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秋鋼  作者: MTL2
259/600

兄弟子と弟弟子

精神島



森林内


「厄介やのぅ」


「意外に深いですなぁ」


「どうしますです?」



林を掻き分け進む響、一斑、ベルア


「取り敢えず、ここやったら狙撃されやすい」

「周りからは丸見えやからのぅ」


「木にでも登りゃ良いんやないですの?」


「何処ぞのド阿呆がスカート履いとらんかったらな!!」


「も、申し訳ないです…」


「下にジャージ着とるんやろ?」


「…」


「…え?何も無し?」


「…うぅ」


「阿呆みたいに蒼空を悩殺しようとするから、ほうなるんや」

「胸がまな板のガキが調子乗ってなぁ」


「ち、違うです!!」


「何が違うんや?」

「胸にパッド入れとん知っとうねんで-」


「きゃぁあああああああああああああああああああ!!!!」


「響さん!それセクハラや!!」





「うぅっうっうっ…」


「あーぁ、泣かした」


「何言うとんねん」

「ほんなんやったら、いざって時に号泣やで」

「蒼空がパッド見てドン引きしとるんが目に見えるわぁ」


「お、大きくなるです…」


「んな簡単に大きぃなるかいだ」

「大きぃにしたいんだったら揉んで貰え」

「蒼空に」


「え、えぇ!?」

「そ、そんな…」


「有り得んけどな」


「…」


「お、怒りぃなや、ベルア」



ドンッッッ!!!


「…危ないのぅ」


響の目前に落下する石柱

一斑とベルアはいきなりの出来事で驚き転んでしまっている


「な、何や!?」


「態と外したやろ」

「ソルナ」


「当然だ」

「貴様との、こんな決着を望むはずが無かろう」


「だ、誰や」


「ソルナ・キューブ」

「ワイの弟弟子やな」


「お、弟…、弟子?」

「…」

「真面目そうやで?」


「張っ倒すぞ」

「ロンドンでのハデス事件以外の面識は無いけぇのう」


「あぁ、ほなけぇチャラそうやないんやな?」


「張っ倒すぞ」

「お前も葬式で会ったやろ」


「気まずぅて何も覚えてない」


「ド阿呆め」


「そ、ソルナさんはどうしたんですか?」


「何、兄弟子と手合わせを願いたくてな」

「ここならば死んでも問題あるまい?」


「…上等や」

「年上舐めたらアカンでぇ…」


「ベルア」


「何ですか」


「先に向こう行っとこか」

「巻き込まれん内に」


「そ、そうですね…」




草原


「…雨雲、か」

「貴様とは戦ってみたかった」


「ロ・クォン」

「貴様の実力の程は噂に聞いている」


「噂と事実は千の差がある物だ」

「百聞は一見に如かず」

「だが…、千見は一蒙に如かず、だ」


「全くだな」

「では、尋常に」


「勝負」






山頂


「んー、良い眺め的なぁ」


「つ、疲れた…」


「全く!若いのに情けない的な!」


「西締さんも若いでしょう…」


「え?口説かれてる的な?」


「いや、口説いてねぇ」


「釣れない的なぁ~」


「俺は超高級和牛でしか釣れませんよ」


「高価だな!!!」


「…」


「…」


「…いつから居たんですか、鎖基さん」


「貴殿が西締を口説いている辺りからだな!」


「口説いてねぇ」

「てか、鎖基さんも地形確認に?」


「否!暇だったので山を上り下りしていたのだ!!!」

「20往復程度な!!!」


「アンタならやりそうだ」


「久しぶり的な!鎖基!!」


「うむ!久しいな!!」


「楓ちゃんは元気的な?」


「うむ!元気だぞ!!!」


「そうか的な!」

「うへへ…、ウヒ」


(楓ちゃんが危ねぇ)


「で、貴殿等は何をしているのだ!?」


「地形を確認してます」


「銛があった的な!」

「でも、何か火柱が上がってる的な」


「草原からは異常な殺気を感じますけど…」


「行き先を変更する的なぁ~」


「どうするんですか?」


「向こうの街にする的な~」


「何で西洋映画の町並み!?」

「せめて世界観を統一しろよ!!!」


バチィンッッ!


「痛い!」

「何か飛んできた!!」


「丸めた紙だな!」


「何だ…?」


[気にしないでください]


「…」


「…」


「…」






地下3F待機室


ガチャッ


「おーっす」


「お、院長か」

「失格者の手当は良いのか?」


「部下に任せてきた」


(何でコイツが院長なんだよ…)


「お、グランじゃん!」

「久しぶりだなぁ」


「…」


「…どした?」


「娘の将来を心配してるのよ」


「え?何?」


「…院長君」


「何?」


「避妊検査検査…、お願いできるかしら」


「お!2人目の娘かぁ」


「娘の娘よ」


「…えっ」

「ゼロ…、お前、流石にそれはマズいって…」


「違ぇよ、馬鹿」


「あぁあああああああ!孫なんて、まだ見ないと!!」

「て言うか!相手はNo,3!!!」

「玉の輿!!」

「娘をよろしく御願いしますぅうううううううううう!!!」


「お前は落ち着け!!」

「馬常!おいコラ抑制剤!!」


「ぐぅー…」


「寝てやがる!!!!」


「千両-、私も眠いー…」


「おやおや、そうですか」

「毛布を持って来ましょう」


「昕霧-、俺も眠いあるヨー」


「土に埋まってろ」






「何?このカオス」


「気にしたら負けよ」




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