平穏
ーーーーーーーー月曜日ーーーーーーーーー
長い、長い、1週間が終わって、また同じような1週間が始まる。
公子とは仲直りしたし、昨日、録音した後、人見とは別れたし。別れたというよりは、人見が気を遣ってくれたっていうのかな。人見曰く、俺の女になっても良いことないぞ。ということらしい。
チャイムが鳴る。
私は停学の身にも関わらず、校門の前にいた。公子を待っているのだ。秘密の約束があるから。
公子『あ、色葉?』
私『久しぶり。』
公子『停学じゃないの?』
私『だから部活が終わる頃に来たんじゃない。約束覚えてる?』
公子『覚えてるよ!!聞きたい?』
私『うん。』
公子『じゃあ、そっちから話して(笑)』
私『意地悪ー(笑)』
私と公子はじゃれ合いながら、いつかの映画館へと向かった。
公子『そう言えば弾き語りはどうだった?良かった?歌っている人はカッコ良かった?』
私『良かったよ。でも、カッコ良くはなかったかな。』
私はそう言って誤魔化した。
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???『お、来た来た。』
???『本当にこっから見えるんだね。』
佐村『結構可愛い娘通るんだよなー。』
麻里『いっつも、こっから見てたの?』
佐村『妬くなよ。』
麻里『妬いてないよ。』
藤浪は不満気に返した。佐村は嬉しそうだった。
人見『おーい、練習再開しようぜ。』
鈴木『聞こえてないな、ありゃ。』
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私『また見るんだ・・・。』
公子『この間は、2人とも寝ちゃったからね。今度はちゃんと見ようよ。』
真面目なのか、それとも逆なのか、私はスタローンが見たいとは言えなかった。でも、次、公子と映画を観る機会があったら、それを見ると誓っていた。心の中で。ちょっとだけ成長した心の中で。
公子『上映20分前だって、今のうちに座席確保しなくちゃ。』
私『平日の夕方だよ、そんなに混んでいないから大丈夫だよ。』
そう言いながらも、私は公子の後を追って駆けて行った。いつものように・・・。いつかのように・・・。変わったことといえば、私と公子が少しだけ大人になったということだけ、でも、それは2人だけの秘密。多分。
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麻里『で、どうだったの?白瀬との夜。』
人見『物好きだなー(笑)お前も。』
麻里『きょ、興味本位よ!?変態の癖に!!。』
佐村『麻里は頑張り屋だもんな。ぐげぇ!?』
麻里『っるせぇよ!!このど変態!!』
鈴木『ふふっ。』
佐村『お前、ボーカルな。』
麻里『なんでよ!?絶対イヤだから!!』
佐村『ボーカルは華が必要なんだよ。』
麻里『それ、褒めてるの?』
佐村『さあ?』
麻里『・・・やるよ。私。』
佐村『お、言ったな?』
麻里『どうせ、私も、あんたも、人見も卒業したら、やることないでしょ?じゃあ、バンドで花咲かせて見せようじゃない!!』
NEW FACE結成
後の活躍は・・・どうなることやら。




