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秋鋼  作者: MTL2
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軍本部

地下


ゴゥン…ゴゥン…


「地下鉄ですか…」


「表向きはね」


織鶴がバックから真っ黒な切符を取り出す

妙な番号が書かれており、コ-ドも付いている


コンコンッ


「駅員」


「はい?何ですか?」


「はい」


真っ黒な切符を差し出す織鶴


「…了解しました」

「こちらへどうぞ」


「ありがと」


「…」


「早く来なさい」


「あ、はい」



地下街


「…街?」


「軍の本部」

「最も技術が発達してる上に平和主義だから日本にあるのよ」

「良い隠れ蓑でしょ?」


「は、はぁ…」


「まぁ、軍に勤めてる人達が住んでるのがここよ」

「地下街ね」


「でも…、コレ」

「東京並…」


「全世界から職員が来るのよ?」

「そりゃ飲食店もホテルも有るわよ」


「なるほど」


「じゃ、行きましょ」

「アイツが来る前に」


(アイツって誰なんだ…)



軍本部


正面門



「デカっ」


「一々、驚きすぎ」


「いや、こんな大きい門見た事有りませんよ…」


ドンッ


「痛っ…」


「ご、ゴメン!」

「大丈夫?」


赤い髪で小さな少女が鼻を押さえている


「…死ね」


「え…」


タッタッタッタッタ…


走り去っていく少女


「…最近の子供って口悪いんですね」


「あの子も一応は能力者よ」


「そうなんですか?」


防銛サキモリ 百合子ユリコっていう子でね」

「実力は確かよ」


「へぇ…」


「まぁ、どうでも良いんだけど」

「早く行きましょ」


「はい」



軍本部


1F受付


「はい」


(先刻の切符か…)


「畏まりました」

「最上階で総督様がお待ちです」


「解ったわ」


「だぁ-かぁ-らぁ!!」

「無くしちまったんだよ!!切符!!!」


「切符がなければ認められません」

「お引き取りを」


「テメェの目は節穴か!?」

「俺だろうが!!」


黒い髪のボサボサとしたボロ布を着た男が受け付けように向かって怒鳴っている

周りからの視線を気にせず


「Noの方でも、不審者が変装している可能性が有ります」

「お引き取りを」


「何ですか?アレ」


「見なかった事にするのよ」

「気にしない気にしない」


「…よ-し」

「じゃ、ここで一暴れして実力を証明してやるよ」


「な!?」


「お止めください」


白月シラツキか」


虚ろな目をした長身の女性が男の首筋に刃を当てる


「これ以上暴れる様なら、Noを剥奪しますが?」


「構わねぇよ」

「俺は暴れらればそれで良い」


「それでは、こちらが困ります」


「ケッ、そうかい」


刃を男の首筋から離す女


「おや?織鶴さんではありませんか」


「見つかった…」


「今月の提出書類がまだですよ」


「出せば良いんでしょ…」


「隣の方は…」


「新入り」


「そうですか」

「能力検査は?」


「まだ受けてないわよ」

「これから受けに行くの」


「そうですか」

「では布瀬川様には私から連絡しますので、織鶴さんは書類を提出しに行ってください」

「新入りの貴方は私に着いてきてください」


「は、はい」


「ゼロさんも」


「へいへい」


「行ってらっしゃい」


「行ってきます…」



20F


能力開発局


蒼空アオゾラ 波斗パトっつ-のか」


「どうも」


「んな畏まるなよ」

「俺はゼロだ」

「No,3な」


「ナンバ-?」


「あ-、軍の能力者ランク」

「能力が限界値に近いか、それのヤツはNoが与えられる」

「それと任務成績だな」

「成績によってはNo,入りも可能だ」

「お前が先刻一緒に居た織鶴も前はNo,4だったんだぜ?」


「そうなんですか?」


「今は引退したけどな」

「コイツも能力こそ無いが、中々の戦闘力だ」


「この案内人の方?」


白月シラツキ ミゾレだ」

「総督の秘書でな」

「体術が特に…」


「無駄話もそのくらいにしてください」

「着きましたよ」


「ここは?」


「能力開発局です」

「能力の詳細や発動条件などを詳しく調べます」


「来んのも久々だな-」

「じゃ、俺は行ってくるわ」


「ご武運を」

「では蒼空さんも」


「どうすれば…?」


「研究者の指示に従えば大丈夫です」

「終わり次第、連絡を」


「解りました」


「では」


ガチャン


(しっかりした人だな-)






ピ-、ガチャン

ピピピピピ


「…ま、こんな物か」


「流石と言うべきですか?ゼロさん」

「能力が弱体化の糸を見せませんね」

「むしろ強くなってる」


「まぁな」

「傭兵生活も疲れる」


「やめれば良いでしょう」


「馬鹿か」

「俺は死ぬまでやめねぇよ」


「そうですか」

「…そろそろ髪、切りません?」


「馬鹿言うなよ、布瀬川フセガワ

「まだまだ伸ばしても大丈夫だろ」


「腰まで伸びてますけど」


ガシャァアアアアアン!!


「「!?」」


ガラスが破壊された鋭割音が辺りに響く


「何だ!?」


「侵入者でしょうか」

「お願いします、ゼロさん」


「おう!」



「…何だ、こりゃ」


怯えている研究員

まるで飴細工の様に溶けたガラス

機械も雑砂の様に粉々に粉砕されている


「ぜ、ゼロさん…」


「おい…、蒼空」

「テメェ、何しやがった…?」


「能力を使用してみて欲しいというので…」


「…使ったのか」


「はい…」


(このガラスはミサイルでも傷付かない強化ガラス)

(ましてや機械は硫酸だろうがマグマだろうが解けない超合金で出来てるはずなんだが…)

「…おい、そこの研究員」


「は、はい?」


「コイツの能力は何系だ?」


「特殊系ですよ…」

「発動条件は出血です…」


「能力でこのガラスを?」


「恐らく」


「…そうか」


ガラスに手を置くゼロ


「…」


バキンッ!!


「良いねぇ」

「久々に面白くなりそうだ」




読んでいただきありがとうございました

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