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バブバブ

作者: 空超未来一

生後6ヶ月になるウチの娘をあやすのに、母親である私は苦労を覚えたことがない。


あるとしても夜笑いくらいだろうか。


ウチの家にはとっておきの秘密兵器がある。


それは、娘の部屋にあるお姫様スペースのこと。


作り方はいたってシンプル。


壁に沿って大きなベッドを設置する。

天井から半透明なカーテンを吊り下げたら完成。


「ぎゃぁー! ぎゃぁーっ!!」


ウチの娘がぐずり出した。

さっそく秘密兵器の出番だ。


私は娘を抱き上げ、優しくベッドに寝かせてやった。



ーーーーすると‥‥‥‥。



「きゃははは‥‥っ! ふぶーっ!!」


何が面白いのか、娘は何も無い天井を見てしきりに笑い出す。


これを毎日繰り返すのだ。


特にオムツを替えたりする時は激しい。



ある日の晩のこと。


娘を旦那の両親に預ける機会があったので、旦那がお姫様スペースを使って幼児プレイを要求してきた。


私としても最近はムラムラしていたこともあって快諾してしまった。


ただ、誰かに見られては死んでしまうなとは思ったが。


寝間着を脱ぎ捨て、赤ちゃん用のベッドに乗りかかる。


あぁ、娘はいつもこんな気持ちでいるのか。


いつも笑っているのもわかる。


意外と気持ちいいかもしれない。






ーーーー絶頂の寸前。








正方形に切り抜かれた天井からこちらの様子を眺めている、痩せこけた中年男性と目が合った。








ーーーーあらゆる意味で、背筋が凍る。





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