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軍神 山本五十六  作者: 自宅防衛隊
五十六、甦る!!
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合衆国と日本

朝鮮半島を掌握したアメリカは満州も掌握。

満州を侵食してたソ連と激突し、第一次満州事変が発生。

米海軍はウラジオストックを占領しソ連極東艦隊を殲滅。

元々陸の国であるソ連は両洋艦隊を持つ世界最強の米海軍に叶うハズが無いのだ。

ウラジオストックを占領した事で布哇に次ぐ巨大母港を米海軍は持つ事になった。


本土や布哇から多数の兵力をウラジオ経由で満州に増兵しソ連を駆逐する。

ソ連も対抗はするがアメリカの膨大な兵力の前には抵抗出来ず押されてしまう。

人の嵐も砲弾の嵐には勝てないのだ。>ソ連軍は兵士を銃弾代わりに使い捨てる事でも有名でした。


やがて昭和10年。

第一次満州事変は講和となり、ソ連の撤退で現在の国境線まで後退。

満州は正式にアメリカ合衆国に併合。

朝鮮半島も同じく。


そこで役立ったのが日本だった。

本土からでは距離が遠く、補充にも時間がかかる。

日本の造兵廠で製造された機銃や銃弾、兵員の服などを日本が輸出してくれたのだ。

主要兵器も見本を渡せば正確にコピーしてくれるのでエンジンや戦車、機銃も補充出来た。

日本は本土と距離のある米国をアジアに押さえつけ、顧客として扱い外貨を手軽に得たのだ。

日本は軍事力でなく外貨を得て国力増大を考える国家に方向転換を開始したのだ。

米国も新しい満州や朝鮮半島を抑えるためにも日本は有難い国となる。

前史と違い敵対せずに米国に消費して貰う。


山本と陛下は消費と輸出でまずは国力増大を試みていた。

米国も新しい二つの州を得た事で本国の不満も解消し、膨大な資本がアジアに流れ込んだ。

朝鮮と言う地名は歴史から消え、一部の生き残りは本国のインディアン同様、先住民族として扱われた。

もっとも不満は高まってたが逆らえば鉄槌が下るので彼等も大人しくなってた。

そして思う。

何故日本は我等を見捨てたのだ・・と。


山本は半島から満州に広がる米国の戦力を見てほくそ笑んでた。


「ウム、これで良い。

米国はソ連と中国を抑えるために我が国にかまうヒマも無いだろう。

アメリカと敵対すれば破滅あるのみ。それよりは・・。」


山本は前史でのアメリカの恐ろしさを思い出してた。


両洋にも艦隊を展開出来るオバケ国家の恐ろしさを。


如何な日本海軍でもアメリカが本気で艦隊を作れば数年でひっくり返されるのだ。

陸軍を退役した兵士も工場で働けば充分な給与を貰え平和を謳歌出来る。

満州、朝鮮は喪ったが日本は内需国家として再出発し軍隊は防衛に特化。

ヨーロッパはナチスが政権を取り前史同様のキナ臭い状態だが、日本は平和なまま。


山本と陛下は戦争に出来れば巻き込まれない日本にしたかったのだ。

そのためなら火の元となる満州、朝鮮は手放しても良い。

代わりにアメリカが進出すればソ連や中国との闘いに巻き込まれずに済む。

最悪、大戦発生でも連合軍として戦えるのだ。

正義が我にアリこそが戦争に勝てる唯一の道。


日本は平和な国土を保持したまま戦後を目指すのであった。

アメリカと敵対しません。

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