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水族館 後半

水族館は楽しいかい?


水族館 後半



みんなが考え込んでいた場所にテレビがあり、そこから映像が流れてきた。どうやらこの水族館にいる生き物の紹介をしているみたいだ。なんのヒントもなく進展もないメンバーはなぜだかその映像に見入っていた。


『次はシャチについてです!シャチの漢字は魚に虎で鯱です。学名はラテン語でOrcinusOrcaオルキヌス・オルカと言い、「冥府の魔物」を意味するそうです』


『・・・・これだ!!!』


見ていた映像にはちょうどシャチの説明がされており、みんなが探している問題の答えが映し出され、顔を見合わせて声が重なる。


「よし!すぐに向かおうぜ!」


「トロッコをシャチの所に設定してくれ!」


「俺に任せい!ついでにスピードもアップしとくね」


「え?ア・・・アル?スピードは別にいいんじゃ・・・・」


「あ、ごめん!やっちったw」


たぬポンが指示を出し、機械音痴のウーが人任せにし、アルが面白半分にいじり、それを止めようとミミが声をかけるが遅い。


本来スピードはセーブされているのだが、今回貸し切りで誰もいないのでセーブされておらず出したい放題。


スピードをマックスにしても危険はないのだが、ジェットコースター並みに出るうえに、シートベルトなんてものはないので、余計にも怖い。

設定が受理され、トロッコのスピードがアップ。全員がトロッコにしがみついた。


「誰か・・止めてくれ・・・酔う・・うっ・・」


「アル~!!」


「いや~おもろいだろ」


「面白くねえよ!!」


面白半分で設定したマックススピードのトロッコに、ウーは酔う寸前、ウールが怒るもアルは反省するわけもなく、そんなアルにたぬポンがつっこむ。


そんな会話をしてもトロッコは止まることなく進む。設定を動かせばいいのだが、トロッコから片手すら離せないので止めれない。


「どうすんだ?これ」


「てかこうなっても(トロッコ猛スピード)、カメラを撮り続けている俺を誰か誉めろ」


目的地までは遠く、まだ着くには時間がかかりそうだ。トロッコに乗ってから今の今までカメラを回し続けているレンは配信者の鏡だろう。



この後目的地までトロッコは猛スピードで進むのであった。









「・・・やっと終わりか」


「長かったな」


「俺は楽しかったけどな」


「それはアルだけだよ」


「俺カメラずっとしてたけど」


「お疲れ様でした」


いろいろあったがようやく最後の謎解きを終え、全員ヘトヘト状態に。

アルの暴走を誰も止められず(普段はミスターFの役割)、トロッコは猛スピード状態のまま時間が過ぎた。


昼飯も食べる暇もなく、謎解きを挑んでいたため、お腹もペコペコ状態だ。


「よし、最後はここに向かえって書いてあるな」


「ここって確か・・・」


「まあ行ってみますか」


最後にあった宝箱の中には一枚の紙があり、そこに書かれていたものはとある場所への地図だ。

時刻は午後6時でもうすぐ約束の時間がせまっている。


6人は場所に対し疑問に思ったが、時間がなく急いでそこへ向かうことに。



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