俺、5歳になりました
突然5歳まで飛びます。
今回も前回同様に説明多い話となってます。
ごめんなさい。
時は進んで、俺は5歳となった。そして、俺は中庭でイポスとともに、魔法の練習をしている。
うむ。確かに俺はチート確定だった。まだ小さいから、たいしたことはできないが、15.6歳の、魔法学校に通える歳になったら、敵なしだろう。
………あ、これはイポス情報な。
そして、気になるソロモン・マジックのほうだが、まだ魔力が少ないらしい。何より5歳児の体じゃ、負担が大きすぎて、ヴィネたち悪魔族の八王と呼ばれるやつらをまだ、呼ぶことができない。
バエルは悪魔族の王よりも上らしく、ヴィネが呼べるようになったとしても、バエルは簡単には呼べないそうだ。
《ご主人、強くなったよねっ!》
「まぁなっ!イポスもその内抜くから。俺が逆に守ってやるよ。」
《うお〜っ!ご主人、かっこいい!》
イポスが足もとでいう。
そうだ、ほんと、イポスには驚かされた。まさかあんなに強いとはなぁ……。
悪魔族の中にも、階級がある。
まず、バエル。悪魔族最強らしい。そして次に八王と呼ばれる悪魔。ヴィネはここに入る。
その下が君主。なんとイポスはここらしい。どおりで強いはずだ。それでも君主レベルの悪魔たちとは違い、得意魔法が“未来予知”のため、まだまだ弱いらしい。
その下が公爵。俺はこのくらいの実力をつけたぞ。その下にもたくさんいるらしいが、多分、呼ばないだろう。
なぜなら、俺が一度に呼べる悪魔は2体だからだ。……おっと。2名だからだ。悪魔たちは体ではなく、名と数えてほしいらしい。ふむ。
5年生きててわかったことだが、魔法も、悪魔も、レベルがあるらしい。
簡単に一覧表にしてみたぞ。
特級
バエル、八王。
魔法でいったら世界滅亡レベル。人類では唯一、ソロモン王がここまできた。つまり8000年に1人だな。
上級
イポスたち君主。
魔法は自然災害レベル。人類がここまでいったら、すごすぎるらしい。
1000年に1人、現れるかどうか……という確率。
中級S
公爵レベル。俺もここ。
上級には少し足りないが、自然災害を起こせる。人類は100年に1人は現れるそうだ。
中級A
その他の悪魔たち。
魔法は…うむ、いわゆる風や火というものが、初級より使えるレベル。十分、食っていけるらしいぞ。戦闘に使えるし、ほとんどの人類はここどまりだからな。
初級
魔法学校生レベル。または残念なレベル。だってこれ以上上にいけないって、俺自身じゃないから言えるけど、かなり笑えるぞ?
そよ風や火を起こせるが、まだまだ小さい…という、日常生活レベルなんだと。
んで、適性なし。
こういう場合は魔力自体が、体に宿ってないことが多いから、魔法を諦めるべきなんだって。
あ〜、本当、適性なしじゃなくてよかった。せっかくだから、魔法、使いたいもんな。
次は魔法の属性説明な。
属性は全部で7種類。火、水、土、風、光、闇。そして、ソロモン・マジック等の特殊だ。
火、水、土、風はもう分かるだろ?
エレメントは普通の属性魔法だ。誰もが得意属性がある。基本は得意意外はそんなに上達しないらしいけど、俺は全部得意らしい。全部上達がはやいからな。チート発揮w
光は回復魔法。攻撃魔法もあるらしいが、あまりみたことない。だってイポスから教えてもらってんだぞ?悪魔が光魔法使ってたらやばい。回復魔法なんてなくても、自己再生できるしな。
俺は練習したぞ?魔法書見て。多分、他のやつらより使える。うむ。
闇は直接体に作用する魔法な。あ、回復魔法を除く。身体強化とかはここになるらしいから、かなりの使い手がいる。
正直、闇属性って聞いたら、悪役思い出すよなぁ…。まぁ、直接体に作用する魔法なんだから、某ゲームや、某小説のように、一撃で相手の命を奪うのもある。
特殊は使役魔法等、どこに入れたらいいのか分からないようなものを指す。つまり、使える人が少ない魔法ってことだな。
なんだか特別な気分だ。
マジでありがとう、ソロモン王の力!
「レム〜!どこにいるの?」
俺がそう思っていると、俺を呼ぶ声が聞こえた。俺は声のしたほうへと、顔を向けた。
「お母様。こちらです。」
「レムったら、またイポスちゃんと魔法の練習?頑張ってるわね。」
俺はなんと、ソロモン王の血筋をひく、この世界の貴族だった。なんでも、王族はソロモン王の直系で、俺の家は傍系……といったところか?
「そうそう、レム。ミカヤ様が来られてるわよ。いってらっしゃい。」
俺は思わず、かたまった。