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モザイク〜MOSAIC  作者: AKI
7/19

交渉失敗

バッ!!


私『わっ!?』


校門をくぐると人影が私の行方を遮った。


私『ちょ、ちょっと、藤浪さん!?私、何か気に障ることでもしました!?』


もちろん、何もしていない。


麻里『あのね、今度の日曜日、中央公園で弾き語りがあるってこと知ってる?』


いきなり弾き語り?映画館の手紙に書いてた弾き語りのこと?そういえば、映画を観る前に藤浪さんが、溜まり場のスタジオに入るのを見たような・・・


私『ごめん、知らない。』


麻里『本当に知らない・・・?』


藤浪の目が鋭くなった。凄い威圧感だ。


私『ほ・・・本当に知りません。』


私は嘘をついた。この時は嘘をついても大丈夫だと思ったからだ。


麻里『・・・。』


私『あの・・・もういいですか?』


なんだかんだ言って遅刻ゼロの私が、遅刻してしまったら晒し者になってしまう。


藤浪『あ、ごめん。もう行っていいよ。』


私は解放された。何故か頭がモヤモヤする。

弾き語り・・・行かなきゃダメかな・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


藤浪『知らないって。』


佐村『まあ、あの手紙不審だもんな。』


藤浪『あんたが書いたんだろ!!』


ドスンッ!


佐村『うぉっ!?』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


大山『白瀬さん、この問題解いて。』


私『・・・。』


大山『・・・白瀬さん?』


私『・・・。』


公子『色葉?聞こえてる?』


私『・・・えっ、なに?』


大山『・・・。』


公子『色葉最近ヘンだよ。私も付き添うから、今度病院に行ってみたら?』


カチンときた。病院?公子は本気で言っているのだろうか?私は悲しみと怒りが混ざり合ったような感情になった。


私『なにそれ?本気で言ってるの?一体公子に私の何がわかるっていうの?』


これには、公子もカチンときたようで。


公子『なによ!私たち友達でしょ!?心配して言ってやってるのに!!』


言って”やってる”。ほら、言って”やってる”だって。


私『もういいよ、嘘ばっかり。』


大山『・・二人とも、授業中よ。ケンカなら後にして。』


大人は冷めた顔でそう言った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


チャイムが鳴る。


私『・・・。』


公子『・・・。』


ガラ・・・


公子が出て行った。私は1人になった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


人見『なんで日曜日まで待たなくちゃならねぇんだよ。』


麻里『お願い!』


人見『待てねぇよ!!お前のせいで、俺は2時間みっちり説教だ!!』


麻里『(当然じゃねぇか!!2時間程度で良かったな、オイ!!)』


人見『俺は待てねぇからな!!』


麻里『(あー!!もう!!頑固で馬鹿で変態のクソヤンキーが!!)』


人見『増岡も、室伏も、とばっちりが嫌だってビビってるから、襲うのは俺1人だ。』


麻里『だから何?絶対ダメ。日曜日まで待って!!』


人見『だからなんで日曜日なんだよ!!お前何か隠してるんじゃねぇか?』


麻里『(ギクッ!!ヤバい。日曜日を推しすぎた!!)』


人見が睨みを効かす。それに負けまいと麻里も睨みを効かす。人見が一瞬目を逸らした。


麻里『なに目ェ、逸らしてんだよッ!!』


ドスンッ!


人見『うぉっ!?』


麻里『(あ、やっちゃった!)』


人見『テメェ!!』


人見が麻里を突き飛ばした。


麻里『・・・痛い・・・・。』


人見『じゃあ、事後よろしく。』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


麻里『佐村ー!!』


ガサッ・・・


麻里『何で、助けに来ないのよ!!』


佐村『いや、ドラマティックだったから。』


麻里『意味わかんねぇよ!!』


佐村『あいつ、追いかけないでいいのか?』


麻里『追いかけなくちゃ!』


佐村『よし、身体大丈夫か?』


麻里『突き飛ばされた瞬間と、少しは痛かったけど、今は大丈夫。』


佐村『丈夫だな。』


麻里『そりゃ、どーも。』

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