1:夢
初投稿です。
文才はありませんが、皆さんに触発されて書いてみました。
お気に入り小説の更新を待つ合間に読んでいただけたら幸いです。
―――夢を見た。
小さな可愛らしい少女が僕の隣りを歩く。
霧の中をとても楽しそうに手を繋いで歩く。
「ねぇ、お父さん」
…お父さん?
僕に娘はいない筈だけど…。
でも、お父さんと呼ばれて何故か悪い気はしなかった。
寧ろ…嬉しい?幸せ?
そんな気分にさせられた。
「…お父さん?」
不思議そうに顔を傾げる少女。…あぁ、これって所謂『愛』っていうものなのかな…?
よく分からないけど、なんだかそんな気がする。
だから世のパパたちは、娘にカレシができればブチ切れ、嫁ごうものなら咽び泣く。
今ならそんなパパたちの気持ちが分かる気がする。
…っと、余計な事を考えている場合じゃない。
それより、ここは何処なんだろうか。
何処かの田舎の農道のようだけど、地元にはこんは景色は見掛けなかった気がする。
そんなことを考えていると次第に霧が深くなり、少女の笑顔すらも見えなくなってしまった。
そして、視界が小さくなると同時に少女の声も遠くなっていき、最後には自分の意識も沈んでしまった。
見切り発車でプロットすら無いです。
すべて思いつきで書くので、前後の整合性がとれていなかった場合はご容赦ください。