくし、これ以上調子に乗らせたくない。
やはりここは意地でも見つけ出してやつの鼻をへし折らなくては。
しかし、このまま手当たり次第に捜しても時間の無駄だ。ある程度当たりをつけたい。
「何かヒントはないか、ヒント……」
しばし公園に来てからのチトとの会話を振り返っていたとき、思い至った。
そういえば、あいつは始める前に最強の隠れ場所があると豪語していた。そしてその場所を見つけた経緯についても語っていたような。
「たしか自販機がどうのこうの言ってたわね……」
ただの虚言である可能性は高いが、今はそれぐらいしか手がかりがない。
すぐに公園の出入り口に設置された掲示板の元に行って案内図を確認すると、自販機は全部で三ヶ所あった。
大体の位置を頭に刻み込み、一番近くの所から虱潰していく。
同じ風景を行き来すると憂鬱になる。辺りからはジィジィとアブラゼミの喧しい鳴き声がエンドレスで聞こえてきて、出口のない迷いの森に囚われた気持ちだ。
それから全ての自販機を巡ったが、チトはいなかった。加えて周囲に隠れられるような所はない。やっぱりただの出任せだったか。
「ああもうっ、騙されたっ」
また振り出しに戻って苛立ちに髪を掻き毟ったとき。
遠くのほうからこちらに向かってくる老夫婦の姿が見えた。公園に来て早々に見かけたあの老夫婦だ。あれからずっと園内を散歩していたのか。元気だな。
ゆったりとした歩調や楽しげに笑い合う様は、目を覆いたくなるほど今の私と真逆だ。
老夫婦は自販機の前で足を止めた。腰に巻いたポーチの中からがま口財布を取り出す。
そのままお金を投入口に入れようとした際、手元が狂ったようで硬貨を落とした。チャリンと地面のコンクリートに当たって自販機の下に転がっていく。
幸いなことに硬貨は手前で止まっていたようで、すぐに拾い上げて何事もなく飲み物を購入したあと近場のベンチに向かって行った。
「…………」
よくありがちなその光景を見ていて、とある推測が頭を過った。
「いやそれはさすがにないでしょ。うん、ないない」
いくらあいつが脳内お花畑のバカだからって、その最強の隠れ場所を編み出したのは小学生高学年から中学生ぐらいの間だろうし、さすがにそんな無茶はしないだろう。
「………………」
完全に否定できず、園内を縦横無尽に伸びる〝それ〟の一つ一つの穴を確認していく。
地道な作業を繰り返すこと十五分、小さな穴から覗く二つの目を発見した。
私の目と合って驚きにぱちくりする。
やっと見つけられた喜びも手間を掛けさせられた怒りも湧かず、ただ呆れた。
「そりゃ置き去りにされるわ」
ようやくかくれんぼが終了し、二人でユウが待つベンチに向かう。
チトは負けたにもかかわらず清々しい様子だ。
「やー、参った参った! さすがは名探偵の汐ちゃん。見つけられるとは思ってなかったから、リタイアするのを待ってたんだけどなぁ。いやはや素晴らしい観察眼と諦めない忍耐力。おみそれしました!」
「うっさい……」
ちっとも嬉しくない。今までの捜し回った時間を返せ。
──まさか側溝の中に隠れていたなんて。
今の幽体なら分からなくもないが、当時は生身だったわけで普通あんな狭い場所に隠れようと思うか。危機感が無さすぎだ。こいつは病気じゃなくても早死にしてたな。
「たかが遊びに命懸けすぎなのよ」
「何事も全力がわたしのモットーだからね」
「そのわりには悔しがってないじゃない」
「持てる力を出し切ったからこそ後悔もないのだ!」
「じゃあもうその勢いで成仏しろ」
「それは汐ちゃん次第だよ。全力でわたしの物語を完成させれば未練なくこの世を去るぜ」
「……はぁ」
取り留めのない会話を続けながらベンチに着くと、ユウは起きていて手に持ったソフトクリームをペロペロしていた。この堕落天使は人が苦労している最中にくつろぎやがって。
「あー! ユウちゃんずるいっ。わたしも食べたい食べたい!」
「幽霊は食えないでしょ。というか、そもそもどうやって買ったの?」
目と鼻の先に移動販売車が停まっているからそこで調達したのだろうが、ユウはチト同様に人から見られないはずだ。
「もしかして盗ん……」
「人聞きが悪いですね。ちゃんとこちらのお金を払って買いました。天の使いには周りから自身を視認できるようにする力もあるのです」
「ほんとにぃ?」
「証明して見せましょうか。チトさん、何がいいですか?」
「もちろんプレーンで! 確定された美味しさと純白の色が好きなことが決め手であるっ」
ユウは頷き、大口でソフトクリームを平らげてから販売車に向かっていく。
すると店員のお姉さんは明らかにユウを認識して応対し始めた。ここからでは何を話しているのか分からないが、笑顔を浮かべているあたり、たぶんコスプレした可愛い子供とでも思ってるんだろうな。
ベンチに座って待っていると、少しして新しいソフトクリームを片手に戻ってきた。
「お腹を心配されましたが、買えました」
「どうやら本当に見えてるみたいね。でもどうしてそんな能力があるの? 周りから見えたところで何の役にも立たないと思うけど」
「主に、死者に生きている頃の体験をさせてあげるためですね。天の使いがこの状態で触れ続けている物は、死者にもその感覚を共有することができるのです」
ユウの手にあるソフトクリームを「うっまうっま!」と言いながら貪るチト。傍目からは量が減っていないが、本人は実際に食べて味覚を感じているらしい。
「ん? ちょっと待って。ならその力を使ってチトが自分で自分の物語を書けばいいじゃない」
「ボクが触れていないといけないので、めちゃくちゃ書きづらいですよ。それにこの力を使えるのはごく僅かな時間且つ使用制限も決まっているので難しいです」
じゃあ私欲に使うなよ。
「汐さんも食べますか?」
スッとソフトクリームの先端をこちらに向けてくる。
「いらない」
「遠慮しないしない。疲れたときの甘いものは格別だよ」
「べつに好きじゃないし」
「もしかしてぇ、わたしの食べたあとだから間接キス的なアレで照れちゃってるの~。きゃっ」
「見た目も変わってないのに気にするわけないでしょ」
「ではどうぞ」
グイッと眼前に突き出してくる。
拒否できない流れだと諦め、仕方なく一口だけ食べる。
ミルクの濃厚な味が口内にじんわりと広がっていく。
「どうどう?」
「まぁ普通に美味しいけど…………なに笑ってんのよ?」
「んーん。なんでもないよ~」
はぐらかすみたいにチトはベンチから勢いよく立ち上がった。
「よっし! 甘いもの食べて気力が復活したところで、次は鬼ごっこだ!」
──は?




