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開幕
人は日々、成長する。
記憶がなくても、選択肢はある。そのまま生きるのか。元の記憶を探すのか。
それとも全てを消散して新たな人生を歩むのか。
その一本が人生だ。
愁一は今、この時を人として生きて、人と死ぬことを選び、その為に戦うことを選ぶ。
それは今までの生き方を否定する生き方。
彼の新たな戦いが始まる。
死を怖れ、生を尊ぶ。しかし、死がなければ生はない。
死とは終わり。終焉にして始まりである。
Death is feared and draft beer is respected. But when there is no death, there is no draft beer. At the end of death. It's made death, and it's a first.