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朝
まあ、時間が経てば朝は来るわけで。
何事もなく登校する。
その少し前、朝の1幕。
「今日から普通の授業で本当に弁当いらないの?」
「うん。昨日言ってた友達が料理に興味あるって弁当もってくるなよーってさ。明日入ると思う」
「なんじゃそりゃ。まあ、手間が省けていいけどさ」
1年で1番心地いい日差しの元で自転車を漕ぐ。
ふつーに気分がいい。
それは優と会えるからなのか。
友達ができたからなのか。
どっちでもいいけど、
「お、優じゃん」
後ろからでももう見分けが着く。
俺のカッコいい友達の姿を見て隣りで減速する。
「よう」
「ん?わあ、野薔薇じゃないか!」




