表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/114

19 ネバーギブアップ!

「先生好きですっ!」

「ないわ~」

 今日も玉砕。何敗目かは既に憶えてない。

 先生は人気があるので何とかして印象付けなくてはならない。

 手始めに担当教科を頑張ったけど、平均点ぐらいにしかならないので目立たないと思いいっそと簡単な赤点の方にしてみたらエラく怒られた。

 プレゼントは「賄賂と誤解される」と受け取ってもらえず、待ち伏せしたらストーカー扱いされ、やっとの思いで入手したケー番とメアドはニセモノだった。ひどい。

 押してダメだったので試しに引いてみたけどこっちが我慢できなかった。

 そして迎えた卒業式。最後に一勝負、

「先生、好きです」

「知ってる」

 ヒラヒラ手を振り去っていく先生。終わった……。と先生がふと止まり「そうだ、これ卒業祝い」とポケットから使いかけのふせんを投げて寄越した。ふせん……使いかけ……しかもこれ10枚もないんじゃ? いや、嬉しいけど!

 先生が去ってしまってからパラパラふせんをいじると、途中に何か書いてあるのをみつけた。そこにはメアドがひとつ。そして“5年たったらまたおいで”と一言。

 まだ勝負は終わってなかった。何敗してもいい。最後に勝利を勝ち取るならば。



女子生徒×男性教師

男子生徒×女性教師

どっちでもいける

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ