第1話 プロローグ
この作品は、日常になったり冒険になったりします。
たまに人が死ぬような描写もあります。
俺は紅千影。歳は十八歳。高校三年生。誰が見てもわかるオタクである。
休日のいつも家に引きこもってアニメを見たり、エロゲをしたりネトゲをしたりしている。
あ、平日はちゃんと学校行ってるからな?
ちなみにみんなは俺がオタクであることを知らない。
俺はそういうのには興味がないっていう設定でいってるからな。
いわゆる隠れオタクだ。
後、ちゃんと友達もいるからな。五人くらい。
ちなみにその中の四人はネットで出会ったオタクだ。
そして俺の友達だけは俺がオタクであることを知っている。
温厚で優しいから約束は絶対守る。
だから、誰にも言わないでくれと言ったら、秘密にしてくれた。
俺は女友達がいない。
女子は話しかけにくいんだよな。
だから、俺は童貞だ!
ま、誇り持って言うことじゃないけど。
でも、昔俺には仲のいい女子がいたんだけど………もういないんだよな。
今日はあるゲームの発売日だから、出かけるか。
俺は黒いズボンと赤いパーカーを着ると、赤のコンバースを履き、自転車の鍵を持って外に出た。
ジャージはつけないのかって?
そんなのつけてたらニートだと思われるだろ!そう思われるのはごめんだ。
普通が一番なんだよ、普通が。
俺は自転車のところに行くと、鍵を開けた。
できるだけ遠いところにある店に行くか。
エロゲとかのゲームを買うところを見られたくないからな。
「お買い上げありがとうございました」
よかった。売り切れてなかった。
後は、誰にも見つからずに帰るだけだな。
誰にも見つかりたくないから早く自転車をこいだ。
そして曲がり角のところを通ったとき、横から車が出てきた。
あ、終わった。
その瞬間、俺は車に轢かれてしまった。
………まだ意識がある。
でも、多分もう手遅れだ。
周りには人が騒いでいた。
体が熱い。
多分、血まみれになったんだろう。
もっと生きたかったな。
もっと色々やりたかった。
約束もあったのに……。
それに、まさか童貞のまま死ぬとは思わなかった。
もしも来世が存在するなら、そのときはヤりまくろう。
ああ、だんだん意識が遠のいていく………
その瞬間、俺は死んでしまった。
ここまでは同じですが、次回から少し変わってきます。