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DUSTER  作者: 703
13/13

あの都

「…え〜と、変わった所は無いですよ」


まぁ、全体的に白い。そう思うと不思議な所だけど

静かで清潔感がある、という感じの場所だ。

とても休日を返上して来るような所じゃない。

…とても休日を返上して来るような所じゃない。


「はぁ…」


『そう。とても、腐った獣と対面してる対応じゃ

ないわね。臭いでおかしくなった?』


「あぁ…そうですね。ちょっと場慣れしすぎて

日常的になってきたといいますか…。で、

倒せば良いんですか?いつもみたいに」


『いや…ちょっと待て。そろそろ、この都市の

掃除屋が………来たか』




「デェイヤッ!」


「ギャキャイイヤッ!!」



「出煙破臭剤、着弾!これより掃討します!」



「ぉお…!」



敵はM型。最近は特殊型が多かったから

比較的、楽に倒せそうだ。……まぁ、一月前の

DUSTERに比べたら、何でも普通に見えるけど、ね!



「シェアッ、デェェッ!!」


「グフッ…ッ!!」


零距離焼却も慣れてきたな…。

相変わらず腕は火傷するけど。もう少し

怪我の少ないやり方があればなぁ。


「キミがNDSの職員の人?」


「え?」


…誰だろう、女の人だ。何となく眩しい視線で

見られてるけど、白都ここの人じゃ…無い気がする。



「あなたは…?」


「私は鈴木 乃華、警察官です!

えっと、ちょっと上司に調査して来いって言われて

来たんですよ。なんだか、やっぱり物騒な所

なんですね…。外と同じくらい」


警察…。なんだか、白都だと逆に新鮮な職業だな。

悪い人じゃなさそうだし、大げさな事をしに

来たわけでもなさそうだけど…。


「話聞いても良い?」


「ええ、ボクで良ければ…」




ドクターが起こした事件から1カ月。白都は

それなりに前の姿を取り戻した。住民の数は

事件前と比べて減ったし、再開したNDSも

職員は10人にも満たない。でも、アレを生き延びた

生存者、長官・視報長官それにカレンさんは

迷い無く戻ってきた。…っていうか、あの3人は

事件の翌日から働いていた…。


ボクは知らなかったけど、今回のDUSTER事件は

外の世界でも認知されたらしく、生物兵器の

生成には厳しい規制が入る事になった。だけど、

それでもDUSTERや他の兵器は生まれている。

数は減ったとはいえ、白都というゴミ溜めと

NDSというゴミ処理の仕事は無くならないようだ。



「そんなわけで、大変ですけど頑張ってます」


「私の知らない間に…そんな大変なことが……。

ごめんなさい知らなくて…。知らせなかった

課長を憎んでください…」


「えぇ…」


乃華さんという警察の人曰く、外の世界でも

大変なことが日夜起きているらしい。NDS以外にも

戦っている人達がいるみたいだ。



話を聞いてわかった事が…ドクターとの最終戦の時、

白都から外に連絡が行かなかったのは、同時期に

起きていた"魔神"討伐という事の際に、それの

担当者が電波塔。テラスタワーを粉砕したらしく、

それの弊害だったらしい。物騒な事もあるものだ…。



「ありがとう、いろいろ聞けて助かったわ」


「いえいえ、こちらこそ外の話を聞けて

助かりました。…え?」


「どうかした?」


「また、生物兵器が送られて来たみたいです…。

すみません。ボクはこれで失礼します!」


「そうなの!?」




多分、ボク達の戦いは外と違って

特別なものじゃない。当然としてある戦いだ。

でも、終わりはない。命が尽きるまで、

戦い続けて使い潰される。………願わくば

その前に、次の、戦う理由を見つけたい。



「やっと来たか新入り」


「えぇ、すいません。……じゃあ、行きますよ!」

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