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【プロットタイプ】マネキン

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

瑠衣って一般的な認識齟齬がありそうな。

どうでも良い相手の事はガチでどうでも良いから、適当なマネキンに当てはめてそう。

人間の事が大好きで、大嫌いな同居人は、何処か人外めいた思考回路をしている。興味を持った相手には積極的に絡むし助言を行う。けれども興味のない相手には何一つ覚えない。

『高校時代の同期、私とゆらりぃと麗衣ちゃま以外で、名前を上げてみて?』と聞いたら、『忘れた』と返って来るだろう。

果たして、瑠衣の世界はどうなっているのだろうか?


「瑠衣たぁ〜ん。この間見た映画の原作アニメ、公式がまた期間限定で動画サイトに上がってるよぉ〜。一緒に見ようよぉ」

私がスマホを片手に瑠衣に迫ると、私が見せた画面に目が映る。早速興味を持った様で、テレビに繋ぐと大人しくソファに座った。

こういう、自分の興味を引くことに関しては非常に従順で、協力的である。

もう十年も前の作品。それ故に映し出される画像はセピア色の食う気を纏っている。其れでも作画も物語構成もずば抜けており、今でも十二分に通用するものだ。

懐かしいと思いながら見ていると、ふと気になったと言うか、特異な演出が目に入った。主要な登場人物以外、つまりモブキャラは全て表情のないマネキンで描かれているのだ。一応、服や帽子などの装飾はあるが、それ以外の特徴はない。この様なアニメでしか出来ない演出を見ると、やはり味がある。面白いと思う。

瑠衣の方を一瞥してみると、大人しく画面に夢中になっている。もしかしたら私と同じ事を考えているのかも知れない。

「幸江一号を思い出すな」

「そうだねぇ。高校時代、瑠衣にとっての相棒みたいなものだもんねぇ」

幸江一号とは瑠衣の家族が所有しているマネキンである。あの子は目鼻立ちがしっかりしていたので、まだ個性があった。個性があったから、女の様な名前を付けられたのだろう。

そこまで考えて、一瞬時が止まった。瑠衣は家族が所有している人形をとても大切に思っている。其れは人に接するのと同じくらい。しない事としたら性を伴った行いぐらいでは無かろうか。

「あ……あのさ……瑠衣……もしかして、どうでも良いって人、此処に写ってるマネキンみたいに思ってない?」

瑠衣は何も答えなかった。ただ怪訝な顔をして此方を見つめ返す。

「あ……そうだよね。流石にそんな事は……」

「記憶の中では似た様なもんだぞ。お前もそうじゃないのか?」

その事に、思わず絶句してしまった。

前にお話したかと思うんですけど、

瑠衣は決してイキってません。

自分が死ぬ気の本気で相手に向き合うから、相手にも其れを求めます。

だから『人間の基準が遥かに高い』。

自覚してないですが、『ガチで生きてない奴、人間だと思ってない』説が非常に濃厚。


じゃあ、興味のない人間はどう写っての?

というアンサーがこれ。

顔なしマネキンみたいに写ってる。


これも前にお話したかと思いますが、瑠衣ってね、家族が所有する人形達、凄く大切にしているんですよ。

絶対に乱暴な扱いしないし、触れ方もとても丁寧。

しない事と言えば、食事を与えない(食べないから)、性行為(そんな対象じゃない)ぐらい。


ある意味、人間と差し支えないぐらい丁寧なんです。

其れはつまり、

興味のない人間=自分の家族が所有する人形

となってもおかしくないのでは無いかと。


だからもし瑠衣の視点を絵に映すなら、モブは全て『喋るマネキン』として描く事になると思います。


人形も人間と同じくらい大好きなんでね。瑠衣。

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