第4話「電話」
蒼探偵は、4人の男達に襲われた
男達は、悪魔神とゆう言葉を残し、何者かによって殺された
警視庁では、悪魔神からの脅迫状が送られていた
警視庁は捜査本部を作り動いた
蒼探偵は、その日の帰り、事務所のポストに悪魔神からの手紙が入っていた!
翌日、朝早く高松刑事と合流して俺が昨日のうちに考えた推理を話した。
「まず、今回の事件で悪魔神は警察と俺への復讐を考えていると思います
復讐のために、浅田刑事を殺したってことは浅田刑事の過去に何かあるかもしれません
なので、浅田刑事の過去を調べたいのですが」
「わかった、警視庁に行ってみよう
資料があるかもしれないしな」
俺たちは、警視庁に向かった。
もしものために、高松刑事は高松刑事の車で。
俺は、俺のバイクで行った。
まずは、捜査本部に行って挨拶をした。
やはりそこには、鬼田警視長がいた。
「おはよう、蒼探偵
その後、悪魔神からの連絡はあったか?」
俺は、ポストに入っていた封筒を渡した。
「やはり、蒼探偵だったか
どうする?何人かガードをつけるか?」
「いえ、大丈夫です笑
俺、強いですから笑」
笑顔で応えた。
そして、鬼田警視長に説明して浅田刑事の過去を調べるのを許可してもらった。
だが、鬼田警視長から1つ条件を言われた。
「流石に2人だけで動かれても、安心とは言えない。
だからこちらから、3人刑事をつけさせてくれ
君達の事を思って言っているんだ」
鬼田警視長が、捜査一課の優秀な刑事3人を呼んだ。
一条佳正 28歳 刑事歴8年
二葉信也 25歳 刑事歴5年
三堂学 27歳 刑事歴7年
3人とも、捜査一課では優秀で様々な事件を解決したようだ。
運動神経も良いらしく、この3人なら安心できると言っていた。
俺と高松刑事は、この3人と一緒に資料室に行った。
まず、浅田刑事の前歴を見て何の事件を調べているか確認し、その資料を集めるだけ集めた。
全てを調べるとややこしいので、分担することになった。
俺と高松刑事は、捜査一課に入るまえの時の事件。
北沢刑事は、20歳に捜査一課に入った時から30歳までの事件を。
二葉刑事は、30歳から35歳までの事件を。
三堂刑事は、35歳から40歳までの事件を。
だが、調べても恨みをもつような事件はなく俺たちは悩んだ。
そんな時、1人の刑事が走ってきた。
「大変です!
悪魔神と名乗る人間から電話です!」
『えっ!』
俺たち5人は、捜査本部に向かった。
その中には、交渉人の人が電話で話していた。
他の刑事は、電話の逆探知をしていた。
ちょうど、電話が始まったところだった。
「悪魔神、でいいのかな?」
「ああ、俺が悪魔神だ」
声は機械を使って変えていた。
「君は一体、なにを企んでるのかな?」
「脅迫状にも書いただろう
復讐だよ。警察と探偵への復讐」
「復讐と言うことは、昔何かあったということかな?」
「そんなことはどーでもいい
それより、この会話を聞いてるんだろう?神崎蒼探偵さん?」
俺は、少し驚いた。
交渉人は、話を続けた。
「なぜそれを知っているんだ?」
「そんなことぐらい俺にはわかる
刑事を殺したのも、あの4人を殺したのもこの俺だ
そこで聞いてるなら、探偵さんに代わってもらえないかな?」
交渉人は、俺に受話器を渡してくれた。
その時、逆探知が成功した。東京都内の、公衆電話からだった。
刑事たちは、そこへ向かった。俺は、悪魔神と話した。
「俺が神崎蒼だ」
「おぉー、初めまして蒼探偵
ようやく話せましたね。昨日はどーも」
「おい、なに考えてんだ」
「怖いなー。さっきも言ったでしょー
復讐ですよ、ふくしゅうー」
「ふざけるな!人を殺すことを何だと思ってるんだ!」
「もー、叫ばないでよー」
「1つ聞きたいことがある
警察に恨みがあるなら、まだわかるが、なぜ俺なんだ?」
「今更なにを言っているんだ
俺はあの時のことを忘れない
長く話過ぎたな
じゃーな。プチッ」
電話が切れた。
俺は、昨日の夜からずっと映像記憶の能力を頼りに、俺に恨みを持つ人を探したが、心当たりがなかった。
数分後、警視庁に電話がかかってきた。
公衆電話に刑事達が向かったが、誰もいなかったみたいだ。
俺は悪魔神を絶対に捕まえることを決心した。
この物語はフィクションです
実際の名前、団体などは架空の物です
作者の雅 優人です
悪魔神が、5人もの人間を殺したことを認めましたね
一体、何者なのでしょうか