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輪廻血戦 Golden Blood  作者: kisaragi
第四章 夢浮橋
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開幕 追憶あるいは走馬灯

挿絵(By みてみん)




 これは一人の少女の記憶。経験。混沌の海。


 人は混じり、深い海に落ちていく。


 一つの魂の物語。

 一つの魂を救う物語。




 ある人は言った。

「あの少女の魂はもうすぐ闇に落ちる」

 誰かが言った。

「じゃあ、俺が中に入って助けよう」

 そして、あの人は言った。

「しかし、どうやって?」

 誰かは言う。

「彼女と強いリンクを持った人に頼めばいい」

 しかし、その人は言う。


「参ったな、俺は出来れば、彼女には会いたくなかったんだけど」

「けれど、彼女が探しているのは君じゃないかな?」


「……何故?」


「君と彼女は似ているからさ」


 私は探していた。

 一人では寂しいから。

 ずっと探していた。


 溺れるページが捲れる。


I was looking for it. Because I'm lonely by myself. I was looking for it all the while. The page which drowns is turned up.


 これは天崎伊鞠の物語。




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