すみません(おわびと中休み)
更新を間違えて、今朝、違うシリーズの小説をこちらに上げてしまいました。
お詫びして訂正いたします。
ご指摘いただきました皆様、本当にありがとうございます。
これに懲りずに、これからもこのさびれた田舎の宿屋のご利用をお願いいたします。
「どこをどうやったらこんな風に間違うんですか⁈」
サツキに怒られてまたまたおれはしゅんと小さくなった。
「いやぁなんかおかしいとは思ったんだよ?」
「だったらその場できちんと確認すべきです!」
簡単な言い訳はサツキには通用しない。火に油を注ぐとはまさにこのこと。サツキのお説教はヒートアップする。
ここのところ、遅くまで仕事をしていて疲れていたせいもあるのか、客の部屋割が間違いだらけでめちゃくちゃだと朝からサツキがご機嫌斜めだ。
自分としては、確かに昨日の夜に、翌日の部屋割り表を作ったと記憶しているが、なぜか本来の予約とはまったく違うお客様の名前ばかりが並び、チェックしていたサツキがそれに気づいてくれた。
「そもそも、この名前。どこから引っ張ってきたんですか?」
「いや。この予約台帳だけど…」
横目で見ていたタオが「あら?」と声をあげる。
「支配人、それ去年の日付です」
…なぜかこの日は二人の夕飯をゴチらされる羽目になった。