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女装女子  作者: 新規四季
18/25

玄関にて

「ほい、着いた」


優はあの後、格好強引に俺の服を引っ張って先導し始めた。

駐輪場に着くまで結局ずっと袖を掴まれたままだった。


「へぇー、ここが優の家ね」


場面変わって、目の前には結構立派な家。

優の言動からはお嬢様って感じはしないけどな。


「自転車はその辺に停めといていいからね」

「うん」

「あ、ちょっと待って!」

「?」


優は慌てて玄関を開けて、一足先に家に入ってしまった。

玄関にポツンと取り残されて、少し寂しいのだが、まあ、待てと言われたから待つか。


「お、おかえり〜……」


ガチャりと玄関のドアをゆっくり開けて、顔を真っ赤にした優がそういった。


「はぁ、ただいま?」


困惑しながらも、優が言ってほしそうな言葉を返す。


「アハハ」

「照れるならやるなよ」

「ま、上がってよ」

「優」

「なに?」

「ただいま」



茹でダコみたいに真っ赤な優とそれを見て満足げに笑う野薔薇姫。

笑いあって一緒に家へ入る。

とても、今日会ったばかりと思えないほど仲良さげに見える。


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