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開幕
突然やって来たケイの妹。しかし、彼女も魂送師としてはあまり役にたたなそうである。
そんな時、上杉の調査で浮き彫りになる刀飾という存在。
愁一は徐々にその全貌を知る。
ただ、ひたすらに地球の永続を望む純粋な暗殺集団。今を犠牲にしてまでその先を望む。約束された永遠。
桜小路鏡一狼は本当に刀飾なのか。
そして、己の本当の血統を知る時が来る。
己は何者なのか。その事実を知った時、愁一は何を思い、何をするのか。
刀とは飾りにあらず。人を、ものを、魂を斬る道具である。
しかし、その先の持つ手は人の手。その手先の躍動は人の心。
There isn't a sword in an ornament. A person, a thing, the tool with which a soul is broken off. But the hand one ahead of it has is the person. A lively motion of its fingers is person's heart.