弱虫可愛い子ちゃん。
はい、新小説です。
gdgdです。
あたしは自分が一番、この学校の1年の中で可愛いと思う。
急に何言い出すの?なんて思わないで。
あたし。九重沙恵は、この中学校の1年7組の学級長をやっています。
「おーい、サエー。」
この男子は幼馴染の三井。下の名前はヒデノリ。漢字は忘れた。
幼馴染なのに?なーんて聞かないでよ。幼馴染という名の腐れ縁。
「なに?ヒデノリ―。」
「俺のクラスのさ、工藤ってやつが、お前に会ってみたいって!」
「かっこいいの?」
「う~ん、モテル方だと思う…。」
「ふ~ん♪」
「じゃ、そんだけ。」
「またね。」
そして、次の日。×日。
「えぇーーー!!??人違い!?どーゆう事よ!!ヒデノリ!!」
「だから、「ここのえ」じゃなくて、「ここの」さんだったんだと!!」
ここの!?あの!?どうして…。
あたしのほうが可愛いでしょ!!
「ヒデノリ―。」
「あ?」
「あたしのほうが可愛いくない?」
「しらん、」
「…。」
「あー、でも。人それぞれだから…。まぁ、俺はそんなサエを何年間とみてきたから。サエのほうが可愛いと思う。」
「~~~~//////////!!!???」
「な、何顔赤くなってんだよ!?///」
「ば、馬鹿!!夕日よ!!」
なんでだろう?どうしてこんなにドキドキしてるんだろう?
**************
「あ、ヒデノリ…」
「三井くーん!」
「あ、仲島。」
「これ。先生から。同じ書記でしょ?一緒に仕事やるよっ♪」
「サンキュー。仲島。」
「ねぇ、三井君。」
「ん?」
「あの…さ、あたしの名前知ってる?」
「あぁ、芽衣子だろ?」
「う、うん♪今度から仲島じゃなくって、メイコって呼んでっ。」
「?別にいいけど…。」
何アレ?仲島メイコ?誰よ。
なーんだ。あたしのほうが可愛いじゃん。なのに、ヒデノリったら…。
「あ・・・れ?」
どうして?どうして?どうして?
どうしてこんなにも涙が出るの―――?
***********
「あ、サエ―!」
「!?」
「サエ―?サエ!!」
おねがい。呼ばないで。あたしの名前を。
噂が風に乗って7組へやってきたの。
{4組の三井と仲島が付き合っている。}
ただのヒデノリ。けれどヒデノリだった。
体に穴があいた気分になっていた。
笑っていた時、怒っていた時、泣いていた時、どんな時もそばにいたのは、ヒデノリでヒデノリの隣にいたのはあたしのはずだったのに、もう、今は違うの?
そう思うとね。涙が止まらないの。
お願い。これ以上、あたしを変な気持にさせないで。
「無視すんなよ!!って、サ…エ?」
「何よ…。仲島さんって可愛いと思うの?ヒデノリは。」
「はぁ?」
「あたしは仲島さんは、可愛いと思わない。」
「なに?メイコがどうしたんだよ?」
メイコ―――――。
「…けにして。」
「はぁ?お前どうしたんだよ。泣いてるし、無視するし、」
「あたしだけにして。名前を呼ぶのは。」
「!!」
「仲島さんより、あたしのほうが可愛いと、あたしは思う。」
「!!。はは、やきもち?」
「なっ//////」
「仲島とは付き合ってないから。」
その時バックに見た夕日と、涙のせいでヒデノリがまぶしく見えた。
――――――――――渡したくない。――――――――
気づいたの。秋が終わって、冬が顔を出して、夕日が美しく思える今日この頃に。
あたしは恋に落ちていました。小さい時から。ずっと。
今はまだ弱虫だから言えないけど、いつか…。
あなたにもう一度、可愛いって言ってもらいたいから。




