表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/84

コラム「キャンプ場はどこにする?③~施設・設備」

ソロ「初心者が気にした方がいい大事なポイントのひとつとして、やはり施設や設備の充実度などは欠かせない」


泊「いわゆる高規格キャンプ場がいいということですか?」


ソロ「一概にそういう話でもない。たとえば目的が『自然の中で過ごしたい』ならば、あまりに整いすぎているキャンプ場は希望に合わないかもしれない」


泊「ほむ。そうかも」


ソロ「だから、やはり自分にとっての必要性や重要度を考えてみるべきだろう。たとえば、冬は炊事場でお湯が出て欲しいという希望もあるだろう。冬だけではなく、調理で油物を扱うと食器洗いにお湯が欲しくなる」


泊「ほむほむ。それはありますね。水では油のギトギトが落ちないときも多々ありますし」


ソロ「炊事場周りで言えば、家庭用の中性洗剤が使えないところもある。微生物で分解できる石けんや重曹しか使えないキャンプ場も少なくない。そういうのはあらかじめ調べておかないと現地で困ることになる」


泊「あと、わたし的に気になったのはトイレですね。洋式しか使ったことがなかったので、和式しかないとちょっと……」


ソロ「そうそう。トイレは一日に何回も使用するから、『それは辛い』という人は気にした方がいい。水洗トイレがなく、いわゆる汲み取り式便所のところもあるから、家族キャンプで子供がいると嫌がられるかもしれない」


泊「あとはシャワーですかね。ソロさんと初めて出会ったキャンプ場には風呂もありましたけど、そういうのがないキャンプ場も多いですよね」


ソロ「そうだな。一泊なら入らないでいいかもしれないが、二泊以上はやはり風呂に入りたい。せめてシャワーが欲しくなる。キャンプ場に設備がない場合は、近くに日帰り温泉みたいな施設がないか調べておくのもいい。まあ、徒歩の場合はかなり近くないと辛いことになるがな」


泊「ほむ。他には?」


ソロ「ゴミが捨てられるかどうかも、わりと大きな問題だ。持ち帰らないといけない場合は、なるべくゴミが出ないようにしていきたい。缶詰とか辛くなる」


泊「ほむ。直火禁止かどうかとかも調べた方がいいですね」


ソロ「ああ。ただ、俺としてはどんなところでも焚火台を使うことを勧めるな。それから他には、キャンプ場では売店をやっている場合もある。特に薪や炭なんかが売っていることは多い。それらは荷物になるから、できたら現地調達のが楽だろう。だから、現地で売っているのか、いくらなのかは知っておきたい情報だ」


泊「値段も確認ですか? そんなに違います?」


ソロ「かなり違うぞ。炭も薪もだいたい四〇〇円ぐらいから一〇〇〇円ぐらいまで価格幅がある」


泊「倍以上!?」


ソロ「炭は大して量を使わないことが多いのだが、冬に焚き火をやると薪はけっこう使用することになる。下手すれば、薪だけで一泊分の宿泊費を超えてしまうこともありうる」


泊「体は温かくとも、懐が寒くなる……」


ソロ「うまいことを……。まあ、車で行く人は、あらかじめ安い店を探して買っていくか、現地近くのホームセンター等で売っていないかチェックするのがいいだろう」


泊「ほむ。やはり徒歩の人は、あらかじめ調べておかないとヤバいですね」


ソロ「売店の営業時間も要チェックだ。あと、食材を現地調達する時も気をつけないとな。店の営業時間とか地方だと早いところもあるし」


泊「ほむほむ」


ソロ「自分にとって必要なもの、必要な設備などが揃っているか、そういうことを前もって調査することは大事だ。……まあ、この辺の失敗談はきっと泊たち三人娘が本編で、そのうちやらかして教訓を示してくれることだろうよ」


泊「――なんですとぉぉぉぉー!? やらかし確定!?」


ソロ「キャラ設定的に」


泊「メタなネタばらしやめて!」


※次回は、2023年06月04日12:00に公開です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ