人格形成は環境のせいで68
偽りの神々シリーズ紹介
「自己肯定感を得るために、呪術を勉強し始めました。」記憶の舞姫
「破れた夢の先は、三角関係から始めます。」星廻りの夢
「封じられた魂」前・「契約の代償」後
「炎上舞台」
「ラーディオヌの秘宝」
「魔女裁判後の日常」
「異世界の秘めごとは日常から始まりました」
「冥府への道を決意するには、それなりに世間知らずでした」
シリーズの8作目になります。
異世界転生ストーリー
「オタクの青春は異世界転生」1
「オタク、異世界転生で家を建てるほど下剋上できるのか?(オタクの青春は異世界転生2)」
異世界未来ストーリー
「十G都市」ーレシピが全てー
※
冥府の戦場にあって、風の知らせで名前を呼ばれたことを知る。
荒れ果てた瓦礫が続く大地に、火竜の蓮が無尽蔵に火を吐いて回るから、岩が焼けて赤くなり、所々燃えて赤い。真っ暗だった大地にあかりをともしたのは、そんな物騒な焼け跡だった。
ここは人が死ぬ場所。
記憶がある限り、ここに来るのは3度目になる。
前に来た2度は意図的な行為で、迷いはなかった。
私は熱風が皮膚を焼くのを感じながら、嘆息する。
本当にそろそろ期限が近づいているらしい。
この3度目の訪問に迷いはないが、ほんの少し後ろ髪引かれるほどの歴史を悠希として築いていた。アセスとしていきた19年近い年月と、悠希としていきた16年と少しの年月の密度など比べようもない。
たった7日から10日程度滞在する予定だった現で多少長く感じる年月を過ごしたところで、比べようもない。
わかっている。
悠希としての人生に、この冥府で区切りをつけるようにしなければならないのだと直感した。期限がないのだ。
まずはこいつらを元いたところに戻してやらなければと考えていたが、全てが自分の中から分散していったものだと知ると、現に彼らを返す必要なんてないのかもしれない。
深山みゆきの能力も、本来現にあるべき能力ではなく、私が宿した魔族の一端から生まれたものなのだとしたら、深山を含めた三人と私は、このまま冥府から戻らなくともいいのではないか。
たとえ、現で私たちが単に死ぬとか、亡者にとりかえばやされるとかいう事態になっても、それは世界にさほどの影響を与える訳ではない。
ふと楽観的な思考が頭をもたげた。
その気になれば冥府の亡者など、彼らと自分の力を合わせれば一瞬で片付けることができる。戻ることを考えなければ、力で吹き飛ばしていくのは簡単だ。
その後アセスに戻る手順については不明だが、悠希の身体に戻ってしまうよりも、アセスに近いところにいるのは確かだった。
現に、ーー彼が自分の名を呼んだ。
ヨースケやリトウに続き、聞こえてきた声はサナレスのもので、まだ自分の存在を切り捨てられていなかったことに心躍った。
この火と水の竜を従え、ラーディオヌ一族に帰ればいい。
面倒くさくなって、私は病院の外に一歩踏み出す。
「さほどの力でもなく、遅い……」
一刻も早くアセスに戻ることを考えるなら、2匹の魔族のやり方は手ぬるく、私は魂ごと四方八方を吹き飛ばした能力を体の中に集めようと右手を頭上にかざしていた。
冥府すら平伏すような力を内包していることに自覚があり、おそらく私は怖いもの知らずでいた。
こんばんは。
コロナ期に色々と制限を受ける日々。
一番くじというものにハマりました(笑)
知らない九時でも引きたくなるのは、YouTubeを見ているせい。
今日も、あまりわからないの3回づつ、2種引いてしまいましたよ。
一つはエヴァなんで、従兄妹に見せられたのでそれなりに知ってます。あとパチンコでも少々。もう一つはなんかディズニーらしいんですけどーー。
最近、ディズニーがわからん。ツイステッドも1週間前くらいにゲームを始めたのですが、さらにわからん一番くじが出ていた。これアート的に優れていたし、AB賞がなんかアセス!?の容姿に似ていて引いてみた。
あ、結果は3回引いて、B賞出たんですが。
これもゲームなんかな。すごいなゲーム。




