日常④
ウーの地獄なモノマネをしていた同時刻
別のゲームルーム
「いやぁぁぁぁ!!!」
「あ、ココこっちなんだけど。そっちは・・・」
「なんでこっちにくんの?!!!!」
「おそかったか~」
現在、ゲーム『最強鬼から逃げきれ』で大量の鬼に追いかけられているココとまーちゃん。
初めにココが見つかり、ランが助けようと指示を出すも逃げた先にまーちゃんがいるという、偶然なのか奇跡なのかわからないやつが起こり、現在に至る。
必死に逃げている二人を大爆笑で見ているのはサンとキョン、どうにか助けようとしているランとレン、あきれ顔のソルとターさん、二人を放置しアイテム集めに精を出すジェフと裏方に徹底するリリー。
それぞれが自由に行動しているが、そこがまた面白いと人気だ。
このゲームは何回もやっているのだが、毎回この二人は追いかけられる。
ゲームが上手いランやキョンが助けに入ってもこうなるので、何かついているのではと本気で思うランがいたとかいなかったとか。
「どうにかして!!」
「なんでキョンとサンは爆笑してんだよ!助けろや!!」
「あ、レアアイテムゲット~・・・あれ?」
『ジェフ!!!』
二人で逃げまどいながら、サン&キョンに文句を言うも助けてもらえない。
逃げるのだけはうまい二人はなんとか捕まらずに逃げていたのだが、角を曲がった先にジェフがおり、アイテムとった途端に後ろからキル。
二人はジェフに声をかけるも遅く、巻き添えをしてしまった。
申し訳ないと思うが、逃げないと自分がやられるので構わず行く二人。
何が起きたかわからず困惑しているジェフに、サン&キョンコンビは息も吸えないくらい大爆笑をしており、顔が真っ赤だ。
ジェフを復帰させるために、裏方でリリーが動き出す。
そんなこんなで、30分もあったゲームはあっという間に終わった。
今回一番キル数が少ないのはランとキョンとサンの三人だ。
ほとんどの鬼をココ&まーちゃんコンビがひきつけたおかげなのだが。
ゲームの録画も終わり、時刻は午後8時ジャスト。
「みんなで飲みに行く~?」
「お、ええやん」
「お酒行きますか!!」
みんなで飲みに行く提案をするランに対し、ノリノリなのはサンとキョンで、ココとまーちゃん
は脱力しながら、レンとターさんとリリーは片づけをしながら、ジェフとソルは次回の確認をしながら行くことに同意。
みんな成人を越しているのでお酒はオッケー。
というか【プリヤーチェリ】のメンバー全員が成人をこしているため、毎回配信や番組が終わると飲みに出かける。
人気配信者だからこそお店の個室で、飲み会をするためお店に確認。行きつけなのですぐに良い返事をもらい出発。
途中、生配信組と会い一緒に行くことになった。
なぜかウーが意気消沈していたが、気のせいということにした。
お酒はおいしい