表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/24

3:狼男

スタートダッシュだけは調子いいです。


※この小説は行き当たりばったりで構成されています。

―――夢を見た。


黒い雲が空を覆い、月明かりも弱い森の中。近くに見えるのは神社か寺か。

そこには、二足で立ち上がり呵々と語る狼男のような影がいた。

対して僕は大木の根元に腰を下ろしている。

丁度、狼男と向かい合うように、狼男を見上げるように。


傍らには縄と、白の半紙で作られた菱形が繋がったような紙が…ああここは神社なのかもしれない。

しばらくすると狼男が肩を震わせて笑いながら喋り出す。


「はっ!どうにも出来ねぇだろ!」


何が出来ないんだろうか。


「情けねぇなぁ!」


何が情けないんだろうか。


「哀れだなぁ!」


そんなに僕は哀れに見えるのだろうか。


「ははっ!   がなけりゃその体たらくかぁ!」


?…、言葉にノイズが走り聞き取れない部分があった。


「大体、手前ぇに力なんて無ぇだろぉ!」


腕っ節なんて元から無い。それは自信を持って言える。


「阿呆だな!鎮められず、内に取り込むたぁとんだ阿呆だ!」


ん?何の話だろうか。


「どれだけ手前ぇの実力を過大評価してんだよっ!」


僕と狼男は話が食い違っている。それだけは分かる…気がする。


「尤もぉ、ガキを逃がす為に、隠す為にそうしたってぇ事だからなぁ!」


ガキ?逃がす為?隠す?


「しくじったぜぇ!」


さっぱりだ。訳が分からない。でも…。


「さぁ教えろぉ!ガキの居場所を!」


でも…。


「最早恐れるのはあのガキのみだぁ!」


逃げ延びてほしい。


「あと一歩だぁ!」


逃げ延びてくれ―――



   神楽っ!

続きどうしましょう…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ