五十六、出会う!!
やはりチートは付きます。
司令官らしく前線に出るチートではありませんが・・。
赤城を降りた私は新鋭機開発の試作調達を命じられてた。
次は9試だったな・・。
堀越君の最初の傑作機だったが。。
アレに13粍を搭載させるのも良いな・・。
だが私には技術的な図案が書けない。
若手士官では源田クンと柴田クンが双翼だったが、源田君は・・。
彼は参謀畑ばかりで現場を知らん。
やはり柴田武雄だろう。
試案に耽ってると・・。
目の前に・・・。
・・灰色のスーツを着た正体不明の人間??が立ってた。
ココは横空の基地内の執務室。
しかも夜間なので誰も入れないハズ・・。
だが一回死んでる私には彼が超状現象の主だろうと推察してた。
じっと見てると・・。
(山本君、喋らなくても良い。私は灰色男とでも呼んでくれ。
君を燃える機内から連れて来たのは私だ。)
(貴方が私を。。)
(ウム、あのままでは日本は悲惨な敗戦一直線だったのだ。これを見ろ。)
灰色男は黒い板を見せてくれた。
やがて板は光を発して我が帝國の戦歴を映像で流す。
最初は私の記憶通りでミッドウエーの敗北、そしてガダルカナルの連戦でラバウルの撤退。
トラック島の壊滅。
そしてマリアナ沖、レイテ沖で艦隊壊滅。
最後は広島、長崎に原爆投下で終戦。
帝國は文字通り壊滅し臣民は空襲で火の海に消え・・。
(これが貴様の挑んだ戦争の結末だ。)
(文字通りの・・敗北ですな。。)
(山本よ、ヘタレるな。米国は如何に譲歩しようと帝國を潰しに来る。
敵が牙を剥くのを恐れて怯えるなら今すぐに退官せよ。)
(いえ、我が身を一度、死に晒した人間です。
何とか米国に負けない戦略を練ってはいますが、資源や技術、その他が足りないのです。)
(まあそうだろうな。そこでワシの出番よ。山本よ、貴様に我が神力を貸与する。
貸出期限は貴様が海軍を辞めるか死ぬまでだ。どうする??)
(・・もちろんお願いします。人間個人の力の限界は先の戦闘で味わいました。
死ぬのは良いのですが、臣民に苦労をかけるのは・・。)
(ウム、では貴様に貸し出そう。少し頭が痛むが覚悟せよ。)
グレーマンはそう言うと指先から光を発し、私に魔力を与えてくれた。
そして大量の金塊インゴッド、およそ10兆円(現代のレートだ!)。
アイテムボックスと言う魔法の袋。自分のポケットに直結し自分以外は取り出し不可能。
まさにポケットマネーだな!!>金塊は当座が10兆だそうだ。
資金があれば無理も言えると言う配慮でだな。
ありがたやありがたや!!>紙幣だと相場も崩れるし時代でコロコロ変わるので、
どんな時代でも価値は変動があれど通用するのが金塊のインゴッド。
他にタブレットやプリンター、スマホにデジカメ。
21世紀の端末を明治男が使う図には我ながら大笑いだ。
まあ自分の部屋でのみだがね。
グレーマンは私に色々と知恵や歴史を授け、陛下に謁見する際には具現してくれると言う。
まあ一司令官の戯言だけでは国の方向は変えられぬのは前世でも味わった。
当座は13粍機銃開発と高性能エンジン、そして無線機の改良。
艦隊は空母の高速化と大和武蔵を空母にしないと。
五十六は神に近い存在と出会えた事に感謝し、艦隊や航空機開発に挑むのだった。
次回は陛下に接見です。




