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夏生詩集2

在り続ける

作者: 夏生

誰かは言った

人はいずれ滅びると

誰かは言った

希望を捨てるな、

人は滅びはしないと


恐竜は突然滅んだのではなく

ゆっくりゆっくり途方もない時間

在り方を変え、生き方を変え

今でもこの世界に存在している、と

思う私


自分の手のひらを見て

手指の股のところに

うっすら残る水かきの跡

尻のちょっと上にある尾の名残りに

触れてみると


人も

ゆっくりゆっくり途方もない時間

在り方を変え、生き方を変え

この世界に在りづつけるような気がして


サルから人へ進化した、という説があるなら

これからも変わっていくのじゃないか


命は尊く、清らかで、美しく

とてつもなく貪欲でしぶといものだから



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― 新着の感想 ―
[一言] おはようございます! 読ませて頂きました。 自分の身体に残る進化の名残。「自分」という個から、「人間」というひとつの種族の眩暈がする程長い時の流れを感じます。 現代人は噛む回数の少なくなっ…
2014/03/27 08:45 退会済み
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