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あなたの言葉伝えます。会話代行サービス3分1020円

日間1位継続ありがとうございます。どうやら週間ランキングでも2位になっていたようで、驚きがとどまることを知りません!

ということで、感謝の4日連続だくらえ!………なお、いつまで毎日投稿を継続できるかはわからない。


 

 突然だが君はドーナツは好きかい?俺は大好物である。どれぐらい好きであるかと言うと、ドーナツを先にくくりつけて釣りをすると、30秒も経たないぐらいで釣れるぐらいである。

 

 実際、美月にはよくドーナツを餌に捕まえられている。なお、罠は野生の鳥を捕まえるあれである。

 美月は俺のことを鳥頭だとでも思っているのか?そんな、見え見えの罠に俺がつられクマー(鳥頭)。


 話を戻してなんでこんな話をしているのか、それは眼の前にミ◯タードーナツがあるからである。

 視界に入った瞬間からもう俺の視線は店に釘付け。店を通り越したときには首がねじれかけた。なんて生きにくい世界なんだ……!(戦慄)


 

 また、服選びに時間をかけすぎたせいでご飯を食べそびれたので、俺の腹からは地鳴りのような音が鳴り響いている。俺が震源地の震度7発生中である。

 なお、俺の口からは大雨警報発令中である。俺のスタ◯ドは実質ウェ◯ー・リポートである。


 俺は(前の)自分の人生を呪っている……!





 俺がミス◯の店前で立ち尽くしながら心の中でふざけていると、前を歩いていた雪とセバスチャン(仮称)がいつの間にかいなくなっていた俺を見つけて、道を戻ってきた。

  

 へへ、食いしん坊兼迷子キャラですまない。俺は属性過多なんだ。(天下無双)




 「ドーナツ、食べたいの?」


 

 「…!」



 目を輝かせながら、首が取れるぐらいの速度で首を縦に振る。



 「ん、じゃあ、入る」




 そう言って雪は俺の腕をとって、店の中に入る。セバスチャンは俺達に続いて入った。





 「ん、初めて入った。おすすめとか、ある?」



 どうやら雪はミ◯ドには来たことがないらしい、お嬢様だからだろうか?

 だが、今はそんなことはどうでもいいのだ。このお嬢様に週4で通っている俺によって選びぬかれたドーナツをぶつけてやるぜ!!



 「まずはポン・◯・リング、この店と言ったらこれで外す事はできない。次に、ゴールデ◯チョコレート。あの黄色のチョコのつぶつぶとした食感は癖になって忘れられない。オール◯ファッションも美味しい。王道だけど王道だからいいのだ、トッピングが違うのも多くあるのでそれもまた美味。エンゼ◯クリームや、フレンチク◯ーラーも美味しい。それぞれ別の楽しみ方があって根強い人気もある。期間限定商品もある。今なら桜とか………─────




 「わ、わかった。私にはよく分からないから、代わりに選んでほしい」



 ───……も美味しくて、ん?わかった、私の最高を選びぬく」



 まだまだ沢山紹介が足りていないのだが、彼女が選んで欲しいというなら仕方あるまい。俺の前世からの経験値も含めて知識を総動員し、最高を選ぶ!!!



 


 ──後から聞いたのだが、どうやらこのときの俺の目には火が灯っているように見えたらしい。





 ◇◆





 「…選び終わった。これが私の最高傑作」



 俺が選んだのは、ポン・デ・リ◯グ、ゴールデンチョ◯レート、チョ◯ファッション、桜も◯っとドーナツ いちごだいふく風である。飲み物は雪自身に選んでもらうことにした。


 なお、俺の分は期間限定ドーナツ4つとお気に入りのドーナツ3つに紅茶である。




 「これ、お願いします」



 まず、俺が先に会計に入り、雪に手本を見せる。



 「こちら、店内でお召し上がりでよろしかったでしょうか?」



 「ん、大丈夫」


 

 「かしこまりました。こちらお値段1500円となっております、お御支払いの方法はどうなさいますか?」



 「ん、現金で」



 「かしこまりました。……はい、ちょうどいただきます。こちらレシートとなっております、ごゆっくりどうぞ」




 支払いが終わると、セバスチャンが先に取っておいてくれた席に向かいトレイを置く。



 「ん、席、ありがとう。じいやはいらないの?」



 「はい、私はこれだけで大丈夫ですのでお気になさらずにどうぞ」



 セバスチャンが何もドーナツを買わなかったことに心配になったので、声をかけてみたのだが本当にコーヒーだけでいいらしい。

 

 俺ならそんな拷問耐えられないぞ、一分で限界がくる自信がある。






 その後、セバスチャンと雑談をしながら雪を待っていたのだが、いつまで経ってもくる様子がない。

 一体どうしたのだろうか?



 「少し、雪のことみてくる。ここはよろしく」



 「はい、かしこまりました」




 心配になったので、店頭に行ってみると、そこには困ったような店員さんと口を閉じて無表情ながらも、どこか不安そうな雪がいた。




 「ん、どうしたの?」



 そう言って雪に話しかけると、雪は救世主を見つけたかのような目をしながら私のもとにやってきた。



 「…私、知らない人と喋れない。だから、困ってた」




 彼女がそういうので、店員さんの方を向くと頷いて私の方を向いて言った。



 「お飲み物やお支払い方法をお聞きになったのですが、返答がありませんでしたのでこちらとしても困っていたんです」



 ふむ、そういえば雪が極度のコミュ障であることを忘れていたな。俺とは普通に喋れるからだろうか?

 それにしても俺が抜けていたな、最初は雪を無口系ヒロインとしてのライバルとして見ていたことを忘れていたとは。


 ドーナツの魅力に取り憑かれて頭から抜け落ちていたらしい。



 「ん、状況はわかった。今回は雪の代わりに私が注文する、いい?」



 「ん、お願い」



 「すみません、店員さんもそれでいいですか?」



 「はい、彼女がそれでいいのなら」



 「じゃあ、飲み物は……聞いてなかった。雪、どうする?」




 「………雫と同じで」




 「ん、了解。…すみません、紅茶で。支払いは現金で」


 


 「かしこまりました。こちら、ご値段は980円となっております。………はい、1000円お預かりいたします、20円とレシートのお返しです。ごゆっくりどうぞ」


 



 

 

 会計が終わって、トレイを雪に渡して席に戻る途中雪に謝られた。


 「……ごめん、迷惑かけて。お金後で返すね」



 「ん、気にしないでいい。私にも非があった」



 そう言って気にしてないですよアピールもしたが、席についても雪は気にしているようだった。


 うーん、俺としては本当に気にしていないのでドーナツに集中してほしいところなのだが…。

 何か励ます方法はないものか。



 俺達がそれぞれ違う理由でうーん、うーんと悩んでいると、セバスチャンが口を開いた。




 「お嬢様、雫様も気にしないで良いと言ってくださっているのです。これ以上は、雫様にも失礼ですので受け取るべきかと。それに、かけてしまった迷惑は返ってきません。ですから、それ以上の恩で返すのがよろしいかと」



 「……ん、わかった。雫、この恩はすぐにでも返すから」



 「…ん」


 


 俺は本当にいいんだけどなぁ…。



 「雫様も感謝はちゃんと受け取らないと失礼になりますよ?ですから、どうかお受け取りくださいませ」




 「……ん、わかった」




 ばれてーら。




 「それでは、せっかくの楽しいおやつタイムなのですから、存分に楽しみましょう」




 「「ん、わかった」」



 セバスチャンの言葉に俺と雪の言葉がかぶり、俺達は互いの顔を見合わせると、どこか面白さがこみあげてきて、2人で笑いあった。



 それからは楽しい時間をドーナツを食べながら過ごし、店を後にした。






 「ん、少しお手洗いいってくる」



 そう言って少しの間雪が姿を消すと、セバスチャンが俺のもとにやってきた。



 「先ほどはありがとうございました。本来は私たち使用人がやるべきことなのですが、使用人がいる手前お嬢様自身の力が育つ機会がありませんでしたので、お友達である雫様がいるこの場を機に、雫様にお任せしてしまいました。何卒、ご容赦を」




 「ん、気にしてない」



 実際あの後、お金も返してもらったし、お釣りの20円も迷惑代としてもらった。それに、俺自身の気の緩みも再確認出来たので結果オーライである。



 「こちらは、私からの一方的なお返しです。どうかもらってください」



 そう言って、俺に1000円を差し出すセバスチャン。もちろん俺は「いらない」と言ったのだが………、「感謝、受け取って下さるとさっき言ってくれましたよね?」と、言ってきたので渋々受け取った。

 

 なお、1000円だったのは、無理やり受け取って貰えると思うギリギリだったからだそうである。


 くそ、あのたぬきじじいめ…!。









 「ほっほっほっほ」



 「……むぅ」




 「………?」




 そして、その後にお手洗いから帰ってきた雪は、笑っているとセバスチャンと不服そうにしている俺を目にして頭にはてなを大量に飛ばしていた。







 



 



 



 

 


 


 



 

 なんでこいつスマホ買いに来てドーナツ屋行ってんだ、こわ………。

 

 ちなみに、値段、接客は適当です。


 励みとなりますので、どうかよろしければ評価・ブクマ・感想などなど気楽によろしくお願いします!



 以下、没シーン


「喰らえ、ドーナツ流奥義『三連ポン・デ・リ◯グ』!!同じ商品3つでも、好きなものに飽きは来ない!!」


 「ん、何言ってるかわからないけど、楽しそう。私も真似する」



 「お嬢様おやめ下さい」



 はい、駄文でした。

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