表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/12

水族館 前半

水族館・・・魚の目って怖いよね



  水族館 前半



 Aチーム



紙に書かれた場所は、新東京の中でも最大規模を誇る『イミナリー新水族館』。

ライトアップはもちろんのこと、世界初トロッコに乗って水族館内を回るトロッコアドベンチャーがあるところだ。

いつも大人気で混んでいるのが当たり前なのだが、今日は休館日らしく開いていない。


「おいどうすんだこれ」


「どうもできなくない?」


カメラを回しみんなで話し合うメンバーは、傍から見ると不審者である。

なぜなら、みんなそれぞれ変装用にマスク&サングラス(眼鏡も)をしている。

よく不審者として通報されないのか不思議なかんじだ。


「いっそのこと会社の力を使うか」


いろいろ話し合い、ウールが不審なことを言い出してきた頃。

一人の男性が近づいてきた。


「どうかされましたか?」


やはり怪しいのだろう警備員が話しかけてきたのだ。みんなが慌てる中、ウールだけが冷静に話しかけていた。


「実は僕たちこんな紙をもらって謎解きをしているんですよ」


「謎解きですか。どんなものなので?」


「これなんですが」


「あぁ皆さまでしたか。お待ちしておりました、どうぞ中へ。今回は貸し切りにさせていただいております」


「そうだったんですか、ありがとうございます。」


警備員と笑顔で話すウールは警戒されず、中に入れてもらえたのだ。

貸し切りなのが気になるが、それでもウール以外のメンバーは『さすがさわやか系腹黒は違うな』と思ったのはお約束。


警備員の案内で中に入れたメンバーは、受付で謎の紙をもらい謎解きへ。カメラはレン、謎解きはそれ以外のメンバーですることに。




さあここからが地獄の始まりなのだが、この時メンバーはまだ知らない。

すべては仕組まれたこと、この警備員はある人だといつ気づくのか。












「マジで終わんね!!!!!!」


「お、落ち着けウー」


トロッコに乗っていろんな謎解きをしていたAチームだったのだが、最初の謎解きから難しく、全然解ける気がしないのだ。


かれこれ30分はトロッコに乗りながら1問目を解いている。謎解きというより問題らしく『オルカの所に次なる扉は存在する』というもの。


水族館にオルカという生き物はいないし、地図で見てみたがやっぱりいなくて、トロッコに乗って水族館内を見ればわかると思いのったがわからず。


どこを見ても次の扉なんてものは存在していないので、Aチームのメンバーは困り果てていた。

特にウーは水族館内ってこともあり、禁煙なので大好きなタバコが吸えず、謎は解けずでイラつきが増すばかり。


そんなウーをなだめているのは、Aチーム内でウーと付き合いが長いミミの役割。他のメンバーは騒いでいるウーを気にせず、考えていた。


いくらトロッコに乗って全体を何度見ても、解けることがなく、どこか絞って探してみようかと考えていた時。


『生き物大図鑑~始まるよ~』


どこからかそんな声が聞こえてきた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ