仲直りしたかった
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:仲直りしたかった
俺は彼女と派手に喧嘩してしまった。
同棲をし始めて2年。
これまでに無かった程の大喧嘩。
彼女を1人部屋に残し、俺は車の中へ。
「あんのバカ、なんでわからねえんだよこっちの言ってること…!」
彼女に対する恨みつらみが
走馬灯のようにやってくる。でも…
「はぁ。にしても何だか眠いなぁ…」
なんだか眠気が取れない。
そのまま彼女を1人部屋に残し、俺は車でドライブ。
頭と心を冷やそうと思ってそうした。
彼女からは何の連絡もなかったが、
俺はだんだんと落ち着いたのか、
仲直りしようかなと思い始めた。
思えば俺にも悪いところがあったし、
あいつに迷惑ばかりをかけてきていた。
確かにあいつにもわからずやなところがあり
お互い浮気しただのしなかっただの
普通にカップルがするような喧嘩もしてきた。
でもあいつは、本当に俺に尽くしてきてくれた。
俺が体調を崩した時は寝ずの看病をしてくれた。
仕事へ行く時は必ず手作り弁当も作ってくれた。
付き合ってた時にいろいろくれたプレゼントは
全部あいつのお手製。
俺が本当に孤独な時もあいつだけはそばに居てくれた。
そもそもあいつが俺に告白してくれたのは
俺が借金を抱えている時だったんだ。
それも全部承知の上であいつは俺と付き合った。
そして2人で一緒に働いて借金を返し、
そのまま同棲するようになり、今日まで…
「………あいつのこと、傷つけちまったなぁ」
俺にはちょっとわがままなところがあり、
今回もそのわがままで、
怒らなくても良いところで怒ったのかもしれない。
「謝ろう。仲直りしよう」
そう思いあいつにメールして、
その日、俺は部屋に帰った。
するとあいつは
俺が出て行った時とほとんど同じような姿勢で、
リビングの椅子に座ってじっとしていた。
とても思い詰めたような表情で
今にも泣き出しそうな顔。
それを見た途端、たまらなくなり、
「ゆ、由美子…!ごめん、俺が悪かった…!」
本当に誠心誠意、謝ったんだ。
でも由美子は
まるで俺の声が聞こえてないかのように
ただ一点を見つめてじっとしている。
「…由美子?どうしたんだよ、何か言ってくれないのか…」
何度かそう聞いても由美子は変わらず。
あの時の事が余りにもショックで心がついて来ない?
それともまだ、相当に怒っているのか…
たまらず「由美子…!」と
怒るように叫んでしまった時、
由美子は俺を無視してそのまま立ち、トイレに行った。
「はぁ…」
ため息をつきながら温度差を感じる。
やっぱり許してくれないのか。
終わっちまうのかなぁ、俺たちこのまま。
そんなことをぼちぼち考え
さっき送ったメールを覗いた。
「ん?…あれ」履歴がない。
でもショックで俺は由美子の事だけを考えた。
それからしばらくたっても
由美子がトイレから出てこないので、
俺は少し不安を覚え、由美子の様子を見に行った。
リビングのドアを開けてすぐ目の前にトイレがある。
ドアを開けた瞬間、ギョッとした。
「……何やってんだよ、由美子…」
トイレのドアは開いたまま。
由美子が棒立ちで便器の方を見ている。
でもよく見ると、便器の前に何かが横たわってる。
「……う、うわっ…」
由美子は、トイレに置いていたのだろうか、
大きめのノコギリのようなものを手に持ち、
そこに横たわる俺をじっと見つめていた。
由美子「…………あれだけ愛してたのに、浮気をしたあなたが悪いのよ…」
愛情が深かった分、憎しみも。
ふと振り返るとリビングのテーブルに見覚えがある。
テーブルの上にコーヒーカップが置かれてあり、
キッチンの戸棚の陰の隠れたところに
錠剤入りの瓶があった。
多分俺がこの部屋を出て行く前の、あの時と同じ光景だ。
感情がついて来なかったけど、全て分かった気がした。
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=7hImM8-5jjA
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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