コーヒーブレイク 番外編
【30日の買い出し中の篤と浩章】
「弟君は高志を有君に取られてもいいの?」
「いいんです!冬真なら」
「そうなの?」
「はい、俺にとって兄貴は推しの人物だから!」
「推しね~、尚更取られたく無いんじゃないの?」
「いえ!推しには幸せになって欲しいのです。それには冬真が
必要なのです」
「確かに有君には勝てない気がする…」
「兄貴は篤さんの事は何とも思ってないですからね~」
「酷い…」
「見ますか俺の推し活!」
「推し活?見る~」
浩章は携帯の画面に高志の寝顔をの写真を出す。
「なんて事!」
「こんなのも有りますよ!」
と上半身裸のお着替えショットを見せる。
「ああ~浩章さん~データー頂戴~」
「無理です」
「え~!お願いします!浩章様~」
「ダメです」
「高志に言っちゃうぞ!」
「そんな脅迫には屈しません!」
「うぐぐぐっ!じゃあ、高級寿司でどうだ!」
「………い…いや、ダメです」
「今、寿司に負けそうになったよな!なぁ!」
「そんな事無いです!」
「うううううううっ!あ!」
篤も携帯を見せびらかして
「この中に高志の高校時代の隠し撮りがあるのだが~」
「何ですって!」
「どうする~?」
「交渉に乗りましょう」
この後ファミレスで不気味に笑う2人がたそうな…
完
【お正月休み最後に 高野兄弟】
グランピングの年越しを終えて正月休みも最終日
「あ~あ、明日から仕事か~ダルイな~」
浩章が高志のへやのソファーにだるそうに座っている。
「おい、自分の家で休めよ」
「なんか正月ワイワイしてたから1人だと寂しくて~」
「気持ちは分かるが…」
「迷惑?」
「いや、迷惑ではないよ」
高志は柔らかく笑う。
「じゃあ、昼飯でも食いに行くか?」
「やったー!何食べる?」
「何が食べたい?」
「高級寿司」
「はぁ?」
「篤さんに言ったら兄貴に奢ってもらえって!」
「おいおい、グランピングでお金使ったから勘弁して!」
「仕方ないな~」
「じゃあ、何にするか」
「ん~~、有崎シェフに頼む?」
「有崎君も疲れてるだろうからダメ」
浩章そうかな~、と不満顔だ。
「どこにする?」
「出掛けるのもダルイな…」
高志は体にけだるさを感じていた。
「え~、行こうよ」
「元気だな…焼き肉でも食べにいくか?」
「おお!高級?」
「ふつう」
「ですよね~、冬真誘う?」
「だから、疲れてるだろうから止めておけ!」
「行くって~」
「はあ?」
浩章は携帯のメッセージ画面を高志に見せた。
「はや!お前は!」
「え?いいじゃん」
「お前の奢りな!」
「ええ~、何でよ~、いいじゃん!!」
高志は篤の”若者スゲー”を実感した。
完
【高野の武勇伝?】
ショットバー”タップ”では常連さんが楽しく喋っている。
高野も仕事が早めに終わったので冨田さん達と飲んでいた。
入口の外で何やら揉めている声が聞こえる。
「私、ここで彼と待ち合わせしてるの!いい加減にして!」
「うそうそ、彼氏なんていないんだろう、つれないこと
言わずに付き合ってよ~」
外で言い合いしている女性はここの常連の小野まきだ。
「またか~」
と、タップの常連は高野を見る。
高野は”はあ~”とため息をつき肩を落としたが立ち上がり扉へ
向かい開けた。
「どうした?まき、この方は?」
「高志!会社の人よ、ちょっと付いて来ちゃって…」
「悪いけどこの後は俺との約束なんで、帰ってもらえますか?」
男は一瞬ひるんだが
「いやいや、調べはついてるんだよ!きみ、本当は彼氏じゃ
ないんだろう」
「なんだ、まき…まだ言ってないのか?」
「だって、高志に迷惑かけたくないし…」
まきは高野の腕に抱きつく。
「調べた人は無能だったのかもしれないな、俺はまきと
付き合っている。まきは俺の彼女だけど、まだ何か用は
あるかい?」
男はまきを見て”チッ”と舌打ちをして帰った。
ドアを閉め中に入る。
「いや~ん!高野君!ありがとう!」
「まきさん、いい加減に彼氏を作るかちゃんと断って
くださいよ!」
「いい人居ないんだも~ん」
まきはぷぅ~と頬を膨らませる。
「毎回毎回、まきさんモテるのですから何か策を考えて!」
「え~~!あ!いっそ高野君彼氏にしちゃうかな~」
まきはまた高野の腕に抱きつく。高野は呆れた様に手をほどく。
「ダメ~~~~!」
カウンターの奥から声がした!
「高志は俺の~~~~~!ダメダメダメダメ!」
篤が騒いでいる。
「こら、篤騒ぐな!それに俺のってなんだよ!」
高野は呆れる。
常連は高野と篤の言い合いに笑っていた。
冨田は有崎に高野の武勇伝として話しをした。
「高野君は巻き込まれ体質だから有崎君も巻き込まれないように
気をつけてね」
と教えてくれ笑った。
冨田の隣にはまきが居て笑っている。
有崎は高野らしいなと笑ったが、まきには密かに嫉妬して
しまった。
完
君の瞳に映る笑顔 ご覧いただきありがとうございます。
次回は土曜日「巻き込まれて…」 です。次回もお楽しみいただけたら幸いです。
あらかると




