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軍神 山本五十六  作者: 自宅防衛隊
五十六、甦る!!
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五十六戦死ス!!

山本五十六を主人公にします。

昭和18年、4月18日。


私は燃える陸攻機内に居た。

既に胸を敵弾に撃たれ絶命は確実だろう。

胸から流れる血潮は止まる事なく流れ落ちてた。

陸攻の乗員も大半は戦死してたが、それでも総員、持ち場を離れず・・。

陸攻のパイロットも何とか機を持たせようと必死になって操縦してたがエンジンが止まり・・。

双発の鼓動が止まると静かにジャングルに落ちて逝く・・。

私は目を瞑り衝撃に備えた。

やがて「ズガァ~~ン」と言う激しい音と凄まじい衝撃と共に私の肉体は散ったのだろう。


だが・・・。



気付くと懐かしい赤城の艦橋に立ってたのだ・・。


「ココは??」


「山本司令、どうされましたか??」


山本はココが空母赤城であり昭和8年に帰ってる事を意識した。


また闘える。


山本は決意し、前世の戦場や訓戒を全てノートに記して反省も書いた。


「真珠湾奇襲は失敗だった。私は帝國海軍のパイロットを信じてなかったのだ。」


山本はその夜からあらゆる下士官パイロットに現状を聞きまくるのだった。

士官パイロットではアテにならぬ。


山本はラバウルで闘ってた下士官パイロットの奮戦を覚えてた。


毎日、1000km彼方のガダルカナルに空襲に往き、ボロボロになって帰って来た彼等を。


そしてブインでの奮戦。


今後10年以内に発生するシナ戦争、太平洋作戦の反省を記憶が鮮明な間に記しないと。


毎夜寝る時間を削り、赤城の執務室でノートに書き込む。

下士官パイロットも司令が我等如きに・・と恐縮しながらも現状を訴え、欲しい戦闘機の概要を訴える。


「そうか。。速度と上昇力か・・。」


「ハイ、司令。戦闘で必要なのはこの二つと・・アメリカが採用してる13ミリ機銃です。

弾道特性が素晴らしく、束ねれば重爆の機体でも破壊可能な恐るべき機銃です。

7,7粍とそう大きさは変わらないみたいなので今後は13粍が主力になると思います。」


フム、確か私を貫いた機銃も13粍だったな。かなり遠方から撃って来たみたいだったが。


「ありがとう。新鋭機開発時には是非キミ等も参加して貰う様にしよう。

我々は作戦は考案出来ても実際に闘うのは君等だからね。」


「ほ・・・本当ですか?」


「ウム。7試が失敗したのは聞いてると思うが、近々次の試作命令を下す処だ。

若手士官より実戦を潜った君等に聞くのが筋だろう?」


下士官パイロットは感激でウルウルしてた。

前世では士官にしか意見聞かず、零戦もかなり無謀な要求を入れてた。

あれで中島航空機は辞退し三菱単独となったが・・。

やはり中島にも海軍戦闘機に関わって欲しい。

山本は自分に出来る限りの努力を課し、帝國の未来を変える決意をしたのだ。


山本五十六にチートは・・。

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